今月ご乗船していただいているのは、俳優の石黒賢さんです。
石黒賢さんは旅がお好きで、独身の頃には、よく一人旅に出られたそうです。ここ数年は、旅番組などでもご活躍されていて、秘境やレアな場所にも行かれた経験もあります。
本日は石黒賢さんに、アフリカの旅について、お話をうかがっていきます。
ー 忘れられないのは、子供達の眼差しの純粋さですね ー
干場「石黒さんが、南スーダンを訪れた時のお話をうかがっていきたいと思います」
石黒「南スーダンに行ったのは、去年の6月くらいです。3年前にスーダンから独立して、南スーダンという国になって、世界で最も新しい国ということなんです。テレビのドキュメンタリー番組で、「何故、人々はそこに住むのか」というテーマで行きました。南スーダンは、内紛があって入りづらい国になってますので、当時入国出来たのは今となれば、幸運だったのかもしれないです」
干場「民族対立もあるそうで、滅多に入国出来る国じゃないんですよね。黒柳徹子さんに続いて、日本人として2番目なんですね」
石黒「こういう世界で働いてる人の中では、そうみたいですね(笑)」
干場「南スーダンと聞いて全く想像出来ないんですけど、アフリカのイメージはありますが、どんな風に映っていたんでしょうか?」
石黒「僕自身のアフリカのイメージは、一つはサバンナですよね。もしくはサハラ砂漠だったんですけど、南スーダンは、そのどちらでも無いんですよ。緑々したところでも無いし、土の部分と所々生えてる灌木、グリーンの部分が綯い交ぜになっていますね。空港のターミナルもシンプルな作りですし、イミグレーションも、昭和の30年代の駅の切符売り場のような感じでしたね。あと、匂いも癖があるんですよ」
干場「独特な匂いがあるんでしょうね。それが去年の話ですよね」
石黒「走ってる車は、ランクルばっかりみたいな(笑)。悪路ですから、舗装されている道路はほとんど無いんですよ。アフリカの人達は、僕が触れ合った人達も、街中を歩いてる人達も、経済的に豊かではないけど、人に物を乞うとか、そういう感じがなく、誇り高き民族という感じがしました」
干場「例えば、どんなところから感じましたか?」
石黒「人を騙してやろうとか、お金が取れるところから取ってやろうとか、そういった面は無いんですよね」
干場「ナイル川の上流にスッドと呼ばれる、世界最大級の湿地帯を訪ねられたそうですが、「水たまりの村」と言われているんですか?」
石黒「どういう事かというと、ナイル川が雨期になって増水しますよね。その川沿いに10坪くらいの面積、河の底から泥をすくって陸地に放り投げて、そうやって敷地面積を広げていく。それが一軒の家で、そこから水路を歩いて行くと、同じくらいの面積に隣の家が一軒立っているんですよ。本当に小さい島が、河沿いに転々としてるという光景なんですよ」
干場「ちょっと変わった光景ですねね」
石黒「彼らは自給自足ですから。ただね、携帯電話は持ってるんですよ。これが不思議で、彼らの一番の自慢は携帯電話なんですよ。ボルという街から、ボートでナイル川を上がっていくと、途中7メートルくらいのクロコダイルが、スーっと泳いでるんですよ(笑)」
干場「そんなのが、見れるんですか!?(笑)」
石黒「立ってみてると、ワニの背中がちょこっとだけ見える。船のキャプテンに、あそこに行ってくれ!と、言ってね(笑)。テレビの画面からしたら、ジャングルクルーズの本物ですからね」
干場「行く方はたまらないですよね(笑)、それはまたすごい光景ですよね」
石黒「河沿いに生活してるわけですから、そういうワニの恐怖もあるし、極端かもしれないけど、江戸時代までの日本の人達の、命への緊張感と何となく通じる部分があったのかもしれないと思いました。「斬り捨て御免」で、自分の命が今日潰えるかもしれないじゃないですか。またそういう事も考えながら、忘れられないのは、子供達の眼差しの純粋さですね」

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2月、3月に行われる時期には、船はそれに合わせてリオ・デ・ジャネイロに寄港します。
シーズンは、街のホテルも予約しづらい状況なので、船のオプショナルツアーで行けば、
席はとってありますし、安全に往復が出来ます。
アフリカなども、寄港地で降りて、内陸をセスナで飛び砂漠の中に泊まる事も出来ます。
お洒落な旅が出来ますよ。
クルーズ情報
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