今月、ワールド・クルーズに乗船していただいているのは
俳優、そしてシンガーとしてご活躍の夏木マリさんです。

今週はアメリカ、ニューヨークに暮らした事もあるという夏木さんにお話を伺います。


ー 映画で言えばコメディ、ニューヨークって色んな人種がいるから、
             自分が英語喋れなくてもいいんだと思って、あの旅で太っ腹になりました ー



干場「夏木さんは、初めてニューヨークに行かれたのはいつ頃だったんですか?」

夏木「1970〜80年代で一番ニューヨークが面白い時に行きましたね。 友達に連れられて、ゲイナイトとかに行って。まだゲイの事もよく分からなかったんですけど、夜ドレスアップして行くと、上から下まで嫉妬の目で見られて、全然気持ち良くなかったみたいなね(笑)。色々学習したのが70、80年代でしたね」

干場「僕も行った事はありますが、流石にその文化に触れた事はないですね」

夏木「あの時代はめちゃくちゃでした"ザ・ニューヨーク"という感じ。今は東京より安心なんじゃないかっていうくらい安全になってますよ。あの頃は後ろで足音がしたら、振り向かないといけないような危険な場所でしたね。私の目の前を拳銃の弾が通ったみたいな事ありましたから」

干場「え、そんな事もあったんですか!危険というか、死と隣り合わせですよね」

夏木「命がけの旅ですね。その代わり夜とかエンターテイメントは充実してるので、誘惑に駆られて遊びにいっちゃうんですよね(笑)」

干場「マリさんはお酒は飲まれるんですか?」

夏木「私はそんなに強くないですけど、その頃はお酒も覚えたい年頃だったので、ちょっと無茶しましたね(笑)」

干場「半年間、住んでいた事もあったんですよね?」

夏木「90年代ですかね、ちょうど私が演劇に没頭してた時期なんですけど。ディレクターとかプロデューサーが英語圏の方が多く来日するようになって、さすがに英語でダイレクトで話せないといけないわと思った頃、英語のブラッシュアップに行きたかったんですよ。それで半年間ニューヨークに住んだんです」

干場「どこに住んだんですか?」

夏木「マンハッタンの57丁目のカーネギー・ホールの並びですね。貯金をはたいて、すごい良いマンションに住みましたね(笑)。生活をするのと旅では大違いなので、ケーブルテレビを引くところから大騒ぎ(笑)」

干場「それは大変でしたね(笑)」

夏木「当時、ワールドトレードセンターのあった、ダウンタウンまで毎朝地下鉄に乗って英語教室に通っていましたね。午後はまだミュージカルに出たいなと思っていた時期だったので、色々なプロデューサーにアプローチしたり、レッスンに行ったり、楽しい半年でしたね」

干場「映画のような半年間ですね」

夏木「映画で言えば、コメディですね(笑)ニューヨークって色んな人種がいるから、自分が英語喋れなくてもいいんだと思って、あの旅で太っ腹になりました(笑)」

干場「先月はニューヨークで撮影された写真展が行われたそうなんですね」

夏木「私の友人であるマイケル・トンプソンという写真家がいるんですけど、ファッションフォトで色々な女性誌のカバーを飾っている世界的に活躍している写真家なんです」

干場「そうですよね」

夏木「去年、私が60歳という事もあって、そのアニバーサリーに写真を撮って欲しいなっておねだりしたら、いいよと言ってもらえたんですよ」

干場「すごいコラボレーションですよね」

夏木「プライベートフォトなんですけど、それをとって置くだけじゃもったいないと思って、先月写真展をしたんですよ。マイケルのチームと写真を撮ってもらえたのはすごく良い経験でしたね。マイケルのチームはすごい大人でしたね」

干場「ヘアもメイクも、全て完璧にされたんですね」

夏木「向こうは、スタイリストじゃなくて、ソーイングっていう人がいるんですよ。写真を撮る時、60歳で生まれ変わるという意味で白いドレスを持っていったんですよ。現場ではソーイングの方が衣裳をマイケルの注文通り、裾をほどいたりだとか、そこでアレンジしていくんですよ」

干場「素晴らしい、その現場でやるんですね。音楽のジャムセッションみたいなものですよね」

夏木「その時に撮った写真はすごく気に入っていますね」



◆クルーズの長旅、退屈をした場合はどうすればいい?

干場「クルーズって、旅が長いじゃないですか。"退屈してしまったら..."と、そういう事を心配される方も多いと思います。実際に船に乗られた事が無い人が多いので、船の中をちょっと垣間見せていただいてもよろしいですか」

保木「船旅は船の中に閉じ込められてしまうんじゃないかという印象を持っている方もいらっしゃると思います。クルーズは大体毎朝、寄港地に入ります、それで観光に行く方は下船されますよね。観光に行かないで、船の中でのんびりしたいという方もいらっしゃいますから、船内にはジム、プール、ジョギング出来るようなスペース、テニスコートがあるんですよね」

干場「確かに、ありましたね」

保木「船の大きさにもよりますが、カジュアル船になると、アイススケートリンク、ロッククライミング、波乗りプールもあったりしますね」

干場「え!?波に乗っているのに、波乗りプールがあるんですか!?発想が大胆過ぎますね」

保木「アメリカの船はやる事が大胆過ぎて、新造船が出て来ると勉強するのも大変ですよ(笑)。あとは、何もしない贅沢というのも船旅のいいところですよ。日常から逃れて時間を過ごす、退屈する事も楽しんじゃうのもいいと思います」

干場「なるほど、船の中には色々な楽しみが詰まっているという事ですね」