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あの伝説のドラマがアニメーションでよみがえる!(2017/8/17)

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木曜日は、「カルチャー」。


まずは、8月12日(土)13日(日)の
全国映画動員ランキングトップ3をご紹介!



第3位『 君の膵臓をたべたい 』(公開3週目)

第2位『 スパイダーマン:ホームカミング 』(公開1週目)

第1位『 怪盗グルーのミニオン大脱走 』(公開4週目)


以上、先週末の全国映画動員ランキングトップ3でした。
そして今日は、明日から公開のアニメーション映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』をピックアップ。配給会社の東宝・宣伝担当、中村仁美さんをお迎えしました。


高橋:私、この映画すごく気になっていて。少し前本屋さんに行ったときにこの本が平積みになっていて、その装丁を見たときに、夏はこういった花火の映像とか、花火にまつわる物語が読みたいなぁ…と思って、凄く気になっていたんです!


中村さん:ありがとうございます!まさに今の時季にピッタリな映画となっております。


高橋:映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』は、川村元気さんの企画・プロデュース。この作品、もとは岩井俊二さんによる単発の実写テレビドラマでした。ドラマは1993年に放送され、その後劇場でも公開されました。それを大根仁さんの脚本で、新たにアニメーション作品として制作したのが今回の映画です。主人公のふたり「なずな」の声を広瀬すずさん、「典道」の声を菅田将暉さんが演じています。
中村さん、この映画はどんな経緯で制作されたのですか?


中村さん:24年前に放送された岩井俊二監督のテレビドラマが原作なんですが、こちらはあまりに完成度が高くて「絶対にリメイク不可能」と言われるくらい、業界内では伝説的な作品だったんですね。で、昨年『君の名は。』を大ヒットさせた川村プロデューサーはこの作品の大ファンで、「実写化は難しくても、アニメなら実写では描けない表現が出来るのではないか」と考えたことがきっかけで、同じく作品の大ファンだった大根仁監督と、アニメーション監督の新房昭之監督にお声がけをして、さらに原作の岩井俊二監督にも脚本作りから参加していただいて完成した作品です。


高橋:どんなストーリーなんですか?ネタバレしない程度に…(笑)


中村さん:広瀬すずさんが声を担当するヒロインの「なずな」は、母親の再婚で転校することになってしまって、夏休みの登校日に菅田将暉さんが声を担当する「典道」を花火大会に誘って“駆け落ち”しようと企てます。なずなが拾った“もしも玉”という不思議な玉によって、何度も繰り返される夏の一日を描いた物語です。


高橋:もう話を聞いただけでキュンキュンするんですが、夏って不思議と、大人もそういった“キュンキュンするもの”に触れたいという気持ちになるじゃないですか。そういう「青春モノ」としてイイ感じですね!


中村さん:そうですね。大人の方は学生時代のピュアな気持ちを思い出すような映画になっていますし、学生の方は気になるクラスメイトの子を誘って、夏の思い出にして欲しい映画となっています。


高橋:昨年公開された、同じく川村元気さんプロデュースの『君の名は。』を観て、映像の美しさや音楽の挿入に感動した川村さんファンの方もたくさんいらっしゃると思うんですが、そういう方たちも満足できそうでしょうか?


中村さん:そうですね。この作品は川村プロデューサーが『君の名は。』よりも前から4年以上を費やして作った作品で、すでに「ドラマ実写版を超えた」との声もありますので、満足していただけると思います。


高橋:岩井俊二さんのドラマや映画が好きだった方も満足できそうでしょうか?


中村さん:もちろんです!岩井俊二さんご自身も脚本の段階から参加されていて、ドラマでは描けなかった、ドラマよりも先の世界を描いていて、いろんな“もしも”の世界が出てくるので、楽しんでいただけると思います。


岩井俊二さんが24年前に制作した伝説のドラマ、そして川村元気さんがプロデュースした「君の名は。」、どちらのファンの方にも楽しみな作品ですね。
今日は先週末の全国映画動員ランキングトップ3と、明日から公開のアニメーション映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』をご紹介しました。