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変化した現代の情報伝達 速水健朗が分析(2016/5/13)

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金曜日はBIGLOBEが提供するツイッター分析サービス、「ついっぷるトレンド」がまとめた「トレンドワード・ランキング」をご紹介します。


5月13日までの一週間、ツイッターで多くつぶやかれた「急上昇ワード」を見ていきましょう。




第3位【 たこ焼き 】

テレビ番組「仮面ライダーゴースト」8日の放送で、亡くなったたこ焼き屋さんのおばあさんを想いたこ焼きを食べながら敵と戦うアクションシーンが「超かっこいい〜」と話題を集めました。


第2位【 題名のない音楽 】

テレビ番組「題名のない音楽会」8日の放送で、「世界で愛されているアニメミュージックの音楽会」という特集が組まれたことから、多くのツイッターユーザーが反応しました。


第1位【 トレンド 】

5月9日、ツイッターに表示されるトレンドワードが「ブゥゥオオオーーーーン」「ブボボボボォォオオン」などの擬音語で埋め尽くされました。これに対し、「トレンドが壊れた!」「トレンド仕事しろ」など多くのツイートがありました。



◆トレンドワードは一時擬音だらけに




【 トレンド 】

今回、ツイッターのトレンドワード表示が擬音語で埋め尽くされた原因は「診断メーカー」によるもの。診断メーカーはツイッターなどのSNSに投稿できる、おもしろ診断サービス。このサービスで作成された「からあげチャレンジ」という診断が原因だったようです。



◆もちろんこの話題を知らない人も




◆速水健朗が現代の情報伝達を分析

かつての情報の拡散はラジオやテレビ、新聞といったのマスメディアから多数の人に向けて拡がっていくもので、伝達のスピードが速いようにも思います。しかし、現在のツイッターなどで拡がる情報伝達はそれまでとは違った仕組みになっています。


テレビ、ラジオ、新聞などのマスメディアにあるすべての情報が自分に関係のあるものかというと、もちろん関係のないものもあります。それに対し、友達がfacebookやツイッターに載せる情報は自分に関係しているものと思うことが多いと思います。こうした、自分に関係のあるものだけを摂取しようとする情報伝達法が現代的なものとなっています。


自分のまわりの友達が共有している情報は知っている、しかし、自分に関係のない情報はとたんに分からなくなる。こうした状況を「フィルターバブル現象」といい、自分のまわりに情報の泡があるような状況のことをいいます。



◆音楽業界では現代の情報伝達をプロモーションに利用

マスメディアを介するよりも、ファンコミュニティや口コミなどを介したほうが情報伝達のスピードが上がる時代です。


音楽業界でも、新作のプロモーションをせず突然リリースし、ファンクラブ会員向けに曲のタイトルだけ届け、記載されたネットページに行くと新作のミュージックビデオが見られるなど、ファンだけが知っているということにより伝達が速くなるということも起きています。




◆クロノスリスナーの反応