今月ご乗船いただいているのは、コラムニストの中村孝則さんです。

その日本人離れした佇まいや、ファッションセンスはテレビなどでもおなじみです。
ファッションや旅、そしてお酒やシガーなどの嗜好品にも広い知識をお持ちの方です。

お仕事で海外を飛び回っていらっしゃる中村孝則さんですが、クルーズの旅の経験も豊富です。
今月は中村さんに、ラグジュアリーな旅のお話をうかがっていきます。


ー ノルウェーは独自の路線を歩んでいて、日本に近いんですよ。 ー



干場「今日はノルウェーの話を中心におうかがいしていきたいと思うのですが、中村さんは親善大使ですよね?具体的にどんな活動をされているんですか?」

中村「ノルウェーの文化、ライフスタイル、色んなブランドがあるので、それを日本に紹介する立場ですね」

干場「それはいつからですか?」

中村「2010年の10月に、ディプロマを大使館にいただきました。ご縁があってノルウェーに取材に行っていたんですよ、友達が出来たり、ご縁が繋がって、通っているうちにノルウェーはユニークで面白いなと思いました」

干場「どこの国に近いとかあるんですか?」

中村「ノルウェーは独自の路線を歩んでいて、日本に近いんですよ。東南アジアの位置にある日本は、独特の立ち位置じゃないですか。ヨーロッパのノルウェーも独自の立ち位置なんですよ。政治的にも、地理的にも、独自の立場を貫いている。彼らに言わせると、僕たちも日本の東北人にメンタリティが近いと言われています。スカンジナビア、デンマークの人はノルウェー人に言わせると商売が上手い、大阪の人みたいだと、僕の知り合いの大使館の方が仰ったんですよ。ノルウェー人は、口は達者ではないけどハートも熱いし、東北の人に近いと言っていますね」

干場「北欧というと雑貨、インテリアの分野ではデンマーク、スウェーデンもよく知られていると思いますが、ノルウェーもデザイン大国なんですか?」

中村「そうですね、今ノルウェーの家具の魅力、デザインの魅力っていうのは再注目されていますね」

干場「その魅力の根源は、木のぬくもりですか?」

中村「ざっくり言うと機能性なんですけど、ノルウェーは冬がとても長いんですよ。家の中で生活する時間が長く、彼らは家の中でどう快適に過ごすかを昔から考えています。家族団欒した時に、イスに座っている時間が長いから、どれだけイスが快適になるんだろうとか、家には暖炉や薪ストーブがあるので、薪ストーブを囲んで長時間座っても疲れない様な工夫をしたりとかですね」

干場「快適性を求める為の、機能性という事なんですね」

中村「本当の豊かさって何だろうというと、家族と一緒の時間を長く過ごすというのも見直されているじゃないですか。そういうのもあってノルウェーのデザインが再注目されているんです」

干場「ノルウェーのランドマークというと、オスローのオペラハウスと言われまけど、中村さんの中で残っている光景、オススメの場所はありますか?」

中村「ノルウェーの北緯70度くらいの所にある、北欧のパリと言われいているトロムソですね。小さい街だけど美しい街ですよ、冬に行くとオーロラが見えます。北極点、南極点でオーロラは見えるんですけど、街から車でちょっと行った所で見られるというのはトロムソが見やすいでしょうね」

干場「オーロラを初めて見た時はいかがでしたか?」

中村「オーロラをハントするガイドさん、オーロラハンターという人がいるんですよ。彼らはよく知ってますからね、ハンター同士で連絡を取り合って、見える場所に移動していくんです」

干場「なるほど。天候とかを読んで、そこに向かっていくんですね」

中村「オーロラって20分くらいで消えちゃったりするんですよ。ずーっと出てる場合もあるし、読めないんですよね。ぶわーっと出て、びゅーっと消えていくんですよ」




「クルーズで行く、最も不思議でミステリアスな海はどこですか?」

保木「海って、けっこうミステリアスな部分ってありますよね。
カリブ海にあるユカタン半島、メキシコの方なんですけど、ベリーズという所にあるグレートブルーホールです。

色はエメラルドグリーンの様で、直径が300mくらいあって、深さが約120mくらいあるらしいんです。
珊瑚礁が綺麗な所で、綺麗な海の中にぽっかり穴が空いているんですよ。

現地では「海の怪物の寝床」なんて言い方をされているんですよ。
神秘的で吸い込まれてしまいそう、ここは不思議な場所じゃないかと思いますね。
自然の力ってすごいですよね。潜ってみたい様な、潜ってみたくない様な、ミステリアスな海かなと思います」