今月、ワールド・クルーズにご乗船していただいているのは、

世界中からオーダーが殺到する、今日本で一番忙しい建築家!
隈研吾さんをお迎えしています。

歌舞伎座、東京ミッドタウンなどをはじめ、海外のプロジェクトも数多く手がける、隈研吾さん。
本日は隈さんが国内で手がけられた建築について、お話を伺っていきます。


ー 人が上手く色んなとこに流れていくよう、人の流れをデザインしないといけないんですね ー


干場「今年の4月に、こけら落しをして大きな話題を呼びました新生 歌舞伎座、いざプロジェクトがスタートしたときは、どんな気持ちだったんですか?」

「10年前に初めてその話が来たときは、正直ヤバいなと思いました(笑)。歌舞伎ファンは多いし、みんな昔の歌舞伎座の事が大好きですからね。雰囲気が変わると、昔は良かったと言われるのが嫌でしたね」

干場「新生 歌舞伎座では、どういうところを心掛けて作ったんですか?」

「昔は良かったと言われない様に、昔を継承するんですよね。昔の使える材料、例えば金物とか、採集出来るものは取っておいて裁量しました。布にしてもかなり擦り切れている布だったり、最初はどんな色だったのか調べて、現在の技術で再現していくんですよ」

干場「それって、絵画の復元作業に似てますね」

「そういう作業をしていると、考古学的な発見があって、例えば白い壁のピースを取ってきて、細かい紙ヤスリで削っていくと何年前はこの色とか、どんどん出て来るんですよね」

干場「本当に考古学的で、面白いですね」

「そうしていくと、黒い墨が出て来て、第二次世界大戦を経験してるからなんですよね。昭和26年に前の歌舞伎座がオープンしたんですけど、正面の壁だけは、さらにその前、大正14年の歌舞伎座のものなんです。それが、空襲にあって、焼けちゃって、その炭が残っているんですよ。歴史はほんとなんだという発見もありましたね。さらに削ると、大正の時は"おしろい"みたいに真っ白!これは大正の原形だけど、それにしてしまうと壊される前の歌舞伎座を知ってる人は、こんなんじゃなかったと言うくらい白くなってしまいますから、白は幅が広いから、人によって色んな意見があるんですよね」

干場「そうですよね、やはり色々な人の意見も聞くわけですね」

「それをどうしたかというと、現物の大きさと同じ30メートルのものをベニヤで建てたんですよ。実物をその白で塗ってみて、「これは白すぎる」とか気付くんですね。このくらいが良いかなという色が、みんな一致したんですよね」

干場「現在、渋谷の再開発も手掛けているという事ですが、今後の渋谷駅周辺はどのように変貌していくんですか?」

「今までの再開発と一味違うものにしようと思っていて、今までは面積は普通のビルよりは大きいわけですよ。タワーが真中にあって、その下にショッピングモールがある感じだけど、その再開発自体には繋がっていないわけですよ。そうすると孤立してる島になっちゃうんですね。今回は、いろいろ繋げていこうと思っていて。去年ヒカリエが出来て、駅の上にもさらに大きいタワーが出来て、代官山、東京プラザ側に同時期にいくつものタワーが繋がるんだけど、それが全部連動してるんですよね。これは今までの日本の都市開発の中ですごく珍しい、無かったと言ってもいいと思いますね」

干場「街の景観を変えていってるわけじゃないですか。理想の街づくりって、どういう事なんですか?」

「20世紀の街というのは、みんな個人主義なんですよ。あるビルだけ儲かればいい、あるビルでマンションだけ売れればいいとか、バラバラだったの。それが20世紀の経済のシステム。でも、そういうビルも街全体が栄えないと、そのビルも栄えないし、こういう時代になってきて、人が上手く色んなとこに流れていくよう、人の流れをデザインしないといけないんですね」

干場「それはカッコいいですね、もう建築じゃないですね(笑)」

「そうそう、流体力学とか、そういう感じですかね(笑)」


「船の中で病気になった場合、医療体制はどうなっているのでしょうか?」

旅先で病気になる事はすごく心配ですよね。
特に海外では"言葉の問題" "医療費の問題"の心配は多いですね。

船の場合では、船の中に医務室があるので、
急な発熱や急病の場合は24時間体制で診察してくれるんです。

従業員も乗船しているわけですから、お医者様と看護婦さんも必ず乗船しています。
もし、入院するような病気になった場合は港で降りて、
病院に入院されるというケースもあるんです。

船の旅に限らず、旅行に出るときには渡航保険に加入する事で安心が出来ます。
海外は治療費が高いので、万が一を考えた時に
成田空港、羽田空港などでも手続きが出来るんです。