今月ご乗船いただいているのは、 雑誌『GOETHE』の編集長、舘野 晴彦さんです。

館野さんは、雑誌のお仕事だけでなく、書籍でも数多くのベストセラーを手がけていらっしゃいます。
また、テレビのコメンテーターとしてもご活躍されています。

編集者として、取材旅行をすることも多いという舘野さん、本日はチェコのプラハを訪れた時のお話をうかがっていきます。


ー 街中が舞台みたいだなと思いました。石畳がすごく綺麗で、どこもかしこも絵になるんですよ ー


干場「今日はですね、チェコのプラハに行かれた時のお話をうかがっていきたいと思うのですが、やはり取材で行かれたんですか?」

館野「これも取材で行きました。ドリアン助川さんという作家の方で、本当に骨太の良い男がいるんですよ。彼に初めての小説を書いてもらおうと思って、どんな話がいいかと色々考えている時、彼はラジオで人生相談なんかをしてたんですよ。そこに来た高校生で不治の病におかされて亡くなった方がいて、その人を探すというイメージで、旅をする小説を書きたいという話になったんです。「ベルリン発プラハ」というタイトルで、実際のルートを辿りながら取材に行ったんですよ」

干場「プラハはどんな印象ですか?」

館野「街中が舞台みたいだなと思いましたね。石畳がすごく綺麗で、どこもかしこも絵になるんですよ。干場さんも、行ったらすぐに撮影したくなりますよ(笑)」

干場「プラハではどんな生活をされていたんですか?」

館野「プラハでは、小説のテーマになるような場所に行きましたね。有名なダリボールという15世紀の騎士がいるんですけど、彼がつながれていた牢屋の跡とか、一応取材なので色々なところに行きましたよ。あいだで、ビールを飲んでましたね(笑)」

干場「チェコの人達はどんな人達ですか?」

館野「すごい生真面目な、ちゃんとしてるイメージでした。ドイツから入って来て、ドイツってビールが温かったりするじゃないですか。でも、プラハはちゃんと冷えてる(笑)。街の中心に橋があるんですけど、夜中、ずっとそこで旅人や地元の人が飲んだり、語り合ったりしてるんです。だから、歩いてるだけで楽しいですよ。それで、一緒になって飲んだりとかして、一応取材ですから(笑)」

干場「楽しそうですね(笑)。列車からみる風景はどんなものでしたか?」

館野「小説のタイトル通りベルリンから乗って、朝もやの中を走るんですよ。最初は貧しい街並が見えたり、寂しげに見える街並が続くんですけど、いきなり牧草地帯が出てくるんです。ひまわりの畑があったり、地平線と黄色が溶け合う様な感じになったり、その時にドリアン助川さんが、「ちょっと食堂車に行こうよ」と言われて、そこがすっごく大きな窓で、窓に向かって並んで座れる様にカウンターになってるんですよ。それで、彼が朝一番からビールを買って来てくれて、二人で乾杯をしました(笑)」

干場「朝からですか(笑)、車窓を見ながらですね」

館野「延々と続く牧草地帯を見てたんですけど、それが絵画を見てるようだったんです。日本の電車に乗ってると、色々な看板が目立つじゃないですか。そういうのが一切無いので、動物が見えたりとかして、そんな景色をずっと眺めながら、ずっとビールを飲んで、幸せでしたね」

干場「ヨーロッパの電車って、日本の列車の旅と違いますよね」

館野「まさに途中経過を楽しむというか、目的地に行くというよりも、その途中が大事で、小説としてもプラハに向かっていかなければならないんだけど、その車窓から見える景色ってものすごく大切なことなんですよね」

「クルーズ船でのライブ、コンサートはどんなものが多いですか?」

クルーズ船では、毎日違うショーをやっています。
500人以上が入るメインの劇場では、船の上という事がわからないくらい、
吹き抜けの大きなステージがあるそうです。

「シルク・ドゥ・ソレイユ」の様な、アクロバティックなショーやピアノのコンサート。
ミュージカル仕立てのショー、毎晩違うものをやっているんです。

船によっては、芸達者なスタッフのショーもあるんだそう。
世界の方が乗っている船では、誰もが知っていて楽しめる様な、
ビートルズの曲をバンド演奏したり、ビッグバンドみたいなものもあるそうですよ。