NOEVIR Color of Life

EVERY SAT / 09:00-09:30

今、仕事も家庭も自分磨きにアクティブな生き様を実践する女性達。そんな女性達がいつまでも輝く心と勇気を失わず、体も心も健康な毎日を送るため、各界を代表して活躍する女性ゲストが自らの言葉でメッセージを送るのが、このノエビア カラーオブライフ。「生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと」をテーマにした、トークや音楽、話題、情報などが満載です。

TOKYO FM

NOEVIR Color of Life

EVERY SAT / 09:00-09:30

唐橋ユミ

今、仕事も家庭も自分らしく、いきいきと生きる女性たち。いつまでも輝く心を失わず、心も体も充実した毎日を送るため、各界を代表して活躍する女性ゲストが自らの言葉でメッセージを伝えます。“生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと”をテーマにした、トークと音楽が満載のプログラムです。

Guest井上荒野 江國香織さん

井上荒野 江國香織さん

【2018年12月ご出演】

井上荒野 
1961年東京生まれ。89年、「私のヌレエフ」でフェミナ賞、2004年、
「潤一」で島清恋愛文学賞、08年、「切羽へ」で直木賞。
11年、「そこへ行くな」で中央公論文芸賞、16年、「赤へ」で柴田錬三郎賞を受賞。
2018年6月には江國香織さんとの共著、映画100作以上を語り尽くす
「あの映画みた?」を出版。


江國香織
1964年東京生まれ。87年「草之氶の話」で「小さな童話」大賞受賞。89年、
「409ラドクリフ」でフェミナ賞、92年、「こうばしい日々」で坪田譲治文学賞。
「きらきらひかる」で紫式部文学賞。2004年、「号泣する準備はできていた」で直木賞。
07年、「がらくた」で島清恋愛文学賞、12年、「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、
15年、「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞などを受賞。小説以外に、
詩作や海外絵本の翻訳を手がける。

井上荒野 江國香織 2019年への思い

2018/12/29
今週も12月のマンスリーゲスト、井上荒野さんと江國香織さんをお迎えし、
2018年の締めくくり、そして2019年への思いを語っていただきました。

「毎年、時間が進むのが早くなる!」とおっしゃる井上荒野さん。
締め切りをこなしていたら、もう一年が終わったと驚いておられましたが、それは
私たちも同感ですね。実は、今年が平成最後の年末となりますが、
お二人は平成という時代とともに作家生活を送られています。
井上荒野さんは、今度出版されるご自身の新刊書の帯のコピーが、
「作家生活30周年記念」と書いてあったことに改めて驚かれたそうです。
実は、井上荒野さんが江國香織さんと出会ったのも、まさに平成の始まりの頃。
つまりお二人の友情、作家生活は平成とともにあったというわけで、
来年に控えた新しい年号への始まりとともにやってくる、平成の締めくくりに
感慨深さを隠せないご様子でした。
30年分の大切な友情の積み重ね、思い出など是非また機会があれば伺いたいと思いました。

さて、そんなお二人の2019年に向けての抱負は、美味しいものを食べて、
楽しくおしゃべりして、元気に過ごすこと。そこからまた、「あの映画みた?」の
ようなお二人の手による楽しい本が生まれることを期待したいですね。
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江國香織 創作の原点とは?

2018/12/22
今月は30年来の友人という井上荒野さんと江國香織さんをお迎えして
3人でお届けしています。今週は江國香織さんの創作の原点や、お気に入りの
時間についてお話を伺いました。

井上荒野さんも作家であるお父様の井上光晴さんから大きな影響を受けていますが、
江國香織さんもお父様より大きな影響を受けられています。
江國香織さんのお父様は江國滋さん。演芸評論家、エッセイスト、そして
俳人として知られています。江國香織さんは幼い時からそのお父様より、
言葉使いについて特に厳しく育てられたそうです。
正しい言葉で表現すること、正しい言葉で自分の気持ちを伝えることの大切さ、
それこそが今の江國さんの作家としての原点であり、人としての基礎になっていると
語られます。

ちなみに、江國香織さんが大好きなのはお風呂。時間があってもなくても
まず、1時間はお風呂でお湯に浸かっていないと、1日の活動のエネルギーが
出ないそうです。以前、井上荒野さんと国内旅行に出かけた時にも、
そのお風呂へのこだわりは変わらずで、スケジュールの都合でお風呂に長く入れない日は
終日とても元気のない、別人のような江國さんだったそうです。
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井上荒野 江國香織 あの映画みた?

2018/12/15
12月は作家の井上荒野さん、江國香織さんを迎えてお届けしています。

今年6月、2人の対談共著で話題を集めた本が、「あの映画みた?」(新潮社)
恋愛、女性、老人、食などをテーマに映画観をはじめ、人生観、作品への美学、
映画から得たこと、そして映画などを通して惹かれ合うご関係などが熱く語られた一冊です。
共に映画に惹かれる最大の魅力は、「物語」ということ。
たった2時間ほどの間に積み重さねられてゆく、人の人生や歴史など。
映画という文化に敬意を評し、また、楽しむ思いなどがとても痛快に語られ、
紹介されています。映画を観た後にその作品について語り合うことは、
とても楽しいことですが、このご本はまさにそんな気分にさせてくれます。
観ていても、観てなくても楽しめる映画のお話です。

そして、番組では書籍の中に取り上げた作品だけではなく、まさに井上さん、江國さんが
今年観た映画についても熱く語っていただきました。まず、江國さんの今年のお気に入りが
ちょうど今も、話題を集めている「ボヘミアンラプソディ」です。
今は亡きイギリスのロックバンド、「クィーン」のボーカリスト、フレディマーキュリーの
人生に迫った作品。70年代から90年代のクィーンの人気をリアルタイムで
体験した世代だけではなく、若い人たちも映画館に詰めかけ、世代を超えて
人気を集めている作品です。そして、井上荒野さんの今年のお気に入りが
「万引き家族」。日本アカデミー賞最優秀作品賞他全6冠受賞の『三度目の殺人』の
是枝裕和監督最新作ということもあって話題を集めましたが、第71回カンヌ国際映画祭でも
最高賞パルムドールに輝いた人間ドラマです。

映画を見ることで自分とは違う人生を生きることができる。
世界のどこにでも行くことができる。それが物語の魔法なのかもしれません。
あなたは今年、どんな映画を観ましたか。「ボヘミアンラプソディ」、
「万引き家族」、それぞれまだという方は是非、この週末にお出かけしては
いかがでしょう。
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井上荒野 創作の原点とは?

2018/12/08
12月は井上荒野さんと江國香織さんをお迎えしてお届けしています。
今週は井上荒野さんのライフストーリーに迫りました。

井上荒野さんは1961年東京生まれ。89年、「私のヌレエフ」でフェミナ賞、
2004年、「潤一」で島清恋愛文学賞、08年、「切羽へ」で直木賞。11年、
「そこへ行くな」で中央公論文芸賞、16年、「赤へ」で柴田錬三郎賞を受賞。
2018年6月には江國香織さんとの共著、映画100作以上を語り尽くす
「あの映画みた?」を出版されています。

その井上荒野さんの作家としての原点はやはりお父様井上光晴さんの存在。
高校時代からお父様の原稿の清書を行うなどして、その世界観を身近なところで体験、
のちに作家を目指す折の指針になった体験でした。その後は出版社勤務なども経験し、
作家デビューされています。ただ、1989年の文学賞を受賞したものも、
その後しばらくはご自身が満足できる作品に恵まれず、苦しい時期があったももの
2004年に島清恋愛文学賞を受賞、その後は人気作品をいくつも発表され、
映画化される作品もあるなど、人気作家としてファンの支持を集めています。
そして、高価なものではなくても、とにかく美味しいものを食べることが大好き。
美味しいものを食べることも創作のエネルギーの一つになっているそうです。

ちなみに井上さんの苦手なものは運動。スポーツ全般がとにかく苦手だということですが、
現在はご主人と一緒に自転車を趣味で走らせ、楽しまれているということです。
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井上荒野さん 江國香織さんの友情秘話

2018/12/01
12月は、今年対談形式による共著「あの映画みた?」(新潮社)で話題を集めた、
井上荒野さんと江國香織さんのお二人をお迎えしてお届けします。
30年来の仲良しというお2人の出会いから、それぞれ惹かれ合う部分。
共通点からお互いの作品への尊敬、それぞれのライフストーリーまで、
長年にわたり友情を培って来た2人の魅力に迫ります。

今週はまず、30年に渡るお2人の交友関係についてうかがいました。
同じ文学賞を受賞したことをきっかけに知り合った井上荒野さんと江國香織さん。
世代もほぼ同じということもあり、すぐに打ち解けて話をする関係に。
プライベートやお仕事が多忙で、なかなか会えない時期もあったそうですが、
ある雑誌の取材で再び、交流がスタートして、美味しいものを食べに行ったり、
お酒を飲んでおしゃべりしたり、、、そんな中で何よりも話が盛り上がったのが
「映画」についてのお喋りだったそうです。

そして、今年6月、お二人が映画について語り合う対談として発表されたのが、
「あの映画みた?」。100本以上の映画について、様々なテーマ、切り口で語り合うこの本。
語られる映画の魅力だけではなく、お二人の関係性や生き様なども知ることができる、
素敵な一冊です。

決して全て同じ作品を見てるわけではないものの、好きな作品を教えあったりして、
映画を見る楽しみだけではなく、映画を語り合うた楽しみにも目覚めて出来上がったこの本。
読んでいると、思わず2人のお話に参加したくなる、そんなお楽しみいっぱいの一冊です。
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