今月ご乗船いただいているのは、 雑誌『GOETHE』の編集長、舘野 晴彦さんです。

館野さんは、雑誌のお仕事だけでなく、書籍でも数多くのベストセラーを手がけていらっしゃいます。
また、テレビのコメンテーターとしてもご活躍されています。

編集者として、取材旅行をすることも多いという舘野さん、本日は舘野さんがイタリアを訪れたときのお話をうかがっていきます。

ー 楽しい基準をいっぱい持っている人が豊かな気がするんですよね ー


干場「今日はイタリアでの旅のお話をうかがっていきたいのですが、サッカーの中田英寿さんの担当編集者として、何回も行かれていたんですよね?」

館野「1998年のフランス大会が終わって、中田さんがペルージャに行くんですよね。村上龍さんも中田さんと仲が良くて、ご一緒してましたし、小松成美さんも中田さんの事を書かれていたので、そういうお2人と、別々ですけれどご一緒したりしましたね。ペルージャは何度も行きましたし、その後、ローマも行ったり、随分行きましたね」

干場「イタリアはどうでしたか?」

館野「以前、筑紫哲也さんにお話を聞いた時に「生まれ変わったら、イタリア人になりたい」と仰っていて、それがとても印象深かったです。「毎日楽しく美味しい物を食べて、赤ワインを愛し、女性を愛す」そういうのって、いいなと思いつつも行ってみると、まさにその通りなんですよね。女性スタッフと並んで食事をしていると、隣の隣のおじいちゃんがナンパをして来たりしますからね(笑)」

干場「それは、イタリアならではの光景ですよね」

館野「セリエAで、実質、初めてああやって戦っていくのは大変な事なんですよね。日本で有名人になって向こうに行くんですけど、自分の居場所を見付けるのに大変な苦労をされていたし、マスメディアが追いかけて来るし、コミュニケーションも難しい、お話出来ない様な裏話はいっぱいありますけどね(笑)。彼はいつも強く、クールに思われてますけど、そこには色々な戦いがありますよね」

干場「色々な試合も、よく観に行かれたんですか?」

館野「行きましたね。ローマダービーで2つのチームが激突する試合では、スタジアムに入る前に地鳴りがするというか、"ゴゴゴー!"という、スタジアが生きてる様な感じでしたよ。試合を観てて、英がゴールした時なんかは、体中の血が、山が噴火したみたいになるんですよ。あんな興奮ってないですよね(笑)」

干場「イタリアというと、イメージとして食文化もそうですし「マンジャーレ、カンターレ、アモーレ」という「食べて、歌って、愛してるうちに終わる一生」なんていう言い方をされますが、仕事で時間をとられがちな日本人からすると、こういうライフスタイルはとても魅力的に映ると思います。でも、実際にやってる方って、中々いないですよね」

館野「豊かな人生ってなんだろうと考えて。『GOETHE』に出てくださる、企業のCEOの方やシェフ、アスリート、クリエーター、色んな方に出ていただいてお話をうかがうんですけど、本当に豊かな人生ってどういうものだろうと命題の様に考えますね」

干場「館野さん的には、どういう感じなんですか?」

館野「そういうヒントは、イタリア人にあるような気がするんですよ。あとは仕事ですね、イタリア人的な時間の過ごし方と、仕事に対する立ち向かい方、それは相反してないんですよ。そういうものを持っていないと、ただただ膨大な時間があってもしょうがないし、趣味に生きても楽しくないでしょうからね」

干場「やはり、メリハリですかね」

館野「奥歯を噛み締める時間があったり、人に褒められて鼻の下を伸ばす様な時間があったり、仲間と抱き合って喜んだり、ウルウルしてみたり、何かを通さなければ、その感情って無くて。それはおそらく仕事であり、イタリア人的な楽しみ方みたいなものを上手く合致させたりね、そういう楽しい基準をいっぱい持っている人が豊かな気がするんですよね」



「国内・海外問わず、現在でも花毛布を折り続けている船はあるのでしょうか?」

「花毛布」とは、各船室にある毛布を使い、花や動物などの形に折ってベッドに飾る伝統的サービスです。

保木さんによると、最近では毛布ではなく、バスタオルを花や動物の形に折り、
ベッドの上に飾り付けてくれるサービスが行われているそうなんです。

例えば、結婚記念日の夜には、スワンが2匹ハートの形になっていたり、
薔薇の花びらを散りばめられていたり、とても華やかに飾り付けてくれます。

クルーズ船では、パスポートを預けるため、乗組員はお客様のお誕生日を把握しています。
ですので、お誕生日には部屋に風船がいっぱい飾り付けられていたり、サプライズでおもてなしをしてくれるそうですよ。
クルーズ船に乗って、おもてなしを経験されてみてはいかがでしょうか?