今月ご乗船いただいているのは、加山雄三さんです。

言わずと知れた海の男・加山さんは、歌手としても数々のヒット曲を生み出しています。
2014年には、日本のロックシーンを代表するミュージシャンたちとバンドを結成、昨年は演歌歌手としてデビューされました。

そんな、加山雄三さんに旅のお話を伺いました。


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干場:この船に乗っていただいたゲストのみなさんには、「ご自身の旅のお話」をしていただいているのですが、今日はどちらへ行かれたお話を聞かせていただけますか?

加山:南太平洋の方で、オーストラリアはもう何べんも遊びに行ってるんだけど、日本が夏のときにスキーに行くことになって。

干場:日本の夏に!

加山:オーストラリアは日本と気候が反対だから、オーストラリアに行けばスキーができるってことでね。

干場:贅沢ですね。

加山:で、仲間を集めたら20人近く集まって。シドニーから乗り換えてクーマっていう飛行場に行って、そこからは車で何時間もかかって山に登ってくんだけど、本当に雪あるのかよって感じなんだよ。

干場:どうしてですか?

加山:相当上に上がらないと雪がないんだよね。

干場:そういうことですね。かなり標高高く行かないと雪がないと。

加山:でも、着いたらちゃんとスキー場があるわけ。お客さんもそんなにたくさん滑ってないし、これはいいやと思ってかなり楽しみました。
で、帰るためにまた飛行場に向かったんだけど、飛行機の時間大丈夫かなって言ったら「大丈夫だ」って運転手は言うんですよ。
ワゴンの屋根の上にトランクをいっぱい積んで山を降りて行ったんだけど、眠かったからみんな寝ちゃったんだよね。
そしたら、ドスンって音がしたので後ろを向いたら、トランクが落っこちちゃってるわけ。運転手に言って車を降りたら、それが最後のトランクだったんだよ(笑)。

干場:ええっ!?

加山:山の途中に全部落っことしちゃってたんだよね(笑)。
しょうがないから戻ろうってことになって戻ったんだけど、どうしても一つ足りないんだよね。
もう飛行機間に合わないよ、時間ないよって言ったら「大丈夫だ。大丈夫だ」ってのんきなんだよこれが。
で、そのまま進んでたら、羊が道路を横断してるんだよね。クラクション鳴らして道を開けるかと思ったら、のんびり待ってるんだよ。

干場:どかないんですか?

加山:どかないっていうよりも、羊が優先なんだよな。で、羊が全部いなくなるまで待って飛行場に着いたらちょうど飛行機が動いてるから、
「飛行機行っちゃうよ!」って言ったら「今、飛行機が着いたところだ」とか言うから、絶対そんなことないなんて言ってるうちに飛び立って行っちゃったんだよね。

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干場:飛んでっちゃったんですか!

加山:結局、シドニーまで車で行くことになったんだけど、国際線は30分ぐらい遅れる可能性があるから、飛ばしていけば大丈夫だとか言ってて。
本来なら1時間ちょっとで着くようなところを車で6時間ちょっとかけて行ったんだけど、やっぱり出発時間になっちゃったわけだよ。
で、飛行場の中に入って行ったら旗を振ってる奴がいて。

干場:車のまんまですか?

加山:そうそう。飛行機のところに車をつけるわけさ。それで、「これに乗ってくれ」って言われて。

干場:そんなにいい加減なんですね(笑)。

加山:出発時間は10分ぐらい過ぎてるんだよ。他のお客さんに申し訳なくて、乗るときに「すみません、クーマっていうところからスキーの帰りで、羊がたくさんいて…」って言ったらみんなに拍手されてさ(笑)。それで、なんとか間に合ったというね。

干場:散々でしたね。

加山:散々なんてものじゃなかったよ。ハラハラしたし荷物は一個無くなってるし…。だけど半年経ったら中身はそのまま、何も取られずに送られてきて、これも驚いたね!
だけど、開けてみたらばスキーの靴とウェアしか入ってないんだよ。大切なものは何も入ってなかったと。

干場:良かったですね!

加山:そういう意味ではいろんな体験をしましたね。オーストラリアの人はのんびりしてるっていう事と、人間よりも羊が大事だっていうことと、
国際線でも10分でも15分でも待ってくれるっていう、そののんびりさがすごいな、と。日本では絶対に考えられないからね。

干場:すごい体験でしたね!

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「この夏のおすすめクルーズ」

くぼこまき:先週に引き続きまして、この夏のおすすめクルーズを紹介したいと思います。
今週は日本船、「飛鳥II」のご紹介をしたいと思います。 飛鳥IIは毎年サマークルーズを催行しているんですけれども、
今年は8月1日から横浜発着のコースでして、三重県の鳥羽に行くショートクルーズを予定しています。
3日間のクルーズなので、期間的にもちょっと短めでちょうどいいんじゃないかなと思います。こちらはベビーシッタールームですとかキッズルームなんかも開設する他、
グループ割引ですとか子供料金というのも設定されますので、結構お得に行けるんじゃないかなと思います。
鳥羽には「鳥羽水族館」や、ちょっと足を伸ばせば伊勢神宮なんかにも行くことができますので、良い夏の思い出ができるんじゃないかなと思います。

同じく飛鳥IIなんですけれども、8月11日から横浜発着で「阿波踊り 高松花火クルーズ六日間」のクルーズが予定されています。
阿波踊りなんですけれども、あらかじめ観覧席が用意されてるんですね。なので、ゆったりと座りながら阿波踊りをご覧いただくことができるんです。
実は、阿波踊りって“連”と呼ばれるグループに所属していないと踊ることはできないんですけれども、飛鳥IIでは「飛鳥連」というのを作っていまして、
オプショナルで申し込みますと阿波踊りに参加できるんですね。

高松の花火大会も船の上からご覧いただくことができます。こういう時期のホテルとかって満室になって取れなかったりするんですけれども、
そうした予約とかも必要なく、ゆっくりとご覧いただくことができるので花火大会をクルーズで見るというのはすごくお勧めですね!