今月ご乗船いただいているのは、作家の椎名誠さんです。

椎名さんは「さらば国分寺書店のオババ」で作家デビューをされ、純文学からSF小説、紀行文、エッセイなど幅広い作品を発表。
世界各国を巡る旅の達人であると同時に、写真の達人でもあり、旅にまつわる書籍を数多く発表されていらっしゃいます。


ー 僕の部屋からは樹氷がだーっと見えるので夢の国みたいで綺麗なんですよ ー


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干場「今日はどちらへ行かれたお話を聞かせていただけますでしょうか?」

椎名「今日はイルクーツクというロシアの街ですね、シベリアの街と言ったらいいのかな?冬にはマイナス50度くらいになる原生林の中にある唯一近代的な街でしょうかね」

干場「イルクーツクってなかなか聞くことがないですね」

椎名「シベリア鉄道が停まりますから、冬はシベリアのパリと呼ばれているんですよ」

干場「そんな綺麗なんですか?」

椎名「雪がずっと積もってるし凍っちゃうからね、僕が泊まったそこはねシベリア入って1ヶ月半くらい経ってた時の街だったので、なおさら感じたのかもしれないですけど」

干場「はい」

椎名「僕の部屋からは樹氷がだーっと見えるので夢の国みたいで綺麗なんですよ。
レストランに入って飯を食うのが一大行事ですよ。予約しないといけないでしょ?入った時に入り口でコートを預かるおばあさんがいて、いちいちね、書類に住所や氏名、連絡先とか書くんですよ」

干場「なるほど」

椎名「のっそりのっそり運んでいって、『はい、次の方』になりますから。1人5分くらいかかっちゃうんですよ。マイナス40度の中で人が並んでるんですよ(笑)」

干場「どういうことですか(笑)」

椎名「席に座ってウェイトレスを探すんですよ、ところがテーブルの担当が決まってるんですね。
共産主義ですから、できるだけ自分のテーブルに客がついてほしくないっていうウェイトレスが多いんですよ」

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干場「またややこしいお店ですね」

椎名「自分のところのテーブルの担当を探す時は、一番遠くにいてこっちに背中を向けてるウェイトレスが大体担当なんですよ」

干場「逆に(笑)」

椎名「『お願いします』と、お願いしに行くわけですよ。オーダーをして、どの店に行っても『◯◯◯と◯◯◯が無い』と言うんですよ。そういう機能が働いてないんですよね」

干場「うんうん(笑)」

椎名「出るまで3時間くらいかかりましたよ(笑)。昔の旧ソ連ですからね、今はもう少し良くなったって聞きましたけどね」

干場「ロシアのイルクーツクに行かれた目的は何だったんですか?」

椎名「日本から行った漂流民の足跡を辿るというドキュメンタリーの仕事だったんですよ。結局、シベリアを横断しましたね」

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「リピーター会員制度」

くぼこまき:リピーター会員制度というものがどの船会社にもあるんですね。
実はクルーズ旅行というのはリピート率が高くて、例えば飛鳥IIのリピート率は7割、ほとんどの方がすぐに乗りたくなってしまうんです。
船旅の楽しさ、快適さももちろんなんですけど、リピーター会員制度というのも船旅の魅力のひとつだと思うんですね。
リピーター会員制度に登録をするんですけど、乗船中にも登録できますし、乗船後にご自宅でインターネットでもできます。

二度目以降の乗船の時はさまざまなサービスが付加されるんですね。乗船する度にポイントが溜まっていって特典が得られるんですね。
特典のひとつにリピーターズパーティーといって、リピーターの方だけが招かれるパーティーがありまして私が行った時もすごく広い会場で
カクテル、シャンパンが振る舞われて、「また来てくださってありがとうございます」というイベントがあったりですとか。

船内で自由に使えるオンボードクレジットというものがありまして、お金なんですけどクルーズ船内だけで使えるお金がプラスされるんですね。船内のお買い物ですとか、有料レストランに使えますので、すごくお得です。
船長と写真を撮影したりする機会があったりするんですけど、そういう時って有料なんですけど、それが無料でいただけたりとか船会社によってさまざまな特典があります。