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「からかい上手の高木さん」をご存じですか?(2018/2/15)

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木曜日は、「カルチャー」。


今日は、Amazonのコミック売れ筋ランキング
ベスト5からご紹介します!



第5位『 人形の国 2巻 』弐瓶勉(シリウスコミックス)

第4位『 からかい上手の(元)高木さん 2巻 』稲葉光史(ゲッサン少年サンデーコミックス)

第3位『 HUNTER×HUNTER モノクロ版 35巻 』冨樫義博(ジャンプコミックスDIGITAL)

第2位『 からかい上手の高木さん 8巻 』山本崇一朗(ゲッサン少年サンデーコミックス)

第1位『 ちはやふる 37巻 』末次由紀(BE・LOVEコミックス)


今日は2位に最新刊が、4位にスピンオフ作品がランクインしている、いま話題の漫画「からかい上手の高木さん」にフォーカスしました。


「からかい上手の高木さん」は、2013年の夏に始まりました。いま「ゲッサン」という少年マンガ雑誌で連載中なんですが、最初はまだ連載する前の新人さんたちを集めた増刊みたいな形の付録で、不定期に描き続けていたものだったんですけれど、2015年くらいから人気がすごく上がってきまして、そのときは本誌で別に連載を持っていたんですが、それを終わらせて、急遽「ゲッサン」本誌で毎月連載、という形になりました。

今日ご紹介するコミック、山本崇一朗さんが描く「からかい上手の高木さん」は、2016年頃から急激にコミックの売り上げが伸びて、今年に入ってからはアニメの放送もスタート。プッシュしている書店もたくさんあります。
では、どんな作品なのか?「からかい上手の高木さん」編集担当の小学館・高長さんにお話を伺いました。


内容は非常にシンプルだと思います。中学一年生の西片くんという男の子が主人公なんですが、その西片くんが隣の席に座っている可愛らしい同級生・高木さんを恥ずかしがらせようと、毎日彼女をからかうのですが、いつも高木さんの方が一枚上手で結局倍返しされてしまうという、それだけのストーリーなんですが、高木さんのドキッとさせる仕草とか、かわいらしい仕草や表情、それからドキッとする言葉なんかを使って恥ずかしがらせられてしまうという、そんなシンプルなラブコメディです。

ラブコメディで、他にはなかなかない作風です。ふつうのラブコメディには主人公の男の子と女の子のほか、友人や家族、学校の先生なんかが出てくるものですが、「からかい上手の高木さん」は、ほぼ主人公の西片くんと高木さんとのやり取りだけで一話が完結しています。高長さんは編集者として、この作品のどんなところに魅力を感じているかというと…


一番言われるのは、やっぱり高木さんがかわいい!こんな子が隣にいたらすごく羨ましい、こんな中学生だったら良かったのに、という青春感が一番なんですけれど、担当編集者としてこの作品がすごいと思うところは、ふたりを見ていて、側から見ていても楽しめるというところかな、と。西片になりたいという人もいるし、高木さんにからかわれたいという人もいるんですけれど、なんとなく、このふたりのバランスがすごく取れていて、このふたりを眺めていたいという。それで青春を横で味わうみたいな爽やかさみたいなところが持ち味かなと思います。

皆さん、なんとなく想像出来てきましたか?それでは、この作品のファンはどんな人たちなんでしょう?


やっぱり若い男性が多いんですが、男女ともに受けていまして、僕が見かけて一番「うわぁ」ってなったのは、佐藤健さんがファッション誌のインタビューで、「最近『からかい上手の高木さん』というマンガがすごい可愛くて、つい読んじゃいます。」と書かれていて、それを僕は普通に書店で見て「なんだコレ!」と思って、そのときは社内で皆に自慢しましたね。いま現役の中学生、高校生はもちろんなんですけれど、意外に大人というか、あぁこんな青春あったな、こんな青春に戻りたいな、みたいな大人のファンもすごく多い作品ですね。

最後に、2011年に「小学館新人コミック大賞」で佳作賞を受賞し、その後デビューした作者の山本崇一朗さんは、どんな漫画家なんでしょう?


山本崇一朗先生は、非常に面白いことにまっすぐで、非常に穏やかな人柄で、いわゆる気難しい作家さんではないんですが、すごく自分らしい世界観を持っていらっしゃって、あとはもう本当にマンガを描くこと、絵を描くことに貪欲です。多いときには「からかい上手の高木さん」以外にも2本別の連載を持っていたこともあったんですが、それでも毎日twitterなどで落書き絵を更新するくらい、とにかく絵を描きたい、マンガを描きたいっていう、やる気のある、ガッツのある先生ですね。

いつも高木さんにからかわれてしまう西片くん。今日こそは反対にからかってやろうと、頭をひねって策を練りますが、高木さんの方が一枚上手。最後にはやっぱりからかわれてしまう…毎回そんなストーリーで、ふたりのやりとりがとても可愛らしいコミックです。皆さんもぜひお手に取ってみてはいかがでしょう?