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ドローン売れ筋ランキング トップ3をご紹介!(2016/5/12)

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木曜日は、「カルチャー」。


今日は、価格.comの
「ドローン売れ筋ランキング トップ3」をご紹介!



第3位『 パロット製 ビーバップ ドローン2(重量 500g 飛行時間 25分) 』最安値 66,266円

第2位『 DJI製 ファントム4(重量 バッテリー込みで1380g 飛行時間 28分) 』最安値 189,000円

第1位『 京商製 クワトロックス ウルトラ レディセット 54054(重量 120g 飛行時間 8分) 』最安値 10,563円


さまざまな活用が期待される無人小型飛行機“ドローン”。今の3機のスペックを聞いただけでも「重さ」「航空時間」「価格」など色々なタイプがあります。
可能性が広がり、バリエーションが増える中、全国にドローンの学校ができています。来週、東京・品川に開校する『日本ドローンアカデミー』もそのひとつ。こちらは俳優や映画監督を目指す人向けの専門学校による経営ということで、主に「空撮」を教えてくれるそうで、今回は講師の山崎英紀さんに“ドローン”について、色々と教えていただきました。
まずは、趣味で“ドローン”を飛ばしたい方は結構いらっしゃるかもしれませんが、大きさによって、その飛ばしやすさはずいぶん違うようです。


趣味や遊びの世界から説明しますと、今は掌に乗るサイズから自由に空撮を楽しめるものまで様々なタイプが出ています。小さいのは難しいですね。制御装置がシンプルなものしかなく、自分である程度コントロールできないとちゃんと浮かんでいられないんです。で、大きくなればなるほど色々な制御装置が付いていて、手を離してもピタッと止まります。もちろん、大きな機体にもそれなりのリスクはありますが、どちらかというと小さい方が難しいでしょう。

実はこのとき、スタジオには番組スタッフが趣味で購入した、世界最小のカメラ付き小型ドローン『オランダ・TRENDlab社 SKEYE Nano Drone with Camera』があり、中西さんもドローンの飛行にチャレンジしました。中西さんは何とか浮上させることができましたが、静止させるのが難しかったようです。
さてこのドローン、空撮のための利用が最も知られていますが、それ以外にも多くの仕事上での用途が考えられています。こちらについても山崎さんに伺いました。


ドローンはインフラ点検にニーズがあり、大型のメガソーラーパネルの点検に赤外線のカメラをつけ、パネルが作動しているかどうかを確認しに行ったり、あとは橋やトンネルでの点検作業…クレーンやトンカチでトントンと上の方を叩く作業も行ったりしています。そのほかにも、エアーガンのような装置を用いて、反響音で空洞を調べるという機体もあり、こちらにはマーキングする装置もあるので、より細かな点検が必要な箇所にはペンキを飛ばし、後から人の手で点検するという使われ方もしています。
僕がいま一番すごいと感じているのは、測量の世界です。解析ソフトの種類によって、3〜5枚くらいで解析できるものもありますが、何百枚と撮影する必要のあるソフトもあり、ある程度正確に撮れる機体であれば、そのソフトによって解析すると3Dのマッピングデータが出来上がり、それを建設重機に入力すると、重機もGPSで自分の位置を把握し、入力したとおりに無人で掘っていくのです。そういう進んだ使われ方が一例としてあります。

そのほか、警備や防犯のための使用や、輸送の手段としての実験もさかんに行われているそうです。
そして、ドローンの普及への期待とともに高まるのが悪用の懸念。規制も多く設けられていますので、趣味や仕事でドローンの使用を考えている方は、その点も充分注意しましょう。


まず注意すべきなのは「航空法」。昨年12月10日に改正され、夜間はダメ、1平方キロメートルあたり4,000人以上の人口集中地域では国土交通省に承認の申請が必要となります。その地区以外のエリアでも、建物の近くや人物の近く30メートルはダメとか、イベントの上空は禁止といった規制はされていますが、申請すれば降りるものなんです。
もうひとつは「電波法」。気をつけなければならないのは、輸入品で総務省の技適が取れていないものは「電波法違反」になりますので、注意が必要です。それと“ゴーグル”という受信機を付け、ドローンに乗っているかのように操縦する競技の機体があるのですが、こちらはアマチュア無線4級の資格が必要なのと、開局申請・コールサインというものを発行してもらわないと、免許があるだけではダメなんです。これらのハードルは高いのですが、それをクリアすればニュースやYouTubeで見るような、自分が飛んでいるような映像を見ながら飛ばすことが出来るようになるんです。
あと、機体が行方不明になってしまった場合、ドローンは産業廃棄物となり、不法投棄にあたります。こちらは最高1千万円の罰金や懲役が付く場合もあるという、意外に重い法律もあります。もちろん刑法でも、器物破損や傷害に結びつくと重い罪になるので、それらを承知した上でのフライトが大切だと思います。

安全な操縦のスキルをきちんとマスターし、ルールを把握するためには養成スクールに通うことが早道かもしれませんね。これから「ドローン」がどんな発展を見せていくのか楽しみです!
今日は「ドローン売れ筋ランキング トップ3」をご紹介しました。