ビジネスマン、OLのネタ帳になるトピックを、毎日お届け!キャッチアップしておきたいトレンドをランキング形式で紹介しながら、毎日ひとつの話題にフォーカスしていきます。

ネタにされても寛容? "埼玉本"が売れるわけ(2016/5/17)

カテゴリー:1111

火曜日は「ビジネストレンド」をご紹介。


今回は、いま話題のとある県にまつわる本のランキングをご紹介します。


「埼玉本の売れ筋 トップ3」
どうして埼玉なのか。出版業界では「埼玉をテーマにした本は売れる」というジンクスがあるそうです。最近も一冊の埼玉本がブレイクしたことで、埼玉本ムーブメントが起きているとか。
そこで今回は、埼玉にまつわる本の売れ筋を紀伊國屋書店・新宿本店に教えてもらいました。





第3位 【 埼玉県謎解き散歩 / 金井塚良一・大村進 編著 新人物往来社 】

埼玉県の歴史や地理、有名出身者、名所やグルメなどを網羅した"埼玉学"の決定版。すべてカラー写真のわかりやすさが人気で、すでに第二弾も発売されています。
税込み771円



第2位【 埼玉県の歴史散歩 / 埼玉県高等学校 社会化教育研究会 歴史部会編 山川出版社 】

好評を博している全国歴史散歩シリーズの埼玉編。タイトルの通り、埼玉県の歴史について書かれています。街道ごとに歴史ポイントを紹介、地域や史跡の見どころが一目でわかるキャッチフレーズなど、散歩に役立つ情報を数多く収録しています。
税込み1,296円



第1位【 翔んで埼玉 / 魔夜峰央・作 宝島社 】

「パタリロ!」などの人気作をもつ魔夜峰央さんが描いた、埼玉を徹底的に「ディスる」漫画。
埼玉県民が東京都民の弾圧に立ち向かうという、とんでもないストーリーになっています。「埼玉から東京に行くには通行手形がいる」などの設定があり、埼玉に対する間違った情報と偏見に満ちた作品。
30年以上前に出版された漫画ですが、その衝撃的な内容がテレビなどで取り上げれ復刻しました。
埼玉のひとも、いまだから笑えるとSNSなどで話題になり、爆発的に売れています。
税込み756円



紀伊國屋書店・新宿本店では、「翔んで埼玉」の人気がダントツだそう。しかし、ほかの埼玉本の売れ行きはあまり上がっていないそうです。



◆なぜ埼玉本は売れると言われるのか

埼玉県に住み、職場のある東京で一日のほとんどの時間を過ごす「埼玉都民」と呼ばれる人たち。こうした人が「意外と自分の家にある埼玉を知らないため、埼玉の情報を知りたがる」ということがよく言われます。


また埼玉は、都心からのアクセスが良く、自然や歴史遺産も多くある場所として人気があります。そのためガイドブックや地図も多く出ており、毎年一定数は売れているようです。



漫画「翔んで埼玉」について、埼玉県の各市町村の首長も苦笑いしながらも評価しているそうです。漫画を笑って許してしまう、そんなおおらかさが素晴らしいです。



トレンド・アイズ。今回は「埼玉本のトレンド」をご紹介しました。