NOEVIR Color of Life

EVERY SAT / 09:00-09:30

今、仕事も家庭も自分磨きにアクティブな生き様を実践する女性達。そんな女性達がいつまでも輝く心と勇気を失わず、体も心も健康な毎日を送るため、各界を代表して活躍する女性ゲストが自らの言葉でメッセージを送るのが、このノエビア カラーオブライフ。「生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと」をテーマにした、トークや音楽、話題、情報などが満載です。

TOKYO FM

NOEVIR Color of Life

EVERY SAT / 09:00-09:30

唐橋ユミ

今、仕事も家庭も自分らしく、いきいきと生きる女性たち。いつまでも輝く心を失わず、心も体も充実した毎日を送るため、各界を代表して活躍する女性ゲストが自らの言葉でメッセージを伝えます。“生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと”をテーマにした、トークと音楽が満載のプログラムです。

Guest中嶋朋子さん

中嶋朋子さん

1971年東京都出身。2歳から子役として活動を始め、1975年に劇団ひまわりに入団。
1981年から2002年まで、ドラマ『北の国から』で黒板螢を演じ、国民的な人気を集める。
映画・ドラマ・舞台で幅広く活躍する傍ら、朗読やナレーションでも豊かな表現力を発揮し、2021年には雑誌『クロワッサン』の連載をまとめたエッセイ集『めざめの森を めぐる言葉 Sleeping Giant』(講談社)を刊行。
近年は朗読劇のプロデュースや、チェリスト・四家卯大さんとの音楽ユニット「TUQUISICA(ツキシカ)」でのライブなど、俳優の枠を越えて活動の幅を広げている。

玉三郎さんからの教えと、今ーー等身大の「中嶋朋子」

2026/10/07
今月のゲストは、俳優の中嶋朋子さん。2歳で子役として活動を始め、ドラマ「北の国から」の黒板蛍役で国民的な人気を集めた中嶋さん。現在も映画・ドラマ・舞台など幅広く活躍されている中嶋さんのライフストーリーをお届けします。

◆朝は、豆を挽くコーヒーから
土曜の朝9時、この放送の時間の過ごし方については、「基本的に朝バタバタする性格なので、ゆっくりすることをしっかりしないといけない」と中嶋さん。仕事に行く前にたっぷり時間をとって、まずは豆を挽きながらコーヒーを淹れるところから一日を始めるそう。そのゆったりとした語り口に、「丁寧に一日を始めようと思いました」と唐橋さんも聞き入ってしまうほど。

◆4人で挑んだ「マクベス」——リーディングという無茶
今年も数多くの作品に取り組む中嶋さん。7月には新国立劇場で、シェイクスピアの「マクベス」をリーディング公演として上演しました。「膨大な物語でセリフの量もすごい。それをリーディングするなんて無茶な話」と笑いつつ、10年あまりシェイクスピアを共に作り続けたチームで再集結して挑んだといいます。
しかも配役はわずか4人。本来は登場人物の多い作品を、キャラクターの組み合わせで意味づけしていったそう。「この人とこの人を同一人物が演じることの意味、表裏一体感みたいなものを、見てくださる方も感じられたと思う」。難解と思われがちなシェイクスピアが「逆にシンプルで分かりやすかった」という声も多かったそうです。言葉が好きという中嶋さんにとって、観客と想像力を共有する朗読劇は「一緒に作っている感じがして、とてもいい」ものだといいます。

◆坂東玉三郎さんに教わった、心を開くこと
自身の声について「録音を聞くとちょっと落ち込んだりする」と明かす中嶋さん。印象的なのは、16歳ごろの初舞台「ロミオとジュリエット」で坂東玉三郎さんから受けたアドバイスです。「北の国から」はみんながささやくように話すドラマだったため声が小さいのが身についており、大きく表現できずにいたのを玉三郎さんが見抜いたのだそう。
「声をこう出しなさい、という技術的なことではなく、『楽しく歌を歌ってちょっと出してみましょう』と歌の稽古をつけてくださった」。意表をつかれて緊張がほどけ、「心を開くこと、喉を開くこと」の大切さに感動したといいます。「こんなに愛してくださって、なんて情の深い方なんだと思ったら、声が出るようになっちゃった」。緊張で閉じていた喉が、体がほどけることで開いていった経験でした。ロミオ役の川平慈英さんが毎日元気づけてくれたことにも助けられたそうです。

◆大胆な設定——ドラマ「マイ・スイート・ホーム」
人生の分岐点のひとつに、新たなドラマ制作チームとの出会いを挙げる中嶋さん。この夏取り組んだのが、10月31日からWOWOWで放送・配信がスタートした「連続ドラマW マイ・スイート・ホーム」です。脚本は「最後から二番目の恋」などの岡田惠和さん、主演は石田ゆり子さん。学生時代から「春夏秋冬」と呼び合ってきた親友たちが、仲間の一人の死をきっかけに、それぞれのパートナーを交換する2週間のお試し生活を始めるという物語です。
中嶋さんが演じるのは、マイペースな天才肌の画家・榊秋絵。三宅健さん演じる年の離れた夫と暮らしています。「夫婦をシャッフルしちゃおうなんて、いい大人が普通は考えないよね、という話。トリッキーな大人こそトリッキーな日常を求めて変化球を投げてくる、それをドラマにしたのが興奮した」と中嶋さん。アラ還世代の粋な俳優たちとの密な時間は「ものすごく刺激的で楽しかった」といいます。
また、静かな役柄や支える母親役が多かった中嶋さんにとって、「言いたいことを言い、やりたいことをやる」画家の役は新鮮だったそう。「4人の親友の中では一番どこかドライで、とてもチャーミングな人。すごく趣味も合うし、嬉しかった」。撮影現場では同世代の「匠ばかり」が揃い、「台本で読んだだけではないキャラクター設定やセリフ回しに、いちいち唸る日々。宝箱みたいでした」と振り返ります。
この作品を通じて、新たな価値観とも向き合えたといいます。「変わり続けることがいいことか、というのを大人だから考える。変われない自分に右往左往するけれど、変われない自分こそ肯定すべきじゃないか、変われない何かは自分にしか持てないものかもしれない——そういう物の見方に揺さぶられた」。新しいことに飛び込む姿も、変わらない何かを守る姿も、その両方がある作品だと語ってくれました。
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