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ビジネスでLINEを使うときに気を付けたい表現!(2018/7/26)

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木曜日は「カルチャー」


LINEの緑色のアプリがピコピコ鳴って送られてきたのは、遅れに遅れた重要な仕事の連絡…。しかも「ゴメンネ」のスタンプ付き…イラッ。というような経験、アナタはありませんか?
今回は、メンタルアップマネージャ、大野萌子さんによる
【 LINEを仕事で使うときに気を付けたいキーワード TOP3 】をお送りします!



第3位 『 否定形を使わない 』

第2位 『 トラブった場合は、LINEはしない 』

第1位 『 相手に答えをゆだねない 』

中西:東洋経済オンラインでも仕事におけるLINEの使い方について、記事を執筆されています、日本メンタルアップ支援機構 代表理事の大野萌子さんにお越しいただきました。よろしくお願いします。では、早速、ランキングの解説を伺っていきたいと思います。まずは、第3位の『否定形を使わない』、これはどういうことなんでしょうか?


大野さん:対面のやりとりでは、相手の表情や音調などが伝わってくるんですが、文字だけだと、相手が忙しかったり、落ち込んでいたりとか状況によっては否定的や批判的に捉えることが多いと思うんですね。なので、否定形というのは避けていただいて、肯定形に変えていくということが大事かなと思います。


中西:なるほど、相手が否定的に捉える可能性があるということですね。例えばどのように変えていけばいいですか?


大野さん:「○○しないでください」といわれるとなかなか受け取りにくいところがあるんですね、そういわれると批判されているような、責められているような気持ちになりますので、「○○してください」というような表現が良いかなと思います。


中西:「廊下は走らないでください」より「廊下は歩いてください」の方がいいということですね。続いて、第2位の『トラブった場合は、LINEはしない』というのは?


大野さん:相手にこちらの意図が伝わっていない、もしくは、誤解されていると思ったら文字でのやりとりを続けるのは危険ということですね。相手は、都合の良いように解釈するところがあって、腹が立っているときとか、えっ?と思うことがあると、どんどん否定的にマイナスのスパイラルのようになっていきます、そうすると、言い訳のやりとりみたいになっていって、余計に問題が悪化するかなと思いますので、音声ツールを使うなり、直接会って話をするということを取り入れたりするほうが、「そうだったのか!」と問題が解決していくことが格段にあがるかなと思います。


中西:トラブったときにはLINEは使わない、それからLINEでもいいから、「すいません、連絡させてよろしでしょうか?」や、「一度お会いさせていただけますか?」などと伝えたりして、直接、話をした方がいいということですね。続いては、第1位『相手に答えをゆだねない』について。


大野さん:これはですね、「出来れば、明日までに連絡ください」というように相手をたてる意味で、出来ればお願いしますとかなるべくお願いしますという言葉を使いがちなんですが、出来ればといわれれば出来ないから返事こないとかあって、本当は明日までには絶対に返事が欲しいのに、返事が来なくてイライラしたというようなことがよくある事例だと思います。


中西:確かに、仕事だと期限が限られていることってよくありますもんね。相手に答えをゆだねないというのは、出来ればという表現を使わず、ゆだねちゃうことをやめればいいんですか?


大野さん:そうですね。他には可能ならば〜とか、相手を慮れば慮るほど、たてればたてるほど、そういう表現が多くなってきてしまうかなと思います。


中西:例えば、「最終期限は○○までです!」って言っちゃった方がいいってことですか?


大野さん:「○○までにお願いします」と伝えて、それに、「不可能ならご連絡ください」というようなフォローがあると良いかなと思います。


中西:良いですね!「不可能ならご連絡ください」、良いですね(笑)!!LINEはカジュアルな連絡手段で、それ故に、言葉使いなども気になるところですが、仕事に使うときに絶対にNGなことってどういうことですか?


大野さん:やっぱり仕事なので、批判とか悪口を書かないことですね。トラブったりするとつい書きたくなってしまう気軽なツールではあるとおもうんですけが、そういうときに限ってスクショして他の人に送られちゃったりとか…。


中西:あぁ、確かに冷静に考えたら、スクショされる可能性ありますよね!やりとりをスクショされたら、完全に事実として言い訳できなくなっちゃいますもんね。


大野さん:そうなんですよ、相手が味方と思っていても実は違った…みたいなことがあると、取り返しが付かないことになるかなと。


中西:あぁ怖い怖い…。そして、たくさん方々のコミュニケーションをご覧になっている大野さんがこれまでに面白いなと思ったLINEの使い方ってありますか?


大野さん:面白いなというか、苦笑の方なんですが、仕事上で使っているのに、ハートのスタンプを送られてきて、親しいのかなと勘違いされて、セクハラっぽい問題に発展してしまうなんてこともあったりします。


中西:年齢が上だったり上司の方が、女性にハートのスタンプを送ったり…。止めよう、これは、止めよう(笑)。今までやってたわけじゃないですよ?やってたわけじゃないけど、これは止めよう、止めよう。


大野さん:緩衝材としては必要だとは思うんですけど、ビジネスの場では避けた方が良いと思います。


中西:そうですね、わかりました。ありがとうございます。今回は、メンタルアップマネージャ、大野萌子さんにお話を伺いました。みなさん、LINEでいろいろなことがあると思いますが気を付けて送るときは送りましょう。大野さん、改めて、ありがとうございました。


大野さん:はい、ありがとうございました。