今月ご乗船いただいているのは、フォトグラファーの桐島ローランドさんです。

小学校3年でニューヨークへ移住、ニューヨーク大学・芸術学部写真家を卒業後、写真家として活動を始めた桐島さん。
現在は、写真家としてだけではなく、様々なクリエイティブワークで活躍中です。

そんな桐島さん旅のお話を伺いました。


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干場「最後のご登場となる今日は、どちらへ行かれたお話を聞かせていただけますでしょうか?」

桐島「最後はやっぱりインドですかね。旅人としてインドは行くべき場所の一つだと思うんです」

干場「それはなぜですか?」

桐島「一言で言うとカオスですよね。今、世界一人口が多い国になりつつありますけど、そのエネルギーはすごいです。
インドは日本と違って若い人だらけなんですよ、人口ピラミッドが逆なんですよ。とにかくエネルギーですよ」

干場「うんうん」

桐島「IT業界もインド人が席巻してますけど、これからインドの時代が来ると。
面白いのが、最新テクノロジーもあるけど、今でもローテクな一面もあってそのカオスが面白いなと思って。大金持ちもいるし、非常に貧しい人たちもいるし」

干場「コントラストが強いんですね」

桐島「人の生活を知ると面白いし、歴史も素晴らしいので。史跡とか素晴らしいものがいっぱいあるので見飽きませんよね。
全体的に汚いんですけど、まだまだインフラもいまいちだしカオスですけど。インドは世界で一番フォトジェニックな場所だと思います、街も人もフォトジェニックですね」

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干場「世界90カ国以上行ってる桐島ローランドさんがそういう風に言うってすごいですね」

桐島「あそこはカメラ持って一日歩いていたら、傑作が何枚も撮れますよ」

干場「旅とは、桐島ローランドさんの人生において、どんなインスピレーションを与えてくれるものでしょうか?」

桐島「一言で言うと、コンファートゾーンの打破ですね。人間ってやっぱり、自分の居心地のいい場所にいちゃうんですよ。
それをコンファートゾーンと言うんですけど、そこに居続けちゃうと特に日本だと居心地いいじゃないですか?」

干場「平和で快適ですもんね」

桐島「そこにいると結局成長しないんですよね。自分はまだ成長し続けたいし、特に僕はカメラマンなのでインスピレーションを受けたい。
ただ、コンファートゾーンにいるとインスピレーションが湧かないんですよ」

干場「そうなんですね」

桐島「ちょっとでも苦労するなり、エクストリームを経験すると生まれてくるものってすごい多いんですよね。
よく周りに言ってるのは『コンファートゾーンから出ないとダメだよ』って、そこに居続けちゃうと人間はダメになっちゃう」

干場「うんうん」

桐島「ネットもあるから世界を知った気になっているけど、自分の目で見るのと見ないのでは全く違うから。
苦労してでも自分の心地いい場所から出ることが旅だと思うんですね」

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「紅葉クルーズ」

くぼこまき:日本発着の船ですと、飛鳥IIに乗って紅葉を見に行くというツアーが組まれていたりするんです。
どういうものかというと、電車で紅葉の名所に行って観光したあとで、そこの港から横浜港に戻るという感じで。
「フライ&クルーズ」という言葉がありますけど、それに近い言葉で「レイル&クルーズ」と言います。

電車で行く旅情、船旅とは違うものがあるじゃないですか? そこに行って楽しんで、ホテルで一泊をして港で船に乗って横浜港に帰る、みたいな。
例えば今年ですと、東京から岡山まで新幹線で行って、岡山の後楽園ですとか、倉敷の美観地区と呼ばれるところを巡って紅葉を楽しんだあとで、飛鳥IIに乗船するコースなどもあります。