【Date fm #1】ゼロ・エネルギー・ハウス、ZEH(ゼッチ)って知っていますか?[2023.01.05]

『できることから始めよう! COOL CHOICE LIFE 』。
2023年1月から、Date fm「Morning Brush」でも始まりました!
山と海、そしてその恵みを運ぶ川と、本当に自然豊かな宮城県。
ただし、ここ数年・・・環境の変化、もしくは気候変動の影響か、
自然災害のニュースが入ることが度々ありますよね。
令和元年の豪雨の際は、局地的に降った猛烈な大雨の影響で河川の決壊などが相継ぎ、
特に丸森町に甚大な被害をもたらしたというニュースは、
防災・減災について更に考えさせられる出来事でした。
この「気候変動」という地球規模の課題の解決に向けて日本は、 「2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現」を目指しています。
つまり、2050年までに「温室効果ガスの排出」を全体としてゼロにしよう!ということ。
その実現には、一人ひとりのライフスタイルの転換が重要です。
そして「COOL CHOICE」とは、CO₂などの温室効果ガスの排出量削減のために、
脱炭素社会づくりに貢献する「製品への買換え」、「サービスの利用」、
「ライフスタイルの選択」など、日々の生活の中で、
あらゆる「賢い選択」をしていこうという取組みを指しています。
JFN各局では、各地のリスナーと一緒になって、
“快適・健康でお得”“家族にも地球にもやさしい暮らし方”の実現に向けて、
環境省が勧める具体的なアクションプランで、COOL CHOICEの取組のひとつでもある、
『みんなでおうち快適化チャレンジキャンペーン』
そして『ゼロカーボンアクション30』について、全8回に渡ってご紹介していきます!
第1回のテーマは・・・『ZEH(ゼッチ)って知っていますか?』
東北の冬は、暖房が欠かせませんが・・・・そんな時に気になるのが電気代です。
みなさんのお宅では、何か対策されていますか?
私は、電気代をどのくらい使っているのかその都度チェックして、
より電力の低い暖房器具にシフトしています。
そんな電気代ですが、少しでも減らすことができたら最高ですよね?
そこで皆さんにお話したいのが、今日のテーマである、
「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」=「ZEH」なんです。
「ゼッチ」とは、アルファベットで「Z」「E」「H」と書くのですが、
こちら「Net Zero Energy House」のことで、
電力をはじめとしたエネルギーを抑える「省エネ」と、
エネルギーを創る「創エネ」を掛け合わせて、
年間で消費する住宅のエネルギー量をおおむねゼロ以下にしよう!という住宅なんです。
では具体的にどうやって「ゼロ」を実現するのか・・・気になりますよね!
まずは「省エネ」をどうするか?ですが、
ひとことで言えば、家の「断熱性」「気密性」を高めるということ。
そうすることで冬は暖かく夏は涼しい、そして、部屋ごとの寒暖差も少なく、
快適で健康に過ごせるそうなんです。
また、冬場の脱衣所や、浴槽の温暖差によって、
心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす、ヒートショックのリスクも軽減されるそうです。
とはいえ、いくら断熱性能が高くても、家の空気を入れ替える必要はあります。
例えば、真冬のシーズン。
せっかく温めた空気が、換気のため開け放した窓から逃げて行ってしまって、
エアコンの設定温度を上げた・・・なんて経験、みなさんもあるのではないでしょうか?
でも、ZEHは大丈夫なんだそうです。
全てのZEHではありませんが、「熱交換機能」が付いた最新の「換気設備」では、
吸気も排気も自動でやってくれるそうなんです。
この最新機器を使うと、
家の中から出す空気の熱を利用して外の空気の温度調節をしてくれるそうです。
例えば家の中が20℃で、外が4℃だったとき、
外から取り込むフレッシュな空気の温度を16℃くらいに温めて吸気します。
そうすることでエアコンの消費エネルギーを抑えることができるそうです。
ただ、熱交換機能がなくても、
断熱性が高い家は、室内の温度を逃がさないだけではなく、
結露もカビも少なくなってお掃除の手間も減る、というメリットもあります。
冬は、窓の結露でカーテンや床が濡れてしまうこともあるので、
結露対策をすることで「お掃除の手間も減る」というのも、大事なポイントですね。
そして「ZEH」のもうひとつの特徴である 「創エネ」=どうやってエネルギーを創り出すか?
これはお馴染み!「太陽光発電パネル」を設置してエネルギーを賄うそうです。
また、蓄電池などがあれば、太陽光発電パネルで作ったエネルギーを
ためることができるので、停電が発生したとしても安心な大切な備えになると思います。
ですが、こういった機器を揃えた家にしようと思ったら
結構な予算がかかるイメージがありますよね?
でも、安心してください、補助金も出ます。
環境に配慮した住宅にしようと思ったら、
やはりそれなりの金額が追加でかかるそうですが、
環境省が行っている「ZEH支援事業」では、
このような住宅を新築しようとしている方に補助を行っています。
補助金の額は、55万円~100万円ほどになります。
現在の四次公募は明日までとなりますが、来年度も実施予定ですので、
是非、環境省の「みんなでおうち快適化チャレンジ」のホームページを
こまめにチェックして、検討してみてください。
なお、補助金が振り込まれるのは、住宅が完成して、交付が確定した後…など、
気を付けたいポイントもありますので、あわせて確認してください。
さらに、いま全国各地の「住宅展示場」で、
「ZEH住宅」を設置しているところも多いそうなので、ぜひ一度、その目で確かめながら、
導入にあたって気になるアレコレをスタッフさんに直接、質問してみるといいですね。
初期費用はかかるけど、電気代もお得に、健康にも良く、
災害時にも強いことを考えたら、まさに「プラマイ・ゼロ」!
これから家を建てよう!とお考えの方は、「ZEH」を目指してみてはいかがでしょうか?
リスナーのみなさんが“「地球環境」のために実践しているアクション”や
実際に取り入れてみて、よかったアイテムやアイデア、サービスなどはありますか?
ぜひ番組あてに送ってください!みんなでシェアしていきましょう!
Date fmウェブサイトのリクエスト&メッセージから、
「Morning Brush」宛に送ってくださいね!
『COOL CHOICE』、あなたもできることから始めてみませんか?







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