今月ご乗船いただくのは、医師で作家の海堂尊さんです。
2006年「チーム・バチスタの栄光」で、『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、作家デビュー。
同シリーズは、映像化され、 累計1千万部を超えるベストセラーとなりました。
その他にも、『ナイチンゲールの沈黙』、『ジェネラル・ルージュの凱旋』や
「ブラックペアン1988」など、数多くの著書を発表されています。
そんな海堂さんに、お話を伺いました。

海堂「革命の国キューバに行ったお話をしたいと思います」
干場「なぜ、キューバに魅了されたのでしょうか?」
海堂「キューバ革命を書こうと思って、そのことを知りたくて行ったんですけど。人々が優しくて安心感がある。
旅をしていて楽しいので魅了されました」
干場「いつぐらいに行かれたんですか?」
海堂「最初はNHKの番組に出演した時に行ったんですけど、2011年でしたね。
当時は生きずらい国というイメージがあったので、NHKのクルーさんにアテンドしてもらおうというズボラな感じだよね(笑)」

海堂「当時から印象は変わらず、“こんなにいい国なんだ”と思って。旅をしてて、財布とかパスポートとか、盗まれる恐れをほとんど気にしないでいい国なんですよ」
干場「なんでですか?」
海堂「皆さんが安心で、こないだは地方の小さな村に行ったんですけど。そこのおばさんが、パスポートと財布は落とすと危険だから部屋に置いていけって言うんですよ。でも、その部屋は民泊なので、セーフティーボックスがないんですよ」
干場「はい」
海堂「普通だと“え?”って思いますけど、その時は1週間くらい旅をしていたので、『わかりました』と言って、素直に置いて行っちゃうような…そういう気持ちの国なんですね」
干場「それでも大丈夫なんですか?」
海堂「全然大丈夫」
干場「国民性なんですかね?」
海堂「おそらくそうだと思うんですけど。夜中歩いてても全然危険がなくて安心なんですね」
干場「そんな国、珍しくないですか?」
海堂「そうですね。一歩他の国にいくとパスポートは身につけろとか、セーフティーボックスに入れろとか、そういう話になるんですけど。
キューバだけはそういうのがないですね」
干場「日本みたいですね」
海堂「安心感は日本に似ていますね」
干場「降り立った時のイメージってどんな感じなんですか?」
海堂「長年アメリカの経済封鎖にあっていたせいか、インフラはあまりぱっとしないところはありますね。
だけどそこに馴染んでしまうと楽で、離れがたい気持ちになりますね」

くぼこまき:MSCスプレンディダ号はイタリアの船なんですけど、乗客・乗員合わせて5000人くらい乗る巨大客船なんですね。
その人数が今回は、横浜港の発着で室蘭と青森に行ってねぶた祭りを見てきたんですけど。
ねぶたを見たあとウラジオストクに行って、石をめぐるというコースだったんですけど。ちょうど台風が来ている時期でして、石巻港に向かう前台風の予想ルートが発表されて。思いっきり石巻通過みたいな感じになっていて。そういう時は、帰港できないという判断を船の方で出すんですね。
石巻には残念ながら帰港できないけど、横浜港にそのまま帰りますということで、本来であればウラジオストクから東北の方を通って横浜港に戻るというところを、九州の方をまわって横浜に戻るというルートになってしまって、最終的に船で日本一周をしました(笑)。
船内はそのままエンターテインメントだったりとか、ショーだったり、プールとか普通にすごせちゃうんですね。
クルーズ情報
「MSCスプレンディダ号」
くぼこまき:MSCスプレンディダ号はイタリアの船なんですけど、乗客・乗員合わせて5000人くらい乗る巨大客船なんですね。
その人数が今回は、横浜港の発着で室蘭と青森に行ってねぶた祭りを見てきたんですけど。
ねぶたを見たあとウラジオストクに行って、石をめぐるというコースだったんですけど。ちょうど台風が来ている時期でして、石巻港に向かう前台風の予想ルートが発表されて。思いっきり石巻通過みたいな感じになっていて。そういう時は、帰港できないという判断を船の方で出すんですね。
石巻には残念ながら帰港できないけど、横浜港にそのまま帰りますということで、本来であればウラジオストクから東北の方を通って横浜港に戻るというところを、九州の方をまわって横浜に戻るというルートになってしまって、最終的に船で日本一周をしました(笑)。
船内はそのままエンターテインメントだったりとか、ショーだったり、プールとか普通にすごせちゃうんですね。