新年を迎えると前に進める

石井ゆかりさん(ライター)×福田春美さん(ブランディングディレクター)

2017

01.01



2017年は、星回り的にはどんな流れになるのか?石井ゆかりさんに星を読んでいただきました。

2017年は、新しい形が生まれる



福田
今年は、どんな年になっていくんだろう?

石井
星占いは、別に科学的な裏付けがあるわけでもなくて本当にインチキかもしれないんですけど、私が個人的に星占いをやっていて世の中が動いているのを見ていると、符合していると思うことがないわけではないんですね。2015年くらいからシステムがある意味壊れるというか、これはずっと続いていくだろうなと思っていたものがどんどん変わって行くという、崩れていくという時間の中にいたんじゃないかなと思うんです。柔軟宮という季節の変わり目を司る星座に星が集まっていて、例えばイギリスがEUから離脱したり、SMAPが解散することになったり、天皇陛下のお気持ちとか、みんないつかは変わるけどすぐではないと思っていたことがどんどん変わって、アメリカの大統領選もそうですし。2017年はその崩れていく配置だったのが新しい季節が立ち上がる様な世界に星が移動していく時期なんですね。今まで形がなくなっていったものの中から新しい形がすっと芽生えてくるような時間になるんじゃないかなと思うんですけど。でも2017年いっぱいは、まだ土星が柔軟宮の射手座にいるので、もう少し崩れる感じもまだ残っているかなという気がします。でも木星は建設の新しいものを立ち上げる活動宮、天秤座に移動しているので建設が始まっていくんじゃないかなと。そして、がっつり建設が始まるのが2018年くらいなのかなという気がするんですけど

福田
東京オリンピックが開催される2020年はどんな感じですか?

石井
2020年はおもしろいんですよ。土星と木星が揃って山羊座にいるんですね。2020年の年末に水瓶座に同時に移動し、水瓶座で重なるというタイミングなんです。2020年の一年を見ると、どっちかというと、山羊座の年のイメージになるんですけど、それはまさに建設。山羊座は建築、建設、お城を建てるような世界なので、そこはみんな汗水たらして大きなシステムを作ろう、大きな力をまとめあげようみたいな感じになっていると思います。その力がどういうふうに躍動しているのかはわからないんですが。そこから2020年の年末、水瓶座にぽんと移動した時に水瓶座はある意味、革命みたいな世界なので、新しい理念のもとにもっとみんな自由になろうよみたいな世界なんですね。水瓶座はテクノロジーの世界でもあります。宇宙開発とか、もしかしたら宇宙兄弟みたいな感じになるのかもしれないし、わからないですけどもう少し外側に開いていく感じになると思います。2020年は星占い用語で言うと「グレートコンジャンクション」が起こる。つまり水瓶座でその木星と土星がランデブーするという現象がなんですけど、それがあってかなりロングスパンの節目というタイミングで、もっとはっちゃけた感じというか、希望に満ちた感じであってほしいなと思いますね

福田
へー。

石井
水瓶座は未来を司る世界なので、みんなが希望をもって未来に進めるようになれればいいなって思っていますけど。




叶えたいことはノートに書き込む



着実にキャリア積んでこられた福田さんですが、人生の転機ごとに、チャンスを掴んできた裏には、ちょっとした習慣がありました。

福田
私は、叶えたいことはいつもノートに書き出している。小さい頃からのクセで今年はこれをやろうというのは書くし、数年後以内にやりたいな、10年後、こうなっていたいなというのは書き出して、潰していくのが好き。迷い出したり、ざわつくとノートにどうなりたいのか書くんだけど、職業を書いたことはほとんどなくて、生活のリズムやスタンスを書いていて、でもこれ全部叶えてきているんですよ。

石井
すごい!

福田
10年だったり、15年かかったものもあるし、1週間で出来たものもあったりするけど、だいたい叶っている。

石井
ほんとだ。

福田
やればできることも書いているし、叶わないかもというのも書いているけど、小さい頃書いた間取りに今住んでいる気がする。そういう後押しをくれるかもしれないですね。

石井
でもそれは緻密な妄想が必要ですし、わかっていたのかもしれないですね。妄想のようで実はわかっているのかも。

福田
なるほど。

石井
私は、毎年、「星ダイアリー」という手帳を出しているんですけど

福田
みんな大好きな!

石井
今回から12星座別にしたんです。新しい年がくることに関してできるアドヴァイスかわからないんですけど、時間が死んで時間が生まれて時間が死んで時間が生まれてというサイクルを人間が発明したんだから、それをもっと本気にしたらおもしろいかもと思いますね。一年のサイクルは、人間のイメージですよね。春夏秋冬が新しく始まって、みんな無意識にそういう比喩で言うじゃないですか。。冬は死や眠りみたいな、それで春になると新しく再生するみたいな命の循環のようなものを時間の中に勝手に感じているんですよ。そういう感覚の中で星占いも生まれたものだと思うんで、星占いの新年とカレンダーの新年は違うんですけど、私たちが新年と決めた1月1日から、また新しくなるんだと思ったらずっと同じことが続いていくわけではないと思い込めるみたいな。

福田
前に進める感じなんだ。

石井
そうですね。もっと違う風になれると信じていいんじゃないかなって思いますね。




福田さんが手がける北海道物産展「to the north」で購入できる
札幌を代表する銘菓、ノースマン





使いやすい手帳に年間占い、月間占い、12星座プロフィールなど、石井ゆかりさんによる占いが盛りだくさんの「星ダイヤリー2017」が幻冬舎コミックスより発売中。



福田春美さんがディレクションを務める北海道のいろいろなものを集めた新しい北海道物産展「to the north」。土地と人の魅力を見つめ直し、そこで出合った食材やプロダクトを紹介しています。


これまでの記事

その他の記事