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年末年始は映画で“家族”を感じよう!(2018/12/27)

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木曜日は、「カルチャー」


今日入れてあと2日働けばお休み!という方も多いと思いますが、
今日は年末年始だからこそ、ちょっと見ていただきたい映画をご紹介します。
映画ライター・よしひろまさみちさんをお迎えして、
【 年末年始、家族を考える映画 】を伺います。
まずは、今、ヒットしている映画をチェック!
興行通信社調べ、前の週末、22日、23日の興行成績トップ3からお送りしましょう!


第3位 『 仮面ライダー 平成ジェネレーションズ FOREVER 』

綿谷:中西さんが子供の頃から続く人気シリーズ、平成最後の劇場版となります。
キャッチコピーは「時代が終わる、すべてがはじまる。」。
今や若手トップクラスの人気俳優になったあのライダーも登場するとか?


第2位 『 ドラゴンボール超 ブロリー 』

綿谷:今年3月までテレビで放送れされていた『ドラゴンボール超』の続編です。
ドラゴンボールの劇場公開作品としては、なんとシリーズ20作目にあたります。
クリスマスにはシリーズ最速で興行収入20億円を突破!世代を超えて大人気です!


第1位 『 シュガー・ラッシュ オンライン 』

綿谷:アーケードゲーム『シュガー・ラッシュ』のキャラクター、ラルフとヴァネロペが繰り広げるストーリー。
今作ではアナやエルザなど、おなじみのディズニーキャラクーも登場して豪華絢爛です!


中西:ということで、興行通信社調べ、前の週末、22日、23日の興行成績トップ3でした。
そして、いよいよ、映画ライターのよしひろまさみちさんに登場していただきます!
「哲生、今年はいつ帰ってくるの?」
「ああ29日の土曜日、明後日に帰るよ。」
ってことで、明後日、29日は…ちょっとまって、何この小芝居は!何だよこの小芝居!!(笑)
で、29日は帰省ラッシュのピークになりそうですが、この年末年始は家族とすごされる方も多いと思いますけど、そうではない方も“家族”を感じる映画を楽しんでみてはいかがでしょうか?
今年も一年お世話になりました、お馴染みの映画ライター・よしひろまさみちさんです!


中西&綿谷:おっはー!


よしひろさん:おっはー!こちらこそ、お世話になります。よろしくお願いします!


中西:いやいや、こちらこそ、年末ギリギリまでありがとうございます。
いつもは最新のおすすめの映画をご紹介いただいていますが、今回はちょっと視点を変えて【 年末年始、家族を考える映画 】を、古今東西の3作品選んでいただきました。そして、どんなテーマでセレクトしてくださったのでしょうか?


よしひろさん:先ほど、中西さんが電話口の小芝居みたいなのをやっていましたけども(笑)


中西:台本!台本!(笑)


よしひろさん:親が子供のを思うのはすごく当たり前のことですよね。むしろ、子供が親について思っていることを考えるというのはいかがでしょうか?という視点でセレクトしてみました。


中西:素敵な視点ですね〜。


綿谷:そんな、よしひろさんがチョイスしていただいた“家族を考える映画”まず1作目は?


よしひろさん:2003年公開の【 ビッグ・フィッシュ 】です。
『チャーリーとチョコレート工場』のティム・バートン監督による作品です。
父と子の話で、とても話が上手なお父さんが、ちょっと死にかけているんですね。で、ジャーナリストの息子はお父さんに対してものすごく優しく接しようと心がけるんですけど、お父さんの話が上手っていうのは実はすごいホラ吹きで、その嘘に子供のころからものすごい翻弄されていて、死にそうな状況なのに、お父さんはさらに嘘をつこうとするから、息子としては、何言ってんだ、クソ親父!!!みたいな感じなんですね。
でも実は、その嘘の中にはものすごく愛情が溢れる話がありました。という結末が待っています。


綿谷:最後のシーンは泣けますよね!本当にあれは、最後に救われます。そうだったんだー!!って。


よしひろさん:嘘が全部嘘では無いんですよ。私も父を亡くした時に、亡くした後に知ることが多すぎちゃって、あの時はちょっと憎んでいたけど、よくよく考えてみると、私のことを思ってやってくれていたことだったんだと思い始めて…


中西:話を聞いてるだけで、泣きそうになっちゃった(笑)


綿谷:そして、2作目は?


よしひろさん:【 リメンバー・ミー 】です。日本では今年の春公開で、DVD、ブルーレイも出てますね。
ピクサーのアニメーションになります。
簡単に説明すると、メキシコの死者の日という日本のお盆にあたるような日を舞台にしているんですけど、
死者の国に迷い込んだ少年の話でですね、死者の国に行ったことで自分の先祖と出会うですけども、それによって生きている世界での絆というのを再確認するストーリーになっています。


綿谷:衝撃の事実が途中で発覚するじゃないですか?


よしひろさん:そうなんですよ、それがね、オーラスで大泣きさせられるというね。


綿谷:そうそう、あとは、人間界で忘れられてしまったら消えてしまうという、なんか、それもね…


よしひろさん:そこも含めて、日本人には結構身近なネタですよね。


綿谷:響きますよね〜!


中西:これ、例えば、家族で見るときに、最後に泣くシーンとかくると、恥ずかしくないんですか?


よしひろさん:いやいや、親から無理やり見せていたら恥ずかしいと思うんですが、子供から見ようってことなら、恥ずかしくないんですよ。


中西:あぁそっかそっか、なるほどね!


綿谷:では、3作品目は?


よしひろさん:日本映画ですね。【 ぼくたちの家族 】という作品です。
お母さんが突然、余命宣告されてしまって、お父さんと男兄弟2人の家族が、男たちで一致団結しようとするけど、出来ないんですよ。男ってね、こういうときに本当に役に立たないの(笑)。それを思い知ってください!


綿谷:うんうん、そういうこともありますけども…(笑)


中西:本当にね、家族と毎日いつものように朝を迎らえれる、年末年始ってそういう時間じゃないですか?
“朝起きて、家族全員が揃っている”という幸せを感じられる。


よしひろさん:そう、その幸せを感じてほしいですね。


中西:ということで、映画ライターのよしひろまさみさんに、【 年末年始、家族を考える映画 】を伺いました。ぜひ、チェックしてください。


クリスマスに室内で楽しむバーベキューメニュー!(2018/12/20)

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木曜日は、「カルチャー」。


クリスマスの3連休目前、皆さんのご予定は?
おうちで家族や友人とパーティ!という方はもちろん
恋人とふたりきり、あるいはおひとりさまでも!?
バーベキューのテクニックを活かした
クリスマス・クッキングを楽しんでみませんか?

今日は、日本で唯一の“バーベキュー芸人”たけだバーベキューさんに
【 クリスマスに室内で楽しむバーベキューメニュー! TOP3 】
を伺いました!



第3位『 骨付きもも肉のローストチキン 』

第2位『 魚介のブイヤベース 』

第1位『 パエリア 』


以上【 クリスマスに室内で楽しむバーベキューメニュー! 】トップ3でした。
スタジオでは“クリぼっち”な中西キャプテンが、たけだバーベキューさんにそのテクをバッチリ伝授してもらいました。
たけだバーベキューさんは、日本で唯一のバーベキュー芸人。芸人さんでありながら、狩猟免許、お肉検定1級、キャンプインストラクターの資格もお持ちで「カナダのアルバータ州バーベキュー大使」でもあります。


たけだ:ナイスバーベ!よろしくお願いします。


中西:たけださんのメニューはおいしくて、インスタ映えもしますし。そしてこれ、室内でも出来るってことなんですか?


たけだ:そうですね。ワイルドさを少し縮小させながら、カンタンに…という感じで。


中西:たけださんが教えてくれるメニューは手軽に作れるものが多いので、クリスマスにもピッタリですね。で、今回用意しておきたい調理器具はなんですか?


たけだ:今日のメニューはだいたいフライパンで出来ます。ちょっと深めのものがあれば言うことなしですね。


中西:では、順番に伺っていきましょう。まずは第3位の「骨付きもも肉のローストチキン」ですが、これはどういうメニューでしょう。


たけだ:これは僕、外ではよくダッチオーブンを使って丸鶏を調理しているんですが、これをもも肉だけで作ります。両面をしっかりと焼いて、周りに切った野菜をコロコロってやって、白ワインをかけたら蓋をして蒸し焼きにするんです。すると、野菜からも美味しい甘みが出て、鶏肉も柔らかくガブリと食べられる、というメニューです。見た目もすごく良いです!


中西:さあ、続いては第2位の「魚介のブイヤベース」僕も気になっていたコレは?


たけだ:ブイヤベースって難しそうなイメージがあると思いますが、めっっちゃカンタンなんですよ!まずは細かく刻んだ野菜をバターで炒めて、そこに魚の切り身や今の時季なら牡蠣などを入れます。これは色んな種類を入れれば入れるほど美味しくなります!僕のオススメは、ちょっと贅沢に伊勢海老をドンッと入れちゃってもいいかな、と。色も真っ赤になりますので、クリスマス感も出ますし(笑)。味付けは塩・コショウと、白ワインをちょっと入れてあげれば、あとは魚介から勝手に出ますので。


中西:で、最後は第1位の「パエリア」ですが、これはすぐに出来るの??


たけだ:パエリアはめっちゃカンタンですよ!フライパンひとつあれば出来ますので。簡単に言うと“洋風の炊き込みご飯”みたいなものなので、玉ねぎやニンニクをオリーブオイルでガーッと炒めて、あとこのメニューで大事なのは“彩り”なので、海老の赤・パプリカの黄色・パセリの緑があればめちゃくちゃ美味しそうに見えるんです。あとは玉ねぎをしっかりと炒めて甘みを出すのもポイントです。


中西:これは炊いたご飯を炒めるの?


たけだ:これは生米を炒めて、そこに水を入れて炊き上げるんです。時間も20分くらいあれば出来ちゃいますよ。


中西:これもイイね!最後にデザートは何かオススメありますか?


たけだ:「焼きりんご」なんでどうでしょう?これはりんごを薄く切って、バターと砂糖とシナモンシュガーをかけて、アルミホイルで包んでオーブントースターで焼きます。薄く切ってあるので火の通りも早いですし、オススメです!


中西:これで今年のクリスマスは室内で楽しくバーベキューが出来そうですね。


たけだ:出来ます!


皆さんも今年のクリスマスは“おうちでバーベキュー”いかがでしょう??


中西哲生の本棚からおすすめの一冊をご紹介!(2018/12/13)

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木曜日は、「カルチャー」


中西: 年末が押し迫り、東京の電車も、道路も、ずいぶん混みあってきました。
忙しくなると人の心もささくれ立ってしまいがちなんですけども、そんなとき、ちょっと深呼吸して考えてみてください。
『自分は箱に入ってないか?』
…どういうことなのかを、今回、ご紹介していきます。

誰もが何かしら抱えている人間関係を改善するヒントが詰まった一冊、
大和書房から発売中の【自分の小さな「箱」から脱出する方法】に書かれている、
人間関係に悩んだ時、あなた自身に問いかけていただきたいフレーズをランキングにしてみました!


第3位 『 自分を正当化、していませんか? 』

中西: 問題が起きたり、自分がやるでべきことを出来なかったりしたとき、出来なかった理由、あるいは、出来ない理由を探そうとしていませんでしょうか?


第2位 『 相手のすべきことを、責めていませんか? 』

中西:3位の問いかけと関連してくるものなんですけども、自分が出来なった理由を正当化するために、相手のすべきことについて、過度に責めたりしていませんでしょうか?


第1位 『 自分を裏切っていませんか? 』

中西: この本は僕の人生を変えた一冊といっていいほどの本なので詳しく解説していきます。
『自分の小さな箱』とはいったいなんでしょうか?
忙しい年末の時期、改めて読んでみたい、今回はそんな思いで、中西哲生の本棚からセレクトした一冊、
【自分の小さな「箱」から脱出する方法】をフォーカスします。
この本は10年くらい前に読んだんですけど、ことあるごとに、読み返しています。

こちらの本は、アメリカ・ユタ州を本拠地とする、『アービンジャー・インスティチュート』がまとめた本で、組織内の人間関係について、法律や経済、教育、心理学、哲学のプロが一堂に会して解決していくプロ集団によって、出版されております。
あるアメリカの企業の人間関係を、小説仕立てにして、状況別に問題点を解説しています。
発売から12年が経っているんですけども、今も増刷が続いていて、グーグルやマイクロソフト、IBM、ナイキといった企業の企業研修のテキストとして用いらているんですよね。
ラグビーの五郎丸歩選手もよく読んでいるということで、そのさわりをご紹介したいと思います。

まず、アナタはこれまで、こんなふうに感じたことはありませんか?
“自分は一生懸命やっているのに周りがついてこない”とか、
“あの人が何も教えてくれないから仕事が進まない”とか…
ランキング第3位にも挙げたんですけど、「自分を正当化する」というのは、気づかないうちに起きてしまいがちということなんですよね。
そうなってしまうと、その結果、他の人に出来ない理由を押し付けてしまうことにもなります。

でも人間は、最初は、“他の人のため”とか、あるいは、“会社のため”、“社会のため”に「やってみよう!」と思っているはずなんです。
それが些細なきっかけで、そう思わなくなってしまうということなんですけども、
その状態を、『自分を裏切っている』として、この本では、『自分の小さな「箱」に入っている』状態としているんですよね。

そんなふうに物事をこじらせる些細なきっかけは、意外と身の回りにあったりするんですよ。
例えば、ちょっと、想像して欲しいんですけど、比較的空いている電車で、2人掛けのシートに座れた。出来れば、隣に誰も来てほしくないと思って、足を大きく開けたり、書類を広げたり、もしくは、カバンを置いたりして、“来るなよオーラ”を出してみたりすることがあると思うんですけど、でも、これって、偶然座席に座ることができただけなんですけど、自分の権利のようにふるまっていることになるんですよね。
他の人にも自分と同じく、“座りたい気持ち”があるということに気づけなくなってしまっているんです。
こういった些細なきっかけが積もり続けることで、本来の自分を裏切るということで、この本でいうところの『自分の小さな「箱」に入ってしまう』ということになります。

では、どうやって自分の小さな箱から出るのか?ということなんですが、それについては、この本に書かれているので、読んでいただきたいと思います。(笑)

ですが、例えば、今回も銀座ソニーパークにいろんな方々が来ていただいて、皆さんが“中西哲生と写真撮りたいな”と思ってくださっているとすると、僕も同じニーズとして、“僕も是非リスナーの方々と写真を撮りたい”と思って、時間があればすぐに外に出ていくとか、いろんな場面でそういうことがあると思うんですよね。自分と相手が思っているニーズが同じであれば、その瞬間にすぐ行動に移す。
さっきの座席の問題でも、1人で座っているときに、2人組の誰かいらっしゃって、それがお子さんとお母さんだったら、その瞬間に僕が立って、その親子に席を譲るという行動が選択肢としてあれば、全然ちがう人生になると思うんですよね。

ほんのちょっとの想像力で、自分を裏切らずに済むと思いますし、忙しい年末だからこそ、自分に問いかけるクセをつけてみていただきたいと思います。
今回は、中西哲生の本棚からセレクトした一冊、【自分の小さな「箱」から脱出する方法】をピックアップしました。

12月の注目作品はこちら!(2018/12/6)

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木曜日は、「カルチャー」。


いよいよ師走。忙しい日々が続きますが
その先には“冬休み”というお楽しみが!
そこで今回は、12月に公開される注目映画をご紹介。
その前に、まずはいまヒットしている映画をチェック!
興行通信社調べ、先週末12月1日、2日の興行成績トップ3をご紹介!



第3位『 くるみ割り人形と秘密の王国 』(公開1週目)

チャイコフスキーのバレエ作品をベースにしたディズニー映画。18歳のマッケンジー・フォイが演じるヒロイン、クララは透明感がすごい!そして、ディズニーならではの圧倒的な映像美が新たな「くるみ割り人形」の世界を作り出しています。


第2位『 ボヘミアン・ラプソディ 』(公開4週目)

先月このコーナーでもご紹介した「ボヘミアン・ラプソディ」伝説のバンド、クイーンの結成秘話、そして栄光と苦悩を描きます。映画のハイライト「LIVE AID」で実際に行われたクイーンのステージはYouTubeでも観られますが、映画の大ヒットとともに、こちらも1億1千万ビューを突破したそうです!


第1位『 ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 』(公開2週目)

「ハリー・ポッター」と同じ世界で展開される「ファンタビ」シリーズの第2弾が公開されました。アメリカの収容施設から脱獄した闇の魔法使い・グリンデルバルドに、主人公・ニュートと若きダンブルドアがともに立ち向かいます。「ハリー・ポッター」シリーズとのリンク具合も楽しめます!



以上、最新の全国映画動員ランキングトップ3でした。
そして、今日は12月に劇場公開される注目の2作品について、映画ライターのよしひろまさみちさんに伺いました。


中西:よしひろさん、おっはー!今回は12月公開の大作、そしてよしひろさんの注目作の2作品をご紹介いただきますが、まず1作目は?


よしひろ:はい。まず最初はレディ・ガガさんの初主演作としても話題の12月21日公開『アリー / スター誕生』です。
こちら、ガガさんが演じるのは“アリー”という歌手を夢見る女性なんですが、ちょっとルックスに自信がないんですよ。で、ちょっと夢を諦めそうになっているときに、有名なカントリー・ミュージシャンのジャクソンと偶然出会って、彼が彼女の才能を見出すんです。で、彼女はどんどんスターダムを駆け上がっていくんですが、一方のジャクソンはちょっと問題を抱えていて、どんどん没落していってしまう…というね。
で、これ実は4度目の映画化なんですが、古い方のバージョンを知っている人も知らない人も、どちらも楽しめる作品に仕上がっていると思います。


綿谷:私もこれ観てきたんですけれど、王道のシンデレラ・ストーリーとも言えるし、それがすごい良くて。書き下ろしの歌も本当に素晴らしくて、最後にふたりが一緒に曲作りをしているところを見せるの、あれずるいです。泣いちゃう〜!


よしひろ:あれは本当にずるいですよね(笑)。しかも、主演のブラッドリー・クーパーが監督も務めているんですけれど、まさかあのイケメンが監督も出来て、歌も歌えるなんて…天は二物も三物も与えるんですね、はいっ!(一同爆笑)


中西:さ、続いての注目作品は?


よしひろ:はい。『彼が愛したケーキ職人』という、先週の土曜日から全国順次公開となっている作品です。
こちらのストーリーは、ベルリンのカフェで働いているトーマスというケーキ職人と、イスラエルから出張でやってくる妻子ある男性・オーレンが恋に落ちます。…なんですが、ある日突然オーレンがトーマスへの連絡を絶ったと思っていたら、彼はイスラエルで交通事故で亡くなっていた、と。傷心のオーレンがエルサレムへ向かうと、そこではオーレンの妻がカフェの営業を再開したところで…というお話です。


綿谷:私これ昨日観てきたんですが、最初はちょっとほのぼのした展開もあるのかな、と思っていたら、全然!ですよね。もう大人向けで、普遍的な感情の移ろいもあるし、ドイツとイスラエルという微妙な国民感情とか、あとは宗教のしがらみや恋愛対象の性別とか、すごく今っぽいトピックも織り交ぜた作品でしたね。


よしひろ:そうですね。これは“LGBTQ”と呼ばれるセクシャル・マイノリティを描いた映画の部類には入るんですが、この映画が描いているのは超絶普遍的な“愛”の映画なんです。最愛の人を失ったとき、人はどうするかっていう…。なので、ひとりでも家族を失った経験のある方がこれを観たら、人ごとではないと思わされる作品です。ちょっとお子様には難しいかもしれませんが、大人の方はぜひ!


綿谷:“ほろ苦い”という言葉がぴったりな映画ですね。


よしひろ:そう、あとケーキ職人が作るケーキが異常にうまそうなんです(笑)。これも結構ポイント!


よしひろさんは年内にもう一度ご登場くださるそうです。次回の作品も楽しみですね!