今月ご乗船いただいているのは、放送作家、脚本家、そしてラジオ・パーソナリティとしてご活躍中の小山 薫堂さんです。

テレビでは、『カノッサの屈辱』や『料理の鉄人』といった大ヒット番組を担当、映画『おくりびと』でも、すばらしい脚本を手がけられました。

小山薫堂さんは出張も多いということで、お仕事でもプライベートでもさまざまな旅の経験をお持ちです。

色々な角度から旅のお話をおうかがいしていきます。

ー 驚いたのが日本人の女性がサウナ屋さんをやってるんですよ ー



干場「薫堂さんは、スウェーデンに行かれた事があるんですね?」

小山「この夏ですね。僕は北欧に行った事が無くて、今年の6月に50歳になったんですけど、昔から50歳になった時に1ヶ月間休みをとると決めていたんですよ」

干場「噂で聞いた事があったのですが、本当にとられたんですか?」

小山「とったんですよね(笑)何が良いかと言いますと、一ヶ月間の休みをどう使おうと想像している間が幸せなんですよね」

干場「なるほど、その心は?(笑)」

小山「49歳の誕生日の時に「来年の誕生日に一ヶ月休む」と宣言したんですよ。スタッフも一年も先の話なので、実感もないので、「どうぞ」という感じなんですよね。自分の中で一ヶ月の休みは何をしようと、構想を膨らませるじゃないですか。考えてる時間がまず楽しいんですよ。色々迷いまして、結局クルーズだったんですね」

干場「いや〜、最高じゃないですか!」

小山「約9日間くらいですかね、何が良かったって白夜の時期だったので起きていられる。昼間の感覚で色々出来るので、それが良かったですね。23時くらいに夕焼けみたいな感じなんですよ」

干場「どのあたりに行かれたんですか?」

小山「ストックホルムからスウェーデンに、リズビーという島があるんですよ。そのリズビーからリーガという街に行くんですよね。そしてリーガからヘルシンキに行きまして、サンクトペテルブルクです」

干場「舌噛みそうですね(笑)」

小山「ヘルシンキも良いですね。僕はサウナが好きなので、ヘルシンキには公共のサウナがたくさんあるんですよ。驚いたのが日本人の女性がサウナ屋さんをやってるんですよ。カフェを出す感覚でサウナ屋をやってるんですね」

干場「それは面白いですね。クルーズ中はどうやって過ごされて来たんですか?」

小山「至ってシンプルで、まず朝起きます」

干場「わりと早起きなんですか?」

小山「早起きですね、だいたい5時過ぎには起きます。明るくなると、すぐ目が覚めるんですよ」

干場「本当に人間のバイオリズムで生きてらっしゃるんですね」

小山「普段はしないんですけど、クルーズ中は朝起きてジョギングをします。デッキを走ると気持ちいいじゃないですか。船が走っている中で海風を浴びながらジョギングをする。ジョギングをした後に食事をして、食事が終わる頃に船が港に到着しますよね。僕はカメラが趣味なので、写真を撮りに街へ出るんです。お昼は、着いた港のレストランか、立ち食いの様な所で食べて、夕方ちょっと早めに帰って来てプールに入ります(笑)」

干場「ジャグジーは気持ちいいですもんね」

小山「それから夜に食事へ行き、必ず醤油を持っていくんですよ(笑)。そして、ステーキを頼み、こっそり持っていった醤油を、こっそり出して、つけていただくと(笑)」

干場「醤油にもこだわりがあったりするんですか?」

小山「何年か前から、京都の料亭の経営を女将から引き継ぎなさいと言われてやっていて、ここで粉の醤油を作ったんですよ。いわゆる塩をかけるように、醤油がパウダー状になってるんですよ」

干場「面白い!それは薫堂さんが初めて作ったんですか?確かに便利ですよね」

小山「料理長にお願いをして作ってもらいました。ゆずとかがブレンドされているので、フリットとかにかけると美味しいんですよ。天ぷらとかに良いですね。衣を湿らせる事無く、でも塩だと物足りないなという時に、粉醤油は抜群に良いですね」

干場「醤油を粉にするという発想がすごいですね(笑)。それ、めちゃくちゃ売れるんじゃないですか?まだ皆さん知らないだけですか?」

小山「なので、ここで宣伝させてください(笑)」


「様々な海や運河を旅するクルーズ、絶景ポイントは?」

保木「今日はパナマ運河のお話をしようと思います。

パナマ運河って、南米と北米の間にあるんですけど、太平洋と大西洋の海の高さが違うんですよね。
なので、中が階段になってるんですよ。

コンパートメントがいくつかに分かれていて、そこに船が入ります。
そこで海水を足して船を上げます。
そして、水門を開けて次のコンパートメントに移ります。

急に船が大海原に出て行く感じ、限られた船しか通過出来ないので、
新しい運河が出来るので、今までの様な階段式ではなくなってしまうんですね。
けっこう面白いので、ぜひ行ってみて下さい」