SCHOOL OF LOCK!学園祭WEB企画
演劇部制作ラジオドラマ・レビュー やんも先生が、歴代の演劇部制作ドラマを振り返る!!
インタビュアー:ひっつ (※完全ノーカットでお送りします) |
| ミステリードラマ(2006年3月10日OA) |
| (※まずはドラマを聴く2人) |
| ひっつ |
これ。各方面で人気の高いミステリードラマ。 |
| やんも |
高いね。でもこのドラマはホントに大変だった。色んな意味で。 |
| ひっつ |
凝った作りですもんね! |
| やんも |
いや、そういう意味じゃない。色々と普段演劇部が抱えてる問題がモロに出たっていう意味で、けっこう大変だったよ。 |
| ひっつ |
どういう意味ですか?SCHOOL OF LOCK!の先生の中でも1番好きって人、いっぱいいますよ? |
| やんも |
ミステリーは、ある種、ドラマの醍醐味の1つとも言えるよね。 |
| ひっつ |
事件が起こり、伏線があって、謎を解き明かし…人間の愛憎が入り混じったりもしますし… |
| やんも |
そう。大変だけど、やりがいはある。でもね。このドラマは、ミステリーじゃなくて、ファンタジーなんだよ。
空想・妄想の世界。 |
| ひっつ |
空想がダメなんですか? |
| やんも |
いや、空想は全くダメじゃない。ダメなのは、キャラ先行型のアニメ的な発想を何にでも持ち込もうとすることだね。うちの生徒には昔から結構多いタイプ。人の複雑な感情の中に入り込むのを拒否して、パターン化されたキャラ設定と、とりあえず何でもいいから非現実的な舞台の中でフワフワ遊ぶ事に慣れてしまってる。このドラマを作り始めた当初は、それがモロに出たね。 |
| ひっつ |
やんも先生が、『出演者を減らせ』って電話で言ってるの、私覚えてますよ。 |
| やんも |
ええ言いましたね。もう俺がタッチし始めた頃には、脚本家も脚本も、すでにある程度決まっている段階だった。いわゆる、幅広い趣向の人からの人気をキープしたり、商品化するときのバリエーションのためだけにいるキャラクターって、アニメにはよくいるじゃないですか。 |
| ひっつ |
いますね。 |
| やんも |
ウチのドラマには、そういうのは必要ない。でもいた。だから削った。2人くらい削ったかな。まあ、いまだに文句がある人もいるだろうし、もう少し早く俺が手を入れられていれば、と思うと、いまだに申し訳ないけどね。でも、結果として、なかなか良くなったんじゃないかと思うよ。 |
| ひっつ |
迫力の音響効果ですしね! |
| やんも |
それは全て、ヘルツ先生のおかげ。俺はこんな風にして、って口で言うだけだし。彼は相当ノリノリでやってたけどね。でも、欲を言えば、俺はヘルツ先生の手を借りなくてもしっかりと成立する、芯のあるドラマを作りたい。こっちも100点で、向こうも100点っていう。それは今後の永遠の目標でもあるし。 |
| ひっつ |
出演者のみんなも、かなり個性的だったんじゃないでしょうか? |
| やんも |
おなじみの名物リスナー・ミドルも、なかなかしっかりした演技だったね。フランソワも堂々としてていい感じ。南極舌とブラックサレナは個性派が売りだったんで、じゃあやってみろと。個性派2人は、まだまだコレからって感じで。期待してます。 |
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