大人の楽しさ

坂井真紀さん(女優)×中野明海さん(ヘアメイクアップアーティスト)

2019

02.22

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女優として、ドラマや映画で幅広い演技をみせる坂井さん。一方、中野さんは、坂井さんをはじめ、小泉今日子さん、綾瀬はるかさん、安室奈美恵さんなどのメイクを手掛け“女性がなりたいと憧れる顔"をクリエイトし続けています。おふたりは、雑誌『GLOW』の中で4年間に渡って、シーンにあったメイクを提案する連載を続けてきました。

両思いで20年



坂井
こんにちは。よろしくお願いします。

中野
こんにちは。よろしくお願いします。

坂井
初めて出会った時の事ですが・・・。

中野
わたくしは当然のごとく、ものすごく真紀ちゃんを若い、ほぼデビューの頃からずっとお見かけはしていて、可愛いなと思って、見ていたんですけれども、私の周りのスタイリストさんとかヘアメイクさんは、みんな真紀ちゃんとお仕事をされていて、私はお会いする機会がなく、可愛いなってずっと思い続けて、20年くらい経っちゃった感じでした。

坂井
嬉しい。

中野
この「GLOW」の連載の時に会わせて頂いて、すごく嬉しかったです。私は本当に光栄でした。

坂井
私も明海さんのお話はよく伺っていたんですけど、会わないものなんですよね〜。私から言わせていただくと、恐れ多くて・・・。

中野
やめて(笑)。

坂井
連載に呼んでいただいて、どれだけ嬉しかったことか。はじめての時、わたしが明海さんにメイクをしてもらうんだと思うと、すごく緊張して。明海さんは、すごい可愛い。

中野
いやいや。

坂井
ずっと可愛い人だなと思っていました。

中野
性格はわりとおめでたくて、可愛いほうかもしれないですけど(笑)。本当に会えてうれしかったです。


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今だからわかること


女優として、ヘアメイクアップアーティスとして、それぞれキャリアを築いてきたおふたり。年齢を重ねたからこその楽しみや、今だから笑って話せるエピソードも語ってくれました。

坂井
昔は、失敗することはありました?

中野
わたしたちの仕事は、たくさんの人と一緒に組んで、同じ目的に向かっていかないといけなくて、もちろん皆さんもそうだと思うんですけど、特に一つの画を撮るためにカメラマンがいて、照明の人がいて、若い時は、確実に照明が悪いなと思うと、「この照明を変えてください」とか言ってしまって、「てめえは何者だ!」みたいな、ちょっとギクシャクしたこともあって、若いってすごい怖いもの知らずだから。でも、ぶつかってからは、この人を気持ちよくさせて、こっちの思うところにきてもらって、「こうしていただくと、この女優さんが光り輝くので、どうでしょう、あなたどう思われますか?」って言い方をした方がいいなというのがわかりました。

坂井
わかります。大人になってから勉強になったり、やり直せたり、ちゃんと、相手を気持ちよくさせて、この道をとった方がみんなハッピーじゃんと考えるようになって、この余裕が大人!

中野
それ、大人!

坂井
確かにあるかも。それもひとつ、歳をとったとき、おばちゃんと言われても楽しいところだったりしません?歳を取った楽しさは、人間の豊かさというと、おこがましいけど、いろんな方法が見つかったり。

中野
ちゃんとできることも増えてきた。

坂井
そうなんですよね。

中野
いつも仕事は、初めてなことばかりだから向かう山も違う山で、例えば、真紀ちゃんも舞台が終わったらまた違う山に登らないといけないし。昔は、高い山にTシャツ一枚で登っていたかもしれないけど、今は防寒着でいけば大丈夫みたいな、そのくらいの知恵がつくもんだなって。

坂井
ですね。生きてるって学んでいるですね。

中野
ほんとうに。歳はとって生き方の工夫はできる。でも、好奇心がなくなるわけでもないし、諦めるわけでもないし。

坂井
そうですね。

中野
知恵だけついて世界が広がる感じが楽しいね。


「GLOW特別編集 EVER GREEN MAKE-UP」は、宝島社より発売中。付録には、中野さんプロデュースによるベースメイク用のスポンジとブラシがセットになっています。

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