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番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2011/12/16)

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金曜日は、番組がその週で最も注目した人物にフォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。


今週は、この4組をピックアップしました。
■通算成績224勝!30年間の選手生活にピリオド、工藤公康!
■地元メディアも絶賛!2試合連続ゴールを決めた、インテル・長友佑都!
■背番号は"18"!FAでオリオールズ入りが決まった、和田毅!
■「私が惚れてもた!」で電撃結婚、倖田來未!


facebookページでの皆さんの投票は、工藤公康投手が1位となっていますが
今週、中西さんが注目したのもこの方!



工藤公康!

新チーム・横浜DeNAの監督候補にも名前が挙がるなど、注目を集めていた工藤公康投手が
先週、自身のブログで『30年間ありがとうございました。』というメッセージを発表しました。
48歳の工藤投手は、プロ野球最長記録となる実働29年で、通算成績は224勝です。
昨年、西武を戦力外になってからも『まだまだ燃え尽きていない』と、今シーズンはチームに所属せず、
メジャーのトライアウトに向けて練習を続けてきましたが、痛めている左肩が回復せず、
ついに引退を決断。この決断に迷いはなかったのでしょうか?工藤選手に伺いました。


「そうですね。まぁ、肩さえ治れば…という気持ちはありますけれど、
 いつまでも宙ぶらりんの状態で行く訳にもいかないと。子供たちのこともあるし
 今後自分がやりたいこと…目指したいことは、次の世代の子たちに
 野球だけではなく、スポーツをする素晴らしさを伝えることであったりとか、
 何か自分で出来ることはないかと、ずっと考えていたんですよね。」

工藤選手は、この一年間の浪人生活中に、東日本大震災の被災地を回ったそうです。
そこで子供たちと野球をするうちに、“現役へのこだわり”にプラスして
『教えること、そして伝えることの大切さ』を感じるようになったということでした。
30年間も現役を続けてきた工藤選手ですから、身体、そして心に対するケアは
人一倍のこだわりを持っていると思うんですが…。こちらも工藤選手に伺いました。


「心がけているというより、裏付けされるのは“練習”しかないということ。
 僕は飲み過ぎ・遊び過ぎで肝臓を壊したんですけれど、それでもこれだけ出来たのは、
 若いときに“何でこんなに投げなきゃいけないんだ”っていうくらい練習をやって来たから。
 そのおかげで僕も長くやって来られたので、信じてやることが大切だと思うんですよね。
 僕も心が折れること、たくさんありましたからね。決して頑丈な心で…っていうことはなかったです。」

強いからだが強い心を作る…特に身体が出来上がる前の若いときに
つらい練習に耐えてきたから、ここまでやって来られたのでは?という答えでした。


工藤投手は昭和57年西武に入団。日本一に6回輝いて、西武の“黄金時代”を築きました。
その後移籍したダイエー、巨人でも日本一を経験し、平成19年には横浜、平成21年には再び西武…と、
自身が歩んでこられた、これまでの30年間を振り返って、いまはどんな思いなんでしょうか?


「幸せ者です。この30年間をひと言で言うなら、僕は“ただの幸せ者”と言えると思いますね。
“野球人生”という日々から考えれば、高校までが第一幕、プロ野球の30年間が第二幕です。
僕は基本的には野球しか教えられない人間なので、これから第三幕があがって、
人間としても野球人としても、自分を高めていきたいという風に思っていますので、
今後とも応援よろしくお願いいたします。30年間ありがとうございました。」

工藤選手のこのコメントを受けて、中西さんは
「僕は番組で何度も工藤さんとお会いしているんですが、工藤さんに対する最初の印象は
 愛工大名電高校のときの、甲子園でのあの強烈なカーブでした。
 実際にお会いする様になってからは、工藤さんのまっすぐな心、そして、深い野球理論
 これに惹かれていきました。ぜひ、“監督・工藤公康”を見たいと思います。」とおっしゃっていました。


工藤さん、長い間お疲れさまでした!