4月にご乗船いただくのは、「神の手」をもつと賞賛される、世界的な心臓外科医・須磨久善さんです。
『チーム・バチスタの栄光』のモデルになった須磨先生、その存在を映画で知ったという方も多いかもしれません。

数々の世界的業績を挙げ続けてきた世界的ドクター、須磨先生に、1ヶ月間旅のお話をうかがっていきます。

ー 結局、辿り着く答えは「幸せになりたい」だったんです ー


干場「神の手をお持ちという事を聞いていたので、どんな手をしてるのかと思って見せていただいてたんですが、大きな手をされていますね」

須磨「バスケットボールをやっていたのでね、片手でボールを掴めましたよ(笑)」

干場「この手で色々な手術をされてきたんですね」

須磨「5000人以上の心臓を手術しましたから、海外でも500人以上、外国の人の手術をしましたからね」

干場「根本的な部分なんですが、どうして医療に携わろうと思ったんですか?」

須磨「僕は一人っ子で、3月生まれなんですよ。小学校の頃なんて、前の年の4月に生まれた子達からしたら、メンタルにもフィジカルにも違いますよね。当然いじめられっこになりますよね。競争なんて嫌だし、やったら負けるだろうし、大勢の人と群れるのは嫌だったので、会社員にはなりたくないと思ったんです。自問自答して、いつも行き着く答えは「久善くん、君は一体どうなりたいの?」というクエッションが返って来るんですよ。結局、辿り着く答えは「幸せになりたい」だったんです」

干場「なるほど」

須磨「じゃあ、幸せになる為にはどんな状況だと幸せに感じるのかと思って、仕事としては人に嫌われるよりも、人に好かれて、喜んでもらって、"君がいて良かった"と思ってもらえる仕事をすれば、ハッピーになれるんじゃないかと思いました」

干場「その頃から、そんなに深く考えていたんですね」

須磨「子供心に堂々巡りをすると、そこにいくんですよね。大きな組織で歯車になって、トップがこけたら皆こけたというのは嫌だと思って。ユニットとしては、小さなもので人と関わりながら、しかも相手に喜んでもらえる仕事をしたいと思い、そこで考えたのが医者と弁護士だったわけです。よくよく考えると、弁護士は相手をやっつけないと、こっちは勝てないわけですよね。これはやっぱり、一人が笑う為にはもう一方が泣くわけで、これは性に合わないと思いました。医者だったら、自分が相手の期待に応えて、辛い思いや痛い所を治してあげれば、純粋に喜んでもらえる。これしかない!と、決まったわけです」

干場「それがいくつの時ですか?」

須磨「14、5歳の時ですね」

干場「すごく色々考えられていたんですね」

須磨「一人で物を考えるという時間が、好きな子供だったんでしょうね」

干場「これまでに心臓手術を5000回以上経験されてきてると思うのですが、それだけ人の命に向かい合ってきたという事ですよね。すごく大きな緊張を強いられてきたと思います。先生にとって、過酷な毎日の緊張をひも解くような、リラックス出来る場はどういう時ですか?」

須磨「一人一人の手術が終った後に引きずっていると、次の患者さんに失礼なわけですよね。疲れた自分、他に気持ちを奪われている自分を、一回毎にまっさらな自分に戻って、次の患者さんの手術に挑まないといけないので、気持ちの切り替えは大事です。僕が、日常的にそれを出来るのが料理を作る事ですね。意外と、料理を作っていると、すっと忘れられますね」

干場「ある意味、考える頭の発想が近いんですかね。

須磨「料理って手術に似ていいて、既に出来上がった完成型がイメージ出来ていて、そこから逆算して、どういう順番で何をどうしないといけないかという事でしょ。手術と同じなんですよ。やりながら他の事を考えたりという事って、意外と料理って出来ないんですよね。余計な事を考える時間がないんです。人それぞれそういうものがあると思うんですけど、僕の場合は、料理をしている時ですね」

「クルーズでカジノへ行く時や、レストランで食事をする時、幼児不可の場合、3歳くらいの子供を預かってくれるサービスはあるのでしょうか?」

保木「大人の方達が食事をゆっくり楽しんだり、カジノへ行っているあいだ、ベビーシッターサービスというのもあります。お子様達だけのお部屋もあるんですよ。夏休みの場合は、そういうサービスを提供している船がたくさんあるんですよ。

お子様たちはゲームをしたり、ピザを食べながら、子供向けの映画を観たりして、大人はカジノで遊んだり、ゆっくりお食事を楽しんだり。一つの船の中にいるので、迷子になっても、絶対そこにいますよね。子供達は子供達で、遊んでる方が楽しいと思うんですよ。大人がお酒を飲みながら、ゆっくり食べてたり、カジノはもともと21歳以下は絶対に入れませんので、そういうサービスを利用される事をオススメします。

もっと小さければ、有料になってしまうかもしれませんがお部屋にベビーシッターに来てもらう事も出来ます。おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、お孫さんと、三世代揃って楽しめると思います」