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番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2011/10/28)

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金曜日は、番組がその週で最も注目した人物にフォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。


今週は、この4組をピックアップしました。
藤岡、菅野、高橋、野村…ドラフト指名された明日のプロ野球選手たち!
プロ野球史上2人目!セ・パ両リーグで首位打者獲得!ソフトバンク・内山聖一!
惨敗から4年…2度目の挑戦でWBA王者を倒した岩手の星・八重樫東!
16日(日)史上7頭目の3冠を達成した競走馬・オルフェーヴル!


Facebookページの皆さんの投票では、
1位は昨日ドラフト指名された明日のプロ野球選手たち、2位は内川選手となっていますが、
中西哲生が今週注目したのは!


3冠馬・オルフェーヴル

今週のウィークリーパーソンはあえて「馬」です。ただし並みの馬ではありません。
2005年のディープインパクト以来、史上7頭目の3冠馬となったオルフェーヴルです。


競走馬は6月、2歳の時にデビューして、同世代とのレースを繰り返し、
牡馬なら2000メートルの皐月賞、2400メートルのダービー、
そして3000メートルの菊花賞で、3冠を目指します。


距離や競馬場、条件の違うレースを勝つのは難しく、
その分【3冠】というのは価値が大きいのですが、
このオルフェーヴルはディープインパクトやナリタブライアン、
先日亡くなったシンボリルドルフなど、歴代の3冠馬のように、
デビュー時から圧倒的な強さを発揮していた訳ではありません。


気性の悪さが災いして、デビュー戦で勝ったあと4連敗しているんです。
身体能力はあっても、気性の悪い馬は結果を残せないという中で、
これまでも気性に難がある馬で結果を出していた池添騎手が、
我慢しながらレースを教え続けました。
そして、気性の悪さを勝負根性に結びつけた結果、皐月賞、ダービーを連勝。
レース後、池添騎手は涙を流しました。


そして迎えた菊花賞です。
単勝1.4倍の圧倒的な1番人気の重圧をものともせず、
4コーナーでは先頭に立つ勢いの積極的なレースで、影をも踏ませぬ圧勝。
3冠を達成しました。


レース後の池添騎手のコメント
『ほっとした。記事とか取材でプレッシャーをかけられ、
絶対に負けられないという感じだった。強い内容で勝てたので夢が広がった。』


年内はあと1勝、有馬記念で先輩の馬たちと戦って、
来年は、池添騎手の言う「夢」…凱旋門賞へと向かう予定です。