今月は、4週にわたって、銀座三越で行われた公開収録の模様をお届けしています。

ゲストにお迎えしたのは、デビュー30周年を迎えた、アーティストの石井竜也さんです。

第2回目の旅先は「ハンガリー・ブタペスト」です。


ー 自分では思いもよらないものを買ってたりする時があるんですよ ー



石井「ハンガリーには2回くらい行ってるんですけど、91年頃に行ったときは自由主義国家になったばかりで、戦車も残っていましたし、子供が薬莢の使い果たしたやつを綺麗にして花瓶のようにして売ってたりとか…そういう感じでしたね」

干場「そういう状態だったんですね。なぜ、ブタペストに行こうと思ったんですか?」

石井「僕が大好きな、アントニ・ガウディという建築家がいるんですけど、そのガウディの師匠と言われてる方がいらっしゃるんですよね。その人の作ったものが見たいと思って行ったんですよ。
美術館に行くと、屋根がなくて、信じられないような名作が、雨ざらしで置いてあるんですよ。屋根が抜け落ちちゃって、びっくりしちゃいました」

干場「それはすごい光景ですね」

石井「ビニールだけ被せたりしてあって。中世のハンガリーは、けっこうすごいアーティストがいっぱい出てるんですよ。宗教絵画も優れた絵画がいっぱいありましたから。
しかも、あそこはいろんな文化が入り交じってるんですよ」

干場「そうだったんですね」

石井「ブダペストというのは、”ブダ”という街と”ペスト”という街で、ブダにはアラブ人が中心に住んでいて、ペストにはヨーロッパ人が中心に住んでいたんですね。それが、ブダペストになったとき、ペストの王女様がエリーゼ島という、小さい島に幽閉されていたんですね。
アラブ人が撤退するまで幽閉されていた…という、悲しい歴史があるんですね」

干場「そういう所に行って、レストランを回ったりするんですか?」

石井「レストランより、僕はギャラリーを回りますね。当時のブダペストは戦争が終わったばかりで、ギャラリーと言っても小さなもので、若いアーティスト達の作品がいっぱい並んでいました。
僕は若いアーティストの作品しか買わないんですよ。これからの無名のアーティストの”これはいいな!”という作品を買ってくるんですよ。家はそういう絵であふれていますね。あとは彫刻とかね」

干場「彫刻も買っちゃうんですか!」

石井「大きなものは買えないので、手で持てる範囲のものを買って、今でもそれは癖になっていますね。どこかに行くと、若いアーティストを応援している小さいギャラリーを訪ねるんです」

干場「何か感じるものがあるんですか?」

石井「アートって、『しょっぱいのが好き』とか『甘いものが好き』というのと同じように、その人その人の、”これっていいな〜”っていう形だったり色があるじゃないですか。それに忠実になれるっていう、自分では思いもよらないものを買ってたりする時があるんですよ」

干場「その時の気分によっても変わるっていう事なんでしょうか?」

石井「そうですね。年齢もあるでしょうし、趣味も変わっていくじゃないですか。選ぶものも変わっていって、面白いもんだな〜って(笑)。
人のアートを選ぶことで、自分のアートを知るっていうか…。若いアーティストたちの作品だから、ものすごいエネルギーがあるんですよ。ずっと描いてると、それに慣れてくるようなところがあるじゃないですか。
アーティストにもそういうところがあって、慣れないようにするために、慣れてないやつのパッションだけで、情熱だけて描いているような……そういうのが好きですね」


「クルーズ旅行参加者が3世代に拡大!」

保木「10月15日に、朝日新聞のデジタルウェブマガジンで発表されているPR特集の中に、「クルーズ旅行の参加者、シニア層から子供、孫にも拡大」と書かれています。これは阪急交通社の調べなんですよ。

クルーズというと、”敷居が高くて、値段も高くて…”というイメージが強いと思うんですよ。阪急交通社が実際に、8月に『ダイヤモンドプリンセス』日本発着のチャータークルーズを実施した時に、行く前と行ったあとのお客様にアンケート調査をされたんですね。
行く前は、”揺れるんじゃないか”とか、”船の中でどうやって過ごしたらいいのか”とか、不安に思っていた方が多いみたいんなんですけど。下りてからのアンケートでは、”こんなに身近なバカンスだと思わなかった”という感想があって…。

3世代で参加されている方も多くて、”ファミリーで楽しめる、こんなに気軽な旅だと思わなかった” ”コストパフォーマンスがすごくいい”という意見に変わっているんです。それが、すごく面白いなと思って。
63%の方が移動の利便性をあげてらっしゃるんですね。小さいお子様を連れての旅って、大変じゃないですか。でも、船の中はお部屋がありますから、おじいちゃん、おばあちゃんも疲れたら、お孫さんと一緒にお休みいただけて、ご夫婦は楽しんでという事もできますから。行く前と行った後では、イメージが変わったというアンケートですね。
ぜひぜひ、来年も『ダイヤモンドプリンセス』、日本の発着をやりますので、今から考えてはいかがでしょうか」