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ノーベル賞の国別受賞者数 トップ5(2012/10/11)

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木曜日は、「カルチャー」。


今週、京都大学の山中伸弥教授が医学生理学賞を
受賞したことでも話題となったノーベル賞。
今日は「文部科学省 平成24年版 文部科学統計要覧」
からの引用で、ノーベル賞の授与がスタートした
1901年から2010年までのデータをもとに
ノーベル賞の国別受賞者数トップ5をご紹介します。



第5位『スウェーデン(30人)』

第4位『フランス(54人)』

第3位『ドイツ(81人)』

第2位『イギリス(107人)』

第1位『アメリカ(314人)』


ちなみに、2010年までの日本人の受賞者は17人。世界で第8位となっています。
昨年の受賞者はなく、今年は山中伸弥教授が医学生理学賞を受賞して計18人。
今夜発表される文学賞では、作家の村上春樹さんが有力視されています。


そして、1991年に創設されたこちらの賞でも日本人は大活躍しています。
それは、ノーベル賞を前に「人々を笑わせ、考えさせてくれる研究」に贈られる
【イグノーベル賞】です。今年も日本人の受賞がありました。


受賞したのは、自身の話した言葉をほんの少し遅れて聞かせることでその人の話を妨害する装置
『スピーチジャマー』。開発者のひとり、産業技術総合研究所の栗原一貴さんにお話を伺いました。


基本的には皆さんとても祝福してくださって、とてもありがたいです。ただ、中には
本物のノーベル賞を受賞したと勘違いして、「ノーベル賞おめでとう!」と言ってくれる
近所の方もいらっしゃって…。自分自身、予想外の反応の大きさに戸惑っています。
この装置を開発したきっかけは、日本科学未来館に遊びに行ったとき、そこで自分の声を
少し遅れて聞くと喋りにくくなるという、心理学的な、認知科学的な展示があったんです。
これは非常に面白いなと思い、いつか何かに使えるだろうと思っていたのが
その後で上手く結びついてこの発明に至りました。会話というのは、その場の“空気”という
大切な資源をみんなで共有して成り立っているものです。だから、一方的にずっと喋って
他の人が喋れないようにしたり、ヤジを飛ばして人を妨害するというのは
よく討論番組などで見かけますが、心が痛くなると思っていました。この装置は、そういう場所に
フェアな議論を実現するための支援として使って行ければ良いと思っています。
授賞式の後にマサチューセッツ工科大学で記念公演があって、そのとき余興で
オペラ歌手の方が一曲歌ったんですね。その方に「スピーチジャマー」をやれと
その場で指示されたのでやってみましたが、オペラ歌手の方というのはもともと地声が大きく
音に敏感な方なのですごく極端な反応をされて、ビックリして笑い出していました。
それは楽しい思い出でしたね。
僕はもともと奇天烈な研究者を目指してやってきたので、今回の受賞はその“お墨付き”が
得られたような気がしていて、このままの調子で良いのだなと思っています。

今回、中西さんと高橋さんは「スピーチジャマー」の体験版を、栗原さんのホームページから
ダウンロードして試してみたそうです。おふたりの感想はというと
中西さん「僕は全く関係なく話し続けることが出来ちゃいましたね。」
高橋さん「私は自分の声が少し遅れて返ってくるのが気になって、途中から話すのがイヤになっちゃいました。」
と、それぞれ全く正反対の反応をされていました。中西さんは「先ほどの栗原さんのお話にあった
オペラ歌手の方の話からすると、僕は音に敏感じゃない…ということなんですかね?」と
ちょっとショックを受けた様子でしたよ。気になった方はぜひ、体験版を試してみてください。


今日は『ノーベル賞の国別受賞者数 トップ5』をご紹介しました。