2026年05月10日Flow 第四百六回目「拓哉キャプテン × 千鳥」Part1
今月のマンスリーゲストは、お笑いコンビ、千鳥のお二人。
どんなトークセッションになるのか!? お楽しみに!
木村:本当に来てくれましたよ。千鳥のお2人! 大悟とノブ!
千鳥:お願いしまーす!
木村:お願いします!
「今、どなたかお話ししたい方いらっしゃいます?」ってスタッフに聞かれて。で、作品のプロモーションとかで2人の番組にお邪魔したりとかもさせてもらってたので、「この間もご一緒したんで。でも、千鳥の2人とか相当忙しくね?」って言ってて。で、「いや、来てくれることになりました」っていうふうになったので、「本当に来てくれたんだ」っていうね。
ノブ:そらぁもう当たり前ですやん!
大悟:忙しくてもですよ!
木村:やっぱ忙しいのが前提なんだね(笑)。
大悟:そらぁ、忙しくても来ますよ。
ノブ:まず、僕らの番組に、木村拓哉さんに来ていただけたっていうのは、本当に誇らしいです。
木村:いや、そんなことないですよ。
大悟:まだちょっと、正面見てしゃべれんよな。
ノブ:今のこの空間がおもろすぎて。
木村:なんで?
ノブ:だって僕ら、中学高校…まあ、大悟とは高校の同級生なんですけど、ずっと木村拓哉さんを見て、「かっこいいな」って。
大悟:だから、僕らが高校時代に流行った服は、全部木村さんですもん。
ノブ:全部です! 上から下まで全部、木村拓哉さん。
大悟:「木村拓哉さんが履いてた」ってなったら、みんな買いに行く。
木村:でも、それは、なんとなく存じ上げているぐらいですけど。島にいましたよね?
大悟:はい、島にいました。大悟は島なんです。
木村:あ、大悟のみが島?
大悟:でも、えらいもんで、木村拓哉は島まで来ました。なかなか届かないんですけど、木村さんは島まで届いてました。これは本当です。余裕届きですよ。
木村:そんなことないよ。島に何が届いてた? 何が流れ着いてた?
大悟:チェックシャツです。木村さんがチェックシャツを着てなかったら、未だに島にチェックシャツは届いてないんですよ(笑)。
ノブ:そんなことないわ!
大悟:それぐらい(笑)。ほんとに!
ノブ:だからチェックシャツが、「あすなろ白書」後ぐらいか。
大悟:レッドウィングか。
ノブ:レッドウィングは、「若者のすべて」。「若者のすべて」が中学なんですよ。
大悟:スーパーボールも島まで届いてきました。
ノブ:「ロンバケ(ロングバケーション)」ね。
木村:マジで?
ノブ:いや、スーパーボールはもともとあったやろ(笑)。
大悟:いやいや、なかったけど、木村さんが投げた瞬間に、島までスーパーボールが売り出されるようになった。
木村:学校の教室内で思いっきり投げたら窓割れるよ、っていうぐらいの大きさのやつ。
ノブ:そうでした。
大悟:あいつです。
だから、ちょっとなんか面白いというか。今のこの空間が「なんでこんなことが起こってるんやろう?」って感じです。
木村:いや、むしろお願いさせていただきました。だからもう、願ったり叶ったりで。
間違ってるかもしれないけど、僕の要望もかなったし、千鳥のお2人からすると今のこの現実がちょっと「嘘みたいやん」、「面白い」っていうふうに言ってもらえるんだとしたら、Win-Winってやつですよ。
ノブ:いや、もうそれは本当に。
大悟:番組来た時も、毎回ちょっと「え、なんでなんやろ?」ってなってますよ。
ノブ:木村拓哉さんを初めて見た時に戻っちゃいます。
木村:僕は、ノブさんのやつは、テレビ朝日系の番組が最初。
ノブ:そうです。「ノブナカなんなん?」で、木村さんがドラマの「(未来への)10カウント」の宣伝で来てくださって。
木村:それでお邪魔した時に、「お願いしまーす」っていう、そこが僕は初めて。
大悟:その話も僕はノブからすぐ聞きました。
ノブ:もう本当にかっこよすぎて。それが、初木村拓哉さんだったんですよ。
木村:いやいや、『初木村拓哉』っておかしいでしょ(笑)。
ノブ:ド緊張してたんですよ。僕も、弘中ちゃんも、見取り図も、皆大緊張してたら、木村さんが現れて。しかも、木村さん「10カウント」のドラマ撮って、へとへとボクシングして…。
木村・大悟:へとへとボクシング(笑)。
木村:確かにへとへとだった。
ノブ:ですよね。ドラマ撮影されて、これ2時間やって、またドラマとか、って、合間に来てくださったのも知ってるから、「やべ〜」みたいな感じで。
そしたら木村さんがさっと入って、もう、テレ朝中のスタッフがいました。
木村:いないよ。
ノブ:いや、本当に(笑)。
大悟:あれは別に木村さんが引き連れているわけじゃなくて、多分関係なく、見たくてひっついてきてるやつが何人かいると思うんですよ。
木村:嘘だぁ。それはないよ。
大悟:いや、本当にな。
ノブ:そうです。で、「木村拓哉さんだ!」と思ったら、木村さんがクールに「ああ、こんにちは」って来てくださって。やっぱりバラエティーのテンションじゃないから…。
木村:違うよ。それは多分、くたくたボクシングの後だったからだよ(笑)。
ノブ:絶対そうですよね(笑)。で、その後木村さんがゲスト席に着かれて、もうそれはスタッフも上がってるやん。「大丈夫かな」、みたいな感じで、「さあ、始まります」ぐらいの時に、木村さんが「いっちゃうよ!」って言ってくれたんですよ。
木村:(笑)。
ノブ:皆「えー!」ってなって。“クールキムタク”じゃなくて、“バラエティキムタク”に切り替えてくれた、ってなった瞬間、皆戦(いくさ)みたいに「うおー!」って言ったんですよ(笑)。
大悟:だから、絶対にその力があるんですよ。
木村:ないないない。
ノブ:それで皆の緊張感がとけて。みたいなのが、最初の木村さんで。
木村:そう。それはすごい僕も覚えてて。
で、大悟は、それこそお台場の湾岸スタジオの喫煙所で。で、僕も「時間あるんだったら、一服しとこうかな」と思って行ったら、その喫煙ブースに「あ、大悟だ」っていう感じで。
大悟:めっちゃ覚えてます。その5分ぐらいの中で、いろんなことが起こったから。
木村:あったね。
大悟:木村さんからすれば、当たり前な感じなんかな?
木村:いや、全然。
ノブ:タバコ吸うだけやん。
大悟:いや、タバコ吸うだけでも、1本の映画になるぐらいのいろんなことが起こって。
木村:自分と大悟以外にも、他の出演者の方が結構いらっしゃって。「あ、お疲れです」っていう感じで入っていったら、「あっ、千鳥の大悟だ」って。そしたら大悟もすごくカジュアルに「あ、お疲れさまっす」っていう感じで接してくれて。
ノブ:あー、多分、緊張を押し殺してね。負けちゃダメだって。
大悟:(笑)。
木村:何の勝ち負け? ないじゃん(笑)。
大悟:いやいや、負けてええ。他には負けたらあかんけど、木村さんには大負けで(笑)。
ノブ:島が、巨勢張って。
大悟:ちゃうねん。最初、第一声で木村さんがボケてくれたんですよ。
ノブ:えー!
大悟:その喫煙所に、わしらの番組に来てた男前の俳優の方が2人いたの。そこに木村さんと、木村さんのドラマに出てる後輩の俳優の方がいて。だから、男前の俳優、若俳優が3人と、大悟。…みたいなところに、木村さんが入って来たの。
ほんなら、わしもやけど、もう全俳優の後輩の方が「わー! 木村さんだ!」ってなって。木村さん、今ぐーっと上がったこの喫煙所の空間の緊張感をほぐそうと思って、ゆっくり男前の俳優さん1人ずつに「あ、おはよう」みたいな。「こんにちは」、「こんにちは」、「こんにちは」って挨拶していって…。で、わしのところで「(このメンツに並んでたらおかしいから)じゃあ出ていかないと」って言って。それが、第一声。
ノブ:あー。なるほど(笑)。
大悟:出ていったら終わってたよ(笑)。
ノブ:出ていったら、木村さんがただの酷い人になる(笑)。
木村:めちゃくちゃパワハラで終わるよね。
大悟:あの緊張感の中のそのボケ、わしは結構ギリギリ危なかったよ。「いやいや、おったっていいでしょ?」ってツッコんで、笑って。「ああ、やっぱこっちでよかったんだな」ってなった、後に…。
テーブルがあって、タバコ吸うててな。で、ライターとタバコがあって。その時、わしが持ってたライターが、“大悟ライター”みたいな。
木村:すごいの。自分のキャラのライターをちゃんと使ってて。
大悟:よしもととどっかがコラボした大悟ライターを、木村さんがパッと手に取ったのよ。じーっとそれ見て、わしの顔を見て、そのライター見て。数秒なんやけど、マジで1時間ぐらいに感じるの。
「何て言うんだ?」と思ったら、自分のライターをすっと出してわしの目の前に置いて、そのわしのライターを自分のタバコの中に入れて、「いい?」って言われて。
ノブ:えー! 嬉しいやん!
大悟:「いいです!!」ってなって。
ノブ:子供みたいに、ファンみたいに「嬉しい!」「いいっす!」(笑)。言うよな。
じゃあ、その大悟ライターを木村さんが持って帰ったってことですか?
大悟:持って帰ってましたよ。で、わしは木村さんのライター持って帰ったもん。
ノブ:うわぁ、すげえじゃん!
大悟:わし、2〜3日、いろんな飲み屋で、「これ、木村拓哉のライター」って言ってた。
ノブ:言うよね、言う言う(笑)。
木村:でも、ほら、僕が使ってた、その場に持って行ったライターって、何の変哲もない普通のライターだから。多分2〜3日、「これ、キムタクが使ってるライターなんだよね」って言ってた大悟は、「こいつやべぇ」、「何言ってんの、この人?」って(思われてた)。
大悟:なんの証拠もないからね。
ノブ:そんなことありえないしね。
木村:俺が持ち帰らせてもらったやつは大悟ライターだから、「これ、本人のやつなんだよね」って言っても信じてもらえるだろうし。今の会話を、一連でこうやって笑い話として聞いてる分にはほほ笑ましかったけど、新手のカツアゲだよね。
千鳥:(笑)。
大悟:いやいや、でも、わしからしたら嬉しいやん。わしのライター持っていってくれて、木村さんのライター貰って。
で、最後の最後に、木村さんは、自分のタバコの中にわしのライターを入れたわけよ。で、入れたタバコを喫煙所のテーブルの上に置いて、もうドラマの撮影かなんか始まるから、その喫煙所を出て行こうとしたのよ。ほんなら、わしとしては、わしのライターを貰ってくれたやけど、置いていくんかーい、と思うやん。
木村:その場にね。
大悟:「また木村さん、ボケてくれて」と思って、「ちょいちょーい! 置いてる置いてる、忘れてるー!」って言ったら、「いや、本当にこれは毎回ここに置いてるんだよ」って言われて(笑)。
で、わしもまだわからんから、「いやいやいやいや、そんな。これ、ほら、持っていかないと」みたいに言ったら、木村さんの周りの後輩が、「いや、本当にここに置いてますよ」って。
ノブ:恥ずかし(笑)! ドラマのスタジオが横で、喫煙所はここしかないから。
木村:その日の撮影の香盤をすべて消化して「お疲れ様でした」の時には持ち帰るんだけど、撮影が続いているその日1日は、俺はちょっと置いとく癖があって、いつも置いてあるの。
そうしたら、大悟が何度も「ちょいちょいちょいちょい!」っていう。
大悟:「持っていけ持っていけーい!」って言って(笑)。
ノブ:恥ずかしいツッコミをしてしまったやんな。
木村:俺も、そこからは素だから「いや、俺、普通に毎回置いてんだよね」って言ったら、「どっち?」みたいな顔されて。
大悟:「これはどっち?」と思ったけど、「あ、これは置いてる」ってなってから、「すいません。そうですよね」。「そうですよね」、も意味分からんねんけど。
木村:それが初でした。
ノブ:初でしたか。ドギマギするぐらい、木村拓哉さんという人は、もう僕らの中では伝説ですね。
全てじゃない? レッドウィングも木村さんだし、ネルシャツも、チノパンだって木村さんでしょう?
木村:いやいや、違うよ。
ノブ:チノパンが座ってるのと一緒なんですよ。
木村:いや、チノパンって、1人じゃ座れないからね。
大悟:足が入ってないと。でも、デニムもそうやろ? 茶色ダウンもやろ?
ノブ:茶色ダウンは「HERO」。
大悟:それまで、人間はダウン茶色は手を出さなかったんですよ。
木村:いやいやいや、着てたって。人類は着てた。
大悟:人類は、ダウンは黒まででストップしてた。
木村:それはない。
ノブ:レッドウィングも普通は茶色だったのよ。でも黒があったのよ。「若者のすべて」で。
木村:いや、だから、普通だよ。アメリカの文化の中には当たり前にいたし、それをたまたま自分がピックアップさせてもらって、ドラマだったりとかそういう場所で、「ああ、これいいかもな」と思って着ただけで。
大悟:何個かは、自分で選んで持っていくんですか?
木村:何個かというか、すごく恥ずかしくなっちゃうのが、「今回の役で、こういう靴どうでしょう?」って言われて、「ああ、いいですね」って思うんだけど、皆新品なんですよ。
ノブ:ああ、確かに。
大悟:衣装だから。
木村:それがめちゃくちゃ恥ずかしくて。「だとしたら、俺同じの持ってるんで、普段履いてるやつを持ってきます」って言って、もうソールがすり減ったやつとか、デニムで言ったらダメージがめちゃくちゃ入ってるやつとか。
まあ、あの茶色のダウンに関しては、寒い撮影の日に「衣装がこれしかないです」って言われて、「それはねえだろう」となって、その日着てたアウターがあれだったんで、「これ、着ていいすか?」って言って…。
ノブ:あれ、私物なんですか?
大悟:じゃあ、その日が寒くなかったら、あの茶色ダウンって世の中に出てないんだ。
木村:かも。
ノブ:今まで世の中の誰1人着てないってことや。
木村:いや、着るよ。
大悟:着てたかもしれんけど、絶対にそんな有名になってないな。
ノブ:え、じゃあ「若者のすべて」とかのエンジニアブーツとかもですか?
木村:あれも、「こういうブーツは?」って言われて、「ああ、いいですね。いいけど、これ新品ですよね」って言って。「新品を履いて歩くのはちょっと恥ずかしいんで。だったら、自分が履いてるやつで」って。
大悟:それで、家にある自分のを持っていって、ってことですね。
木村:そうそう。
ノブ:俺、ZIPPOを最初に見たのも、木村拓哉さんかも。
木村:いや、それは違うよ。それはもう名だたるいろんな方が、ZIPPOは使ってるし。
大悟:今は、もうZIPPO使ってないですか? 家にはある?
木村:家にはある。
ノブ:使っててほしいな、木村さん。
木村:一時期、いろんな開け方をしていたし。
大悟:マジで雑誌の表紙というかああいう系で、靴の裏を見せるあの撮り方したのも、木村さんが最初じゃないですか? 足の裏、パーンと一番最初にメインに持ってくのとか。
木村:そう? そんな、俺、初じゃないと思う。
大悟:いや、あれまで見たことない。
ノブ:男性なのに髪の毛が長い、も。
木村:いやいや(笑)。バンドマンもそうだし。
ノブ:吉田拓郎さんか、木村拓哉さん。
大悟:でも、ロン毛っていうのが流行ったのはそうか。
木村:結構何度もそういう話になったことあるけど、自分がああやって髪を伸ばしてた時分って、自分の周りの友達とか、先輩とか、ああいう方たちが本当に多かったし。
大悟:かっこいい人が周りにもいたんだなぁ。
木村:いましたね。
大悟:あの時代にですか。
ノブ:俺らは届かんかったね。やっぱ、真田広之さんみたいな、ジェルで固めた「高校教師」のああいう感じのが、ドラマの主人公って感じだったんですけど。
木村:髪長いのは、島までは行ってなかった。
あの、ごめんね。この番組って、ゲストがどう人生をFlowしてきたかっていうのを、いろいろお話聞く番組なんで。
ノブ:すいません。これは言いたかったっす。
大悟:最初の出会いの話だけでね。
木村:出会いの話になったから、今、こういう流れになっちゃいましたけど。
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