NOEVIR Color of Life

EVERY SAT / 09:00-09:30

今、仕事も家庭も自分磨きにアクティブな生き様を実践する女性達。そんな女性達がいつまでも輝く心と勇気を失わず、体も心も健康な毎日を送るため、各界を代表して活躍する女性ゲストが自らの言葉でメッセージを送るのが、このノエビア カラーオブライフ。「生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと」をテーマにした、トークや音楽、話題、情報などが満載です。

TOKYO FM

NOEVIR Color of Life

EVERY SAT / 09:00-09:30

唐橋ユミ

今、仕事も家庭も自分らしく、いきいきと生きる女性たち。いつまでも輝く心を失わず、心も体も充実した毎日を送るため、各界を代表して活躍する女性ゲストが自らの言葉でメッセージを伝えます。“生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと”をテーマにした、トークと音楽が満載のプログラムです。

Guest西本智実さん

西本智実さん

大阪府出身、大阪音楽大学作曲学科作曲専攻卒業。
各国を代表する世界約30ヵ国のオーケストラ・名門国立歌劇場・国際音楽祭
より招聘され、日本を代表する芸術家として、ドキュメンタリー番組がCNN、ZDF、
独仏共同テレビArteなどで放送される。
巨匠アーノンクールと共にFondazione pro Musica e Arte Sacra「名誉賞」、
令和6年度文化庁長官特別表彰など、受賞多数。
大阪音楽大学客員教授、ビューティー&ウェルネス専門職大学客員教授、
東洋文庫諮問委員など。
「EXPO 2025 大阪・関西万博」 ローマ教皇庁、イタリア2か国の
パビリオン アンバサダーに就任。

幼少期:クラシック音楽に魅せられた日々

2025/06/07
今月は、指揮者の西本智実さんのライフストーリーをお届け。
1周目の今日は、西本さんの普段の生活から、幼少期のお話を伺いました。

◆創作の源は「夢のはざま」。毎朝のイメージトレーニング
西本さんの創作活動は、朝、ベッドの中から始まります 。
「まだ体が起きてませんよね。ある意味リラックス状態なんです。でこう夢のはざまみたいなね…そういったところの中で始まりっていくんです」
現在取り組んでいる作品や、これから手がける作品の構想を頭の中で組み立てるイメージトレーニングが、朝の習慣。眠りから覚めた、まだ現実との間にいるような時間に頭に思い描くのだとか。でも、あまりにリラックスしすぎて二度寝してしまう危険もあるのだとか。

◆お稽古に明け暮れた幼少期
幼い頃は、お稽古に明け暮れる多忙な日々を送っていたと語る西本さん 。教育熱心だったお母様の影響で、3歳といった早い段階から様々な習い事を始めました 。
お母様が声楽出身だったこともあり、ピアノはごく自然に習い事の一つでした 。
その他にも、絵画、書道を習ったりと、学校から帰って習い事に行くのが当たり前の毎日だったそうです 。
しかし、すべてが楽しかったわけではなく、クラシックバレエは「自分がやるには向いてない」と感じながら、中学校頃まで続けていたのだとか。
一方で、音楽に関する習い事は上達するにつれて楽しくなり、日記の代わりに作品を作って自分の心情を表現することもあったそうです 。

◆音大への道
その後、音楽大学へ進学した西本さんが専攻したのは「作曲」でした 。その理由は「音楽の不思議にどんどん気づいて、もっと理解したかった」からなのだとか。
「どうやってこういう素晴らしい曲を作ったんだろう、ということはその作曲を勉強しないとわからないんだろうなと思いました。シンプルに音楽の建築のようなものですね、作曲は」

同じ作品でも指揮者や演奏家によって全く違うものになる面白さや、レコードで聴いていた音楽を生で聴いた時の感動が、音楽の奥深さに気づくきっかけとなりました。

◆まるで暗号解読?音大作曲科の驚きの試験と授業内容
作曲科の試験は、非常に専門的で特殊なものだったそう。
弾かれた和音を聴き、譜面に書き起こす課題や与えられた短い旋律(モチーフ)を元に、ソナタ形式などの指定された形式で一つの曲として完成させる課題、書かれている低音部の上にハーモニーや旋律を作ったり、逆にメロディーだけが書かれた課題の下にハーモニーを付けたりするものなどの課題を、数時間という限られた時間の中で、静まり返った教室で黙々とこなすのだとか。

大学では、様々な楽器の特性や効果的な組み合わせを学ぶ「管弦楽法(オーケストレーション)」や、楽曲がどのように成り立っているのかを分析する「アナリーゼ」といった専門的な授業があったそうで、作曲家は、オーケストラの様々な楽器の特性を熟知していないと、演奏不可能な譜面を書いてしまうこともあるため、非常に重要な学問なのだとか。

そんな西本さん率いるイルミナートフィルハーモニーオーケストラが
三浦祐太朗さんと共に、山口百恵さんの作品を演奏するコンサートが開催予定!

西本智実 ノスタルジー with 三浦祐太朗 〜山口百恵 名曲集 2025〜
日時: 2020年7月25日
会場: 東京文化会館 大ホール

ぜひチェックしてみてください!
今月は、指揮者の西本智実さんのライフストーリーをお届け。
1周目の今日は、西本さんの普段の生活から、幼少期のお話を伺いました。

◆創作の源は「夢のはざま」。毎朝のイメージトレーニング
西本さんの創作活動は、朝、ベッドの中から始まります 。
「まだ体が起きてませんよね。ある意味リラックス状態なんです。でこう夢のはざまみたいなね…そういったところの中で始まりっていくんです」
現在取り組んでいる作品や、これから手がける作品の構想を頭の中で組み立てるイメージトレーニングが、朝の習慣。眠りから覚めた、まだ現実との間にいるような時間に頭に思い描くのだとか。でも、あまりにリラックスしすぎて二度寝してしまう危険もあるのだとか。

◆お稽古に明け暮れた幼少期
幼い頃は、お稽古に明け暮れる多忙な日々を送っていたと語る西本さん 。教育熱心だったお母様の影響で、3歳といった早い段階から様々な習い事を始めました 。
お母様が声楽出身だったこともあり、ピアノはごく自然に習い事の一つでした 。
その他にも、絵画、書道を習ったりと、学校から帰って習い事に行くのが当たり前の毎日だったそうです 。
しかし、すべてが楽しかったわけではなく、クラシックバレエは「自分がやるには向いてない」と感じながら、中学校頃まで続けていたのだとか。
一方で、音楽に関する習い事は上達するにつれて楽しくなり、日記の代わりに作品を作って自分の心情を表現することもあったそうです 。

◆音大への道
その後、音楽大学へ進学した西本さんが専攻したのは「作曲」でした 。その理由は「音楽の不思議にどんどん気づいて、もっと理解したかった」からなのだとか。
「どうやってこういう素晴らしい曲を作ったんだろう、ということはその作曲を勉強しないとわからないんだろうなと思いました。シンプルに音楽の建築のようなものですね、作曲は」

同じ作品でも指揮者や演奏家によって全く違うものになる面白さや、レコードで聴いていた音楽を生で聴いた時の感動が、音楽の奥深さに気づくきっかけとなりました。

◆まるで暗号解読?音大作曲科の驚きの試験と授業内容
作曲科の試験は、非常に専門的で特殊なものだったそう。
弾かれた和音を聴き、譜面に書き起こす課題や与えられた短い旋律(モチーフ)を元に、ソナタ形式などの指定された形式で一つの曲として完成させる課題、書かれている低音部の上にハーモニーや旋律を作ったり、逆にメロディーだけが書かれた課題の下にハーモニーを付けたりするものなどの課題を、数時間という限られた時間の中で、静まり返った教室で黙々とこなすのだとか。

大学では、様々な楽器の特性や効果的な組み合わせを学ぶ「管弦楽法(オーケストレーション)」や、楽曲がどのように成り立っているのかを分析する「アナリーゼ」といった専門的な授業があったそうで、作曲家は、オーケストラの様々な楽器の特性を熟知していないと、演奏不可能な譜面を書いてしまうこともあるため、非常に重要な学問なのだとか。

そんな西本さん率いるイルミナートフィルハーモニーオーケストラが
三浦祐太朗さんと共に、山口百恵さんの作品を演奏するコンサートが開催予定!

西本智実 ノスタルジー with 三浦祐太朗 〜山口百恵 名曲集 2025〜
日時: 2020年7月25日
会場: 東京文化会館 大ホール

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