今月ご乗船いただいているのは、放送作家、脚本家、そしてラジオ・パーソナリティとしてご活躍中の小山 薫堂さんです。

テレビでは、『カノッサの屈辱』や『料理の鉄人』といった大ヒット番組を担当、映画『おくりびと』でも、すばらしい脚本を手がけられました。

小山薫堂さんは出張も多いということで、お仕事でもプライベートでもさまざまな旅の経験をお持ちです。

色々な角度から旅のお話をおうかがいしていきます。

ー やっぱり旅は本当に素晴らしいですよね ー



干場「薫堂さんが、2015年に企てている事ってあるんですか?」

小山「ちらっとお話しすると、来年ミラノ万博なんですね。来年のテーマは「食」でして、日本からは沢山の料理人がミラノに行って、日本発の料理を振る舞ったり、お披露目されたりすると思うんですけど、来年は日本発のフレンチ、イタリアン、日本人が作る料理というものが、世界で注目を集めてくるようになるんじゃないかと思います」

干場「なるほど!」

小山「このあいだ、ロサンゼルスに行ったときのラーメン屋さんが美味しいんですよね。日本人の方がやっていて、しかも注文はiPadですからね」

干場「え、そうなんですか(笑)」

小山「すごくお洒落なお店の入り口で、iPadが3台くらい置いてあってメニューや、麺の硬さとかを選べるんですね。最後にクレジットカードで決済をするんですよ」

干場「すごいですね」

小山「ちなみに、海外でお好み焼きもくると思いますけどね」

干場「薫堂さんは、どんなお好み焼きが好きなんですか?

小山「僕は粉ものが少ない、野菜、キャベツが多いのが好きですね。蒲田の近くにある「福竹」というお店、ここは僕は日本一美味しいと思います。けっこう色々な人を連れていきました。三ツ星シェフなんかも連れていきましたしね、ここのおばちゃんが面白くて、お客さんに触らせないんですよ、怒るんですよね(笑)」

干場「そういう方いますけど、怒るまでいくんですか(笑)」

小山「三ツ星シェフがひっくり返そうとしたんですよ。そしたら、「おい!そこ!あんたひっくり返そうとしたでしょ!」と言われて、「これだから素人は困るんだから」と言われわけですよ(笑)」

干場「それを言われているのが、三ツ星シェフなんですね(笑)。2015年に、その他に企てていることはありますか?」

小山「ドキュメンタリーの映画を作りたくて、取材を始めています。熊本の人達をテーマにしたドキュメンタリーですね。僕は映画を作るという事をやりたいのではなくて、新しい配給システムを作りたいんですね」

干場「それはどういう事ですか?」

小山「今、映画館でしか映画を観なかったり、あるいはネットですよね。昔、カラーテレビが出来た時代に、人の家にテレビを観に行った記憶があるんですよね。そういう風にして観る、くまモンを主役にしたドキュメンタリー映画を作っています。それを「くまモン座」と名付けまして、世界で最も小さい、けれども、最も大きなネットワークになるかもしれない映画館。完成したショートフィルムのDVDを1万円で販売するんですよ」

干場「DVDで1万円は、けっこう高いですね」

小山「これには「くまモン座」開業キットになっているんですよ」

干場「何が入っているんですか?」

小山「チケットやポスター、自分の家を「くまモン座」に出来るキットが入っていて、これを普通の人が買い、自分の友達に声をかけて「今週、土曜日に「くまモン座」開くんだけど来ない?」みたいな(笑)」

干場「何となくわかるんですけど、開いた所で友達が来てくれるのかなという印象があるんですけど、そこには仕掛けがあるんですね」

小山「来てくれるという手応えを感じていて、とりあえず限定1000家庭を目標に、熊本県を中心にやるんですけど「くまモン座 ブエノスアイレス館」みたいな、遠くにいる人も買いたいと言ったら「くまモン座」が遂に南米にも行きました!とか、そういう広がりをみんなで盛り上がっていきたいですね。観た後の心がほっこりするような、そういう映画を目指してます」

干場「最後に「旅」とは、薫堂さんの人生において、どんなインスピレーションを与えてくれるものでしょう?」

小山「旅が何ぞやというよりは、最高の旅とは何かという話なんですけど、思いもよらないものを教えてくれる、与えてくれるものが最高の旅なんだと、僕は思います」

干場「例えばどんなものですか?」

小山「つまり、旅をしなければ、絶対こんな経験しなかったなとか、旅に出たからこの人に出会ったんだろうなとか、やっぱり旅は本当に素晴らしいですよね」



「冬のクルーズと夏のクルーズの違いは?」

保木「日本にいると、冬と夏というイメージ、季節感があるじゃないですか。
船は季節の良い所を周遊するので、今、客船は常夏の島ハワイとかカリブ、南半球は夏に向かうわけですよ。
なので、客船は冬のクルーズというよりは、夏の季節のところに向かっているんですね。

グレートバリアリーフのあるオーストラリア、ニュージーランド、タヒチ、
最近、大手の船会社が注目してるのはアジアですね。

シンガポールあたりを周遊してるクルーズ船があって、カジノも出来るし、
シンガポールなんかはお買い物天国じゃないですか。
あの辺りを周遊しているクルーズもたくさんあるんですね」