今月ご乗船いただくのは、片岡鶴太郎さんです。

今週は、「フランスの旅」について伺いました。


ー 日本人からすると東洋思想というか、墨絵のように引き算なんですね ー



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干場「鶴太郎さんは、印象派の画家のクロード・モネを敬愛されているということなんですが、画家としての魅力って何なんでしょうか?」

片岡「モネというと睡蓮が有名で、もちろん好きなんですけど。
モネに一番好きな作品で、胸を鷲掴みにされるくらいキュンときたのは、『印象・日の出』なんですね」

干場「そうなんですね」

片岡「印象派と言われる最初の作品が『印象・日の出』なんですけど。
それまでは、貴族のためにお抱えで描いていたものが、そこから解き放たれて画家本来の描きたいものを描いた時に、モネがル・アーヴルの港の日の出を見た時の感動を、モネの心の中の表現をされたんですね」

干場「なるほど」

片岡「その絵が、日本人からすると東洋思想というか、墨絵のように引き算なんですね。
今まで、油絵でああいう思想とタッチで描いた画家はいなかったと思います。モネというのは、近代アートの先がけ的な画家ですよね」

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干場「はい」

片岡「オランジュリー美術館に行くと、壁面360度睡蓮の絵なんですけど、僕はヨガで瞑想をやるものですから瞑想状態になるんですね。
モネの心の中に沈んでいっているような、まさに僕はモネの心の中に入っているなと感じさせてもらえますから。
お気に入りのCDを何回聴いても、感動が改たに生まれるみたいな、そういう音色の中に身を沈めている時の幸福感、至福感っていうのは堪らないですね。それぐらい敬愛してますね」

干場「フランスでは、モネが晩年過ごした家が残る、ジヴェルニー村にも行かれたんですよね?」

片岡「アトリエというのは、その画家の聖地、仕事場、生活ですから。その場に行くというのは、より画家に近づける一番の方法ですからね。モネがコレクションしてたものとか、パレットを見ると堪らないですね」

干場「すごいですね」

片岡「ジヴェルニーのアトリエに行くと、数多く浮世絵をコレクションしてくださっていたんですね。”モネって、本当に日本のものが好きでコレクションしてくれてたんだ”と思った時は、感動して嬉しかったですね。日本の美術とか、日本人が持っている自然思想みたいなものには傾倒していますよね」

「世界には、若い世代がたくさん乗船しているクルーズはあるのでしょうか?」

保木「日本はまだまだ年輩の方が、お休みの関係なんでしょうね、船の旅というと年配の方が多く乗船されているようです。
最近は若い方も、時期によっては随分乗ってらっしゃいますよね。
アメリカにはたくさんの客船があって、ファンシップということをコンセプトにした若い方が楽しめるクルーズ客船があるんですよ。

週末、金土日月あたりで、200〜300ドルで、週末バーベキューしてお友達の家に集まる感覚で船に乗っている方もいますし。
私がロスにいる時は、バハ・カリフォルニアといって、メキシコの方にカリフォルニア半島があるんですけど。それで、3泊、4泊で400ドルとか。ショートクルーズに行かれてる若い方、家族連れの方が多いですね。料金が安いカジュアル船は若い方が多いですね。
フライ&クルーズで、カリフォルニアとか、ちょっと頑張ってカリブ海とか行くと、たくさんの選択肢があると思います」