「交通少年団」を知っていますか?
全国で展開するキャンペーンなどを通じて交通安全を呼びかける子供の集団。
一方で子供たち自身の成長も期待できます。





昭和40年代前半に東京都内の交通事故死者数は700〜800人になりました。
子供の死者数も100人を超えるとう事態。
こうした状況の中で子供の交通事故を防止するため
昭和45年に全国で初めて小松川警察署が小松川交通少年団を結成。
それを皮切りに全国各地で交通少年団が誕生しました。

そう説明してくださったのは東京都交通安全協会
安全対策部 部長 新田秀実さん。

現在、東京都内に「交通少年団」は98団。
連合体「東京交通少年団」も誕生していて
管轄しているのが東京都交通安全協会です。
東京都では「交通少年団」を「Boys And Girls for Safety」の頭文字をとり
略称「BAGS(バッグス)」とも呼んでいます。

BAGSは交通安全のイベントやキャンペーンで
街頭に出て、ティッシュを配ったり
高齢者が横断歩道を渡るときに保護誘導したりという
ボランティア活動を中心に行っています。





上の写真のように「東京交通少年団」には、
淡い緑の制服とオレンジの帽子があります。
暑い時期の上半身は半袖の白いシャツ。
雰囲気はボーイスカウト・ガールスカウトと似ていますね。

子供たちに交通安全メッセージの入ったグッズを渡されたり
高齢者が横断歩道を渡る時に、誘導してもらったり
大人も「気を引き締めないといけない」と思うでしょう。
      
そして、子供たちへの好影響があると新田さんは言います。
自分で守るだけではなく、人にも教えることで、交通ルールの意識が高まります。
「交通安全は何才まででいいですよ」というものではありません。
生涯教育で小さいうちから身に着けることが大事ですから」と新田さん。





イベントやキャンペーンなど
ボランティア活動を通した交通安全PRの他にも
1泊2日のリーダー研修会や鼓笛隊による演奏活動、
交通安全のことばかりで飽きるといけないので
「芋掘り」「餅つき大会」「田植え」などの
レクリエーション活動もあるそうです。
いろんな部分で人間形成にも役立ちそうですね。

入団前は恥ずかしがり屋で人前が苦手だった子供が、
交通少年団の活動を通してリーダーシップを発揮するようになり、
驚き、喜ぶ保護者も多いようです。

もうすぐ新年度。
全国各地の交通少年団は団員を募集しています。
塾やスポーツクラブ、今の子供たちは忙しい昨今。
こうした活動もためになるはず。

関心を持ったお父さん、お母さんは、
お子さんに勧めてみてはいかがでしょう?
内閣府などによる「平成23年度 東日本大震災における避難行動等に関する面接調査」は、
岩手県 381人・宮城県 382人・福島県 94人、合計で857人の住民に面接で行なったもの。

それによると車で避難した割合は、岩手県43%・宮城県63%・福島県84%。
全体では6割近い57%に相当する485人が車を使って避難したという結果が出ています。





理由について、主なものを挙げると・・・


車で避難しないと間に合わないと思った        34%
家族で避難しようと思った                32%
安全な場所まで遠くて、車でないと行けないと思った    20%
家族を探したり、迎えに行こうと思った          16%






JAF 東京支部 事業課 交通環境係 高木孝さんによると
車の避難にはリスクが伴うことも意識しておくべきです。
前述の調査では車で避難した人の34%が渋滞に巻き込まれています。

地震直後の道路危険な状態になっていること
道路がひび割れてハンドルを取られること
損壊が激しくて走行できないケース
停電によって信号が停止していることも考えられます。

交通規制が機能せず、混乱した交通状況になることも予想されます。
こうしたリスクがることを常に念頭において行動しましょう。

しかし「安全な高台までは遠い」「子どもや高齢者と一緒」「防寒対策」など
差し迫った危険に対して止むを得ない時もあるでしょう。

実際、かつては津波対策について、
「自動車避難を原則禁止」「徒歩避難を原則」としてきた内閣府は、
東日本大震災の時に車で避難した人が多く見られたことから
「自動車で安全かつ確実に避難できる方策」を検討しています。

一方、国土交通省の調査によると東日本大震災において
比較的平地の「平野部」と起伏ある「リアス部」の
津波到達以前の徒歩とクルマによる避難について、
こんなデータがあります。

<平野部>

徒 歩 — 避難速度 時速3.8km / 避難距離598m / 避難時間 9.4分
         
 車  — 避難速度 時速8.8km / 避難距離2.7km / 避難時間 18.1分


<リアス部>

徒 歩 — 避難速度 時速1.9km / 避難距離324m / 避難時間 10.1分
         
 車  — 避難速度 時速8.7km / 避難距離1.6km / 避難時間 10.9分



一概にクルマが早いわけではありません。
「もしも」の時にどんな手段で避難すべきか?
今いる場所と避難場所との距離や位置関係や道路状況などで
よりよい選択が変わるので難しいところです。

JAFの高木さんは「車を使った避難は非常に危険性が高いです。
うまく動けないくらいの可能性というのを考えておく。
徒歩や自転車を使ったほうが速やかに移動できることもあります。
自分が今どんな場所にいるのか。どのような道路がつながっているのか。
場所についての把握を日頃からいておくことが大切です。
きっちりシミュレーションしておくってことですね」と語っていました。

住んでいる地域の津波危険性、津波浸水予測図、
津波の高さ、到達予想時間等を確認しておきましょう。
      
津波予報、津波情報、避難勧告・指示等の用語の内容、
その意味を普段から理解しておくようにします。

その上で、避難場所がどこにあるか、避難経路はどこを選ぶべきか。
避難するまでに危険個所はないか、避難をする上での課題はないか。
実際にまち歩きをして確認しておきましょう。

そして、もしも大地震が起こったら、
自身の情報と現実の状況を鑑みて最良と思われる選択をするのです。

国や行政には、地域ごとのより安全な避難方法を早急に確立し、
住民への周知を図ることが求められます。


車に乗っている時、大地震が起こったら
あなたはどんな対応をとりますか?

自宅や職場にいて大地震が発生!
避難をしなければという時、クルマを使いますか?

クルマは早く逃げられる手段であり
一方でリスクも伴います。
今日は東日本大震災から8年。
大地震が起こった時のクルマの運転について
ふだんから考えておきましょう。

今週と来週は「大地震の発生とクルマの運転」をお伝えします。
前編の今週は「クルマに乗っていて地震が起こった時の対応」について。





気象庁の地震の「震度」解説によると
屋外では「自動車を運転していて、揺れに気づく人がいる」のが「震度4」。
屋外ではさらに電線が大きく揺れています。
一般の人の【体感】【行動】は・・・

ほとんどの人が驚く。
歩いている人のほとんどが、揺れを感じる。
眠っている人のほとんどが、目を覚ます。


屋内の状況は・・・

電灯などの吊り下げものは大きく揺れ、
棚にある食器類は音を立てる。
座りの悪い置物が、倒れることがある。

        
多くの方がクルマの運転していた時に
地震があったのを知らなかったという
経験をしたことがあるのではないでしょうか?

クルマは振動や衝撃をタイヤのサスペンションで吸収するよう作られています。
運転している時は地震に気付きにくいもの。
震度4で「気づく人がいる」というレベルですから
気づいた時は「大きな地震かもしれない」という認識を持ちましょう。

ちなみに震度5強になると屋外では・・・

「窓ガラスが割れて落ちることがある。
ブロック塀が崩れることがある。
自動販売機が倒れることがある」

       
と同時に「自動車の運転が困難となり、停車する車もある」
という状況になります。





クルマを運転している時に揺れに気付いたら慌ててはいけません。
事故につながります。国家公安委員会作成の「交通の方法に関する教則」では

まずは「急ハンドル」と「急ブレーキ」を避ける。
そして、周囲のドライバーが危険な運転をするかもしれません、
安全を注意しつつ、ゆっくり道路の左側にクルマを停車する。 
       
停車する場所にも注意を払いましょう。
周囲を確認して看板や瓦などの落下物がありそうなところや
電柱や標識など何かが転倒してきそうなところは避ける


安全な場所にクルマを止めたら
正確な情報をキャッチしなければいけません。
揺れている間は車内で身を守る。
揺れが落ち着いたら、カーラジオやスマートフォンで、
地震の情報と交通情報を収集。

情報や周囲の状況に応じて行動しましょう。





この時に気をつけるべきことがスマホに没頭しすぎないこと
自分がある状況をtwitterで発信しすぎる。何か情報を追いかけすぎる、
家族や友人と連絡を取りすぎるといったことには要注意。
次の危険が迫っていないとも限りません。
周囲の状況をきちんと把握しましょう。

クルマを置いて逃げなければいけない時は、
できる限り、駐車場や空き地など、道路外に停止してから。
やむを得ず、道路に置いて避難する時は・・・

道路の左側に寄せて駐車する。
(避難する人や緊急車両が通れるようにするため)

エンジンを止めて、エンジンキーは付けたままにする。
車内の分かりやすい場所に置いておく。

(必要であれば移動できるように)
       
窓を閉めてドアはロックしない。


この時にできればダッシュボートやフロント部分に
名前と連絡先を書いたメモなどを残す

さらに車検証を持っていきます。
盗難にあっても免責とならず
保険金が支払われるための対策です。

車を置いて逃げることはせず
引き続きクルマを走行していく場合は
道路の破損や信号の停止といった危険があるかもしれません。
十分に運転環境に気をつけて運転しましょう。

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