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リオオリンピックに見た チームで戦うという新しい見方(2016/8/26)

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金曜日はBIGLOBEが提供するツイッター分析サービス、「ついっぷるトレンド」がまとめた「トレンドワード・ランキング」をご紹介。


8月26日までの一週間、ツイッターで多くつぶやかれた「急上昇ワード」を見ていきます。





第3位【 吉田 】

リオデジャネイロオリンピオック、レスリング女子53kg級に出場した吉田沙保里選手。決勝戦で敗れ流した涙、感動のツイートが集まりました。



第2位【 地震 】

19日金曜日には茨城県沖で震度4の地震を観測。
現地時間24日未明、イタリア中部ではマグニチュード6.2の地震が発生し、現在も多くの被害が出ている模様です。



第1位【 銀メダル 】

リオデジャネイロオリンピック陸上男子4×100mリレー。山縣亮太、飯塚翔太、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥を擁した日本チームは、アメリカを上回り、ジャマイカに次ぐ2位で銀メダルを獲得しました。



今週のトレンドワードランキングで1位となった「銀メダル」。もちろん吉田沙保里選手の獲得した銀メダルについてもツイートされました。今回は吉田沙保里選手に注目します。





◆街の声−−吉田沙保里選手へのコメント

「オリンピックお疲れ様でした。ネットでは『謝らなくていいよ』というコメントを見るんですけど、まず負けたことに率直に悔しいという思いが出てるから、泣かないで胸をはれと言うのもお門違いだなとすごく思います。なにかしら形で今後の日本のレスリング界を引っ張ってもらえらばなと思います。東京オリンピックでも活躍してくださることを願っています」(男性)


「全部持って行かれました。絶対やってほしいです。またみたいです」(女性)


「吉田さんが『取り返しのつかないことをしてしまった』と話していましたが、みんな吉田さんに期待しすぎてしまったということのほうが申し訳なくて。仕方ないといっても、結果で報いるしかないのかなと思いました。これからも頑張ってください」(男性)




◆選手に期待するのは重圧?

速水 試合直後に謝罪をすることには賛否両論がありました。悔しいのだから仕方ないという意見もあります。


僕は、吉田選手の試合後にインタビューをしたアナウンサーの言葉に注目しました。泣きながら一生懸命、金メダルを取れなかったことを謝罪する吉田選手に対して「そんな風に思っている日本人はいませんよ」「みんな健闘を誇りに思っている」といった言葉を向けました。この言葉が自然に言えることに感動しました。


日本ではオリンピックに出場する選手にものすごい重圧を与えてしまいがちで、国全体を背負わせようとすることが続いてきました。


スター選手が出てくると良い結果を期待してしまうのは当然ですが、日本全体を背負わせてしまうのは日本特有の雰囲気でもあります。



◆チームで戦うという新しい流れも

ただ最近はその風潮もあり、卓球や水泳など本来は個人競技であるものが、「松田選手を手ぶらで帰すわけにはいかない」という合言葉が生まれたようにチーム、団体競技として見ることができたのではないかと思います。


個人ではなくみんな仲間。レスリングもチーム吉田として見て、4年後の吉田選手の姿を楽しみにするのも良いかと思います。




◆「銀メダル」についてのツイート








SMAPが団塊ジュニア世代とともに歩んだ時代を振り返る(2016/8/19)

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8月19日までの一週間、ツイッターで多くつぶやかれた「急上昇ワード」を見ていきます。





第3位【 東邦 】

開催中の全国高等学校野球選手権大会。14日に行われた2回戦、青森・八戸学院光星高校と愛知・東邦高校の試合、東邦高校は最大7点あった差を逆転しサヨナラ勝ち。
東邦高校は3回戦で敗れたましたが、逆転を期待していた高校野球ファンも多かったようです。



第2位【 銅メダル 】

開催中のリオデジャネイロオリンピック。連日、日本人選手のメダル獲得が続いています。現地時間16日、卓球女子団体日本代表は悲願の銅メダルを獲得。感動した人も多いのではないでしょうか。



第1位【 錦織 】

こちらもリオデジャネイロオリンピック。14日、テニス男子シングルス3位決定戦で、錦織圭選手はスペインのラファエル・ナダルを破り銅メダルを獲得。
日本人選手では96年ぶりとなるオリンピックでのメダル獲得となりました。



先週につづき、オリンピック、高校野球などスポーツの話題がトレンドワードランキング上位を占めました。そのなか、速水さんが今回注目するのはこの話題。





◆【 SMAP解散 】

先週14日、今年の末に解散することを正式に発表したSMAP。衝撃が走りました。



◆街の声

「すごい残念です。すごい好きでしたよ」(男性)


「ショックでした。好きです、中学生くらいのときから。聴いてるとすごい元気をもらえるので、すごい好きです。解散しないでください」(女性)


「SMAPが解散してやっぱりちょっと悲しいですね。ちっちゃいころからテレビで見てた人たちなので、仲が悪くなってしまっているというのを見て、最終的に解散するというのは見ていて悲しくなりました」(男性)



速水 僕、同世代なんです。稲垣吾郎さんと同じ1973年生まれで、木村拓哉さんは1つ上の世代。メンバーは香取慎吾さんが最年少で1977年生まれです。


72年から77年生まれのSMAPメンバーは団塊ジュニア世代にあたります。そのなかでも73年生まれは人口の多い世代で、今回の解散も「世代論」から見る切り口があると思います。



◆SMAPのCM出演歴に見る時代の変遷

SMAPの結成は87年。10代のころから活動を始め、レコードデビューは91年。メンバーは中学生や高校生だったころから仕事を始め、学生服のテレビCMから始まりFAXのCMにも出演してきました。


FAXのCMでは、当時は業務用FAXが主だったなか、友達同士でFAXを使ってメッセージを送りあうという使い方を提案するものでした。今のようにメールやLINEもない、インターネット時代以前の仲間同士のコミュニケーションがSMAPのCMからは見えてきます。


同時にSMAPメンバーはゲーム世代でもあります。糸井重里さんがゲームデザインを手がけた「MOTHER」のCMには木村拓哉さんが出演。ドラゴンクエストシリーズのCMにも出演することもありました。ファミコン世代の方々にとっては、SMAPが存在が意識に残っている方もいるのではないでしょうか。



CM出演歴の話題ではほかにも、香取さんはIBMのCM、木村さんは富士通のCMに出演するなど、パソコンが家庭に普及する時代にもSMAPは関わっています。


SMAPのCM出演歴からは、ポケベルから携帯電話へと移り変わっていったことなど、メディアがいかに発展してきたか見て取ることができます。



◆SMAPに見た団塊ジュニア世代のライフスタイル

SMAPは30代、40代になっても活躍するアイドルグループの先駆けでもありました。そこにはもちろんすごい努力があり、いままでのアイドルがやってきたことのない領域に挑んできた結果でもあります。


しかし、ただ一つできなかったことは「子育て」。


SMAPのメンバーが出演したCMにはタワーマンションのCMもあります。タワーマンションの購入層でもある団塊ジュニア世代が大人になり、マンションを購入し、家族を築く。こうした一つのライフスタイルもSMAPが出演するCMから見えてきます。


30年近く、SMAPの活躍を見てきた同世代の人にとっては、メンバーは友達とも思える存在ではないでしょうか。大きな災害があればよりそう、国民の象徴ともいえるSMAPが遠いところに行ってしまうなとも感じます。



◆ツイッターの反応








スタジオジブリの抱える後継者問題(2016/8/12)

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8月12日までの一週間、ツイッターで多くつぶやかれた「急上昇ワード」を見ていきます。







第3位【 イチロー 】

アメリカメジャーリーグ、マーリンズに所属するイチロー選手が7日、メジャーリーグ史上30人目となる3000本安打を達成。その偉業にツイッターでは盛り上がりを見せました。



第2位【 愛ちゃん 】

開催中のリオデジャネイロオリンピック。卓球・女子シングルスで快進撃を見せた福原愛選手。3位決定戦で敗れ、4位に終わりましたがその活躍ぶりが話題を集めました。



第1位【 金メダル 】

こちらもオリンピックの話題。オリンピック出場中の日本人選手はこれまでに7つのメダルを獲得。このあとも女子レスリングなど注目の競技が続きます。



オリンピック関連の言葉がトレンドワード上位を占めるなか、今回、速水さんが注目したのはこのワード。





◆【 もののけ姫 】

日本テレビ系「金曜ロードーショー」では、5日と12日、2週続けてジブリ作品を放送。5日に放送された映画『もののけ姫』が、ジブリ映画の恒例どおり、トレンドワードランキングに入ってきました。



◆街の声−−好きなジブリ作品は?

「『天空の城 ラピュタ』小さいころ観ていて、音楽が良いじゃないですか」(男性)


「画がやっぱり可愛らしいので、ちっちゃいころに初めてみたものなので印象に残ってます」(女性)


「『ハウルの動く城』(作中に使われている)音楽「人生のメリーゴーランド」、あの曲だけは好きです。ストーリーも画もクオリティが高いところが良いのではないでしょうか」(男性)


「『耳をすませば』小学生のころにテレビで観て、動物もかわいいし、登場人物とか主人公に感情移入しやすいとおもいます」(女性)






速水 ジブリ作品を見たことのない人は日本人にはほとんどいないのではないでしょうか。万里恵さんは、ジブリ作品のうちどれか一つ上げるとしたらどれですか?


高橋 『となりのトトロ』ですね。小さいころは「ネコバスに乗りたい」「かわいい」といった印象だったのですが、大人になって観たら涙が出てきました。メイとサツキが再会するシーンで琴線に触れましたね。



クロノスの作家も子どもと一緒にみると、あらためて父親の立場から『となりのトトロ』を観て涙がこぼれたそうです。


速水 いろんな世代が観る年齢によって解釈が違うという深さがあるのもジブリ作品の一つの特徴ではないでしょうか。



◆ジブリが抱える後継者問題

宮崎駿監督は子どものために作る映画というわけでもなく、大人になって観たときに解釈が変わる映画を作り続けてきました。『となりのトトロ』も可愛らしいキャラクターが登場する自然を描いたファンタジー映画、その一方で、『もののけ姫』のように自然への畏敬を表した作品も作っています。


宮崎駿監督は『風立ちぬ』の公開以降、今後は長編映画の製作をしないことを発表しています。2015年に公開された『思い出のマーニー』まで、夏休みにジブリ映画が公開されるのはひとつの恒例となっていました。しかし、それも途絶えてしまうかもしれません。


今秋9月に、スタジオジブリとフランスの映画製作会社が共同製作した『レッドタートル ある島の物語』が公開されます。ですが、これまでのように子どもも大人も楽しめるようなアニメーション超大作を毎年公開していく体制は無くなるといわれています。


これには後継者問題があるといわれています。


宮崎駿監督もだいぶ年をとられており、次の監督を誰にするのかというのはスタジオジブリが長い間抱えてきた問題で、まだ最適な答えは見えていません。現在公開中の映画『シン・ゴジラ』の庵野秀明監督や、『サマーウォーズ』の細田守監督など、過去にジブリ作品に関わっていた監督、スタッフは外部で仕事をするようになっています。


一方、アメリカのピクサーやディズニーなど海外のアニメーション製作会社。『トイ・ストーリー』などを手がけた作家ジョン・ラセターなどがいますが、アメリカでは合議制、複数者による脚本など、一人に任せないことが通例です。日本では一人の作家、監督に作品を任せてしまうことから、どうしても後継者問題が出てきてしまいます。



高橋 いち視聴者としてはさみしいですね。もっと観たいと思ってしまいますよね。


速水 視聴者も毎年、テレビなどで過去の作品を楽しむ習慣ができていますよね。年齢を重ね、10代で観るジブリと40代、または子どもといっしょに観るジブリでは印象が違うと思います。ジブリ映画は繰り返し楽しめるコンテンツということですよね。



◆ツイッターの反応








快進撃『シン・ゴジラ』速水健朗が注目して観たものは(2016/8/5)

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8月5日までの一週間、ツイッターで多くつぶやかれた「急上昇ワード」を見ていきます。


第3位【 ナッシー 】

ポケットモンスターシリーズに登場するキャラクター、ナッシー。この冬発売予定の「ポケットモンスター サン・ムーン」の最新画像が公開され、その新しい姿が面白いと話題になっています。




第2位【 誤報 】

1日月曜日、気象庁は、東京湾を震源とするマグニチュード9の地震が起きるとする誤った緊急地震速報を発表。速報は直後に取り消されました。これは落雷による装置の誤作動が原因と考えられています。


第1位【 地震 】





今回注目するのは、7月30日の公開から注目を集めている映画『シン・ゴジラ』。速水さんはこの映画をどのように見たのでしょうか。



◆街の声

「『シン・ゴジラ』観ましたよ。あれすごいですね。いままでのゴジラよりかなり恐ろしくなってましたよね。エヴァンゲリオンの使徒かと思いましたよ。久しぶりにぞくぞくする映画を観たなという感じですね。続編ももしあるなら観たいですね、ぜひ」(男性)


「怖くて、(ゴジラが)まじで出たらヤバいなと思ってます」(女性)


「かなり期待できますね、エヴァンゲリオンの監督が作っている作品なので。仕事があるんですが、早く終わらせて観に行きたいなと思ってます。楽しみです」(男性)





◆ゴジラの映像だけじゃない!人間模様や組織に注目

速水 僕も観に行きました。観た人とまだ観てない人の熱量がだいぶ違うのですが、この映画のヤバさは観ないと分からないと思います。


街の声にもあったように、エヴァンゲリオンの庵野秀明監督が手がけています。「エヴァンゲリオンでやりたかったことはこれなんだ」と感じさせる場面もあり、とにかく強いゴジラが登場します。


政治的な要素の強い、会議室映画とも言われる今回の映画。東京湾にゴジラが現れることから始まり、そこから様々な政治家や官僚たちが対策を練っていくサスペンスが描かれています。
初期対応の失敗、危機管理の無さから映画は始まりますが、そこにはダメな政治家など紋切り型の描写はありません。これまでのゴジラシリーズを始めとする怪獣映画では、自衛隊は非常に無力なものに映りますが、今回の『シン・ゴジラ』では綿密に作戦を立てるなど、しっかりとした組織として描かれています。



◆都市論として破壊される建造物に注目

怪獣映画にはその時代ごとの新しい建築物を壊すというルールがあり、ゴジラシリーズではこれまでに都庁であったり、千葉マリンスタジアムなどを壊すシーンがありました。『シン・ゴジラ』ではどうなるのか気にして観てください。都市論として、ゴジラがどこから上陸し、何を壊して進んでいくのかを注目して観ていただければとも思います。





高橋 私はゴジラ映画を観たことは無いのですが、ゴジラ映画がアクションばかりではなく政治的な日本の弱いところが見えるということを聞いて興味が湧きました。


速水 日本人の組織論のように、個々人では優秀でがんばっている人が多いにもかかわらず、組織として一つのものをやろうとすると適切に機能しない。好きなこと、やりたいことができなくて、みんなが思っている方向と違う方向に進んでしまうということはどんな会議でもあるのではないでしょうか。




◆ツイッターには映画が気になるツイートが並ぶ