今月ご乗船していただいているのは、俳優の石黒賢さんです。
石黒賢さんは旅がお好きで、独身の頃には、よく一人旅に出られたそうです。ここ数年は、旅番組などでもご活躍されていて、秘境やレアな場所にも行かれた経験もあります。
本日は、石黒賢さんとなじみ深い街、ニューヨークの旅についてお話をうかがっていきます。
干場「お仕事でもプライベートでも、ニューヨークによく行かれるという事ですが、波長が合う街なんでしょうか?」
石黒「そうですね、街中でぼーっとしてるだけでも楽しい街っていうのは、ニューヨークだけと言っていいくらいですね。人を観ているだけでも、一日ただ歩いてても飽きないんです、魅力がありますよね」
干場「ニューヨークは"人種のるつぼ"とも言ったりしますけど、そういった人種の違いみたいなものも、感じたりということなんですか?」
石黒「ピンからキリまでのピンがありますよね。本当に、精鋭が揃っているという気がします」
干場「1993年に、ドラマ「人間の証明」で「刑事コロンボ」でも有名な、ピーター・フォークさんと共演されたんですよね?どんな方でしたか?」
石黒「一言で言うと、コロンボのイメージそのままの方でした。まったく、偉ぶるわけでもないですしね」
干場「僕は、ステンカラーのぼろぼろのコートを着てるイメージがありますね」
石黒「とってもお洒落な人でした、ハリウッドスターですし、撮影の前に、顔合わせと台本の読み合わせがあったんですよね。待っていると、ピーターが入って来て、握手をして「ナイストゥーミーチュー、ケン、明日からよろしくな」みたいな感じで、フランクなんですよ。次の日から撮影に入ると、監督に「僕が監督に出すオーダーは2つだけ、一つは僕の今回のニューヨークのやり手の刑事だよな、僕はもう若くないから、顎の下がたるんでるんだよ、顎のラインがシャープじゃないと、やり手に見えないだろ?だから、下からの煽ったショットは撮らないでくれ」と、言ってました。あと、ピーターは、子供の頃に病気をされていて、右目が義眼なんですね。「右側からは撮らないでくれ、あとは君の言う通りにするよ」と、言うんですよ」
干場「その2つだけと言ったんですか、カッコいいですね」
石黒「実際に撮影が始まって、リハからやっていって3回、お芝居のニュアンスを微妙に変えるんですよ。それって、ものすごく難しい事なんですよね。台詞のボリュームを変えるとか、そういう事じゃないんですよ。根っこにあるキャラクターはぶれずに、その表現手法だけなんです。例えるなら、コーヒーにクリームを入れたのか分からないくらい、それくらい微妙にピーターは違うんですよね」
干場「素晴らしい役者さんなんですね」
石黒「一緒に仕事が出来て、良かったと思います。撮影の合間に色々な話をしてくれて「このあいだ、こういうオーディションを受けに行った」という話をしたり、「あなたみたいな、キャリアの方がオーディションを受けるんですか!?」と聞くと「だって、その役をやりたいじゃないか」と言うんですよ。それを聞いて、アメリカって、すごく門戸を開いているというか、フェアだなと思いました」
干場「一ヶ月にわたって旅にまつわる色々な話を聞いてきましたが、最後に、石黒さんにとって旅とはどんなインスピレーションを与えてくれるものですか?」
石黒「人間、歳を重ねていくと、色々な色がついて来ちゃいますけど、旅に出る事によって自分がどんどん子供の頃の様に、無色透明に戻れる様な気がするんですよね。当然だと思っていた事が、海外では当然じゃない事って、たくさんあるじゃないですか?初めての経験を思い知らされるというか、日本にずっといたら、色んな色がついて混ざっていくけど、それがどんどん無色透明な、子供の頃に戻っていく様な、そういったインスピレーションを与えてくれるものだと思いますね」

「長期の船旅は運動不足になりそうな気がします、どうやって解消しますか?」
クルーズというと、運動というイメージはあまり無いかもしれませんが、近年クルーズ船は大きくなっていますので、ビル10階建てくらいのクルーズ船や、長さが300mほどのクルーズ船もあります。
運動不足になりがちという方は、なるべくエレベーターを使わず、階段を使っていただいたり、船内を歩いて回るだけでも、いい運動になります。
船のアクティビティにはジムもありますし、船を一周回る事が出来るジョギングコースもあります。他にも、パドルテニスやゴルフ、プール、運動が出来るアクティビティが揃っているんです。
また、寄港地観光に出れば、博物館や世界遺産を回ったりと、歩く機会も意外に多いんです。特に世界遺産などは、足下が悪かったり、石畳の地形も多いので運動になります。
それでも気になるという方は、バケーションを楽しむ為にも、クルーズ船に乗る前と乗った後に、少しセーブしていただくのもいいかもしれません。
ちなみに干場さんは、クルーズの間は毎朝ジムに行って、筋肉をつけて帰って来たそうですよ。アクティビティなどを利用して、適度な運動をしながら、美味しいものを食べて楽しんでいただきたいですね。
クルーズ情報
「長期の船旅は運動不足になりそうな気がします、どうやって解消しますか?」
クルーズというと、運動というイメージはあまり無いかもしれませんが、近年クルーズ船は大きくなっていますので、ビル10階建てくらいのクルーズ船や、長さが300mほどのクルーズ船もあります。
運動不足になりがちという方は、なるべくエレベーターを使わず、階段を使っていただいたり、船内を歩いて回るだけでも、いい運動になります。
船のアクティビティにはジムもありますし、船を一周回る事が出来るジョギングコースもあります。他にも、パドルテニスやゴルフ、プール、運動が出来るアクティビティが揃っているんです。
また、寄港地観光に出れば、博物館や世界遺産を回ったりと、歩く機会も意外に多いんです。特に世界遺産などは、足下が悪かったり、石畳の地形も多いので運動になります。
それでも気になるという方は、バケーションを楽しむ為にも、クルーズ船に乗る前と乗った後に、少しセーブしていただくのもいいかもしれません。
ちなみに干場さんは、クルーズの間は毎朝ジムに行って、筋肉をつけて帰って来たそうですよ。アクティビティなどを利用して、適度な運動をしながら、美味しいものを食べて楽しんでいただきたいですね。