12月10日(金)に2021-2022 日本カー・オブ・ザ・イヤーが発表されました。
今、どんなクルマが評価されているのか。安全性能はどのくらいまで進化したのか。
今週は日本自動車ジャーナリスト協会 会長で日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員でもある
菰田潔さんのコメントを通してお伝えしました。





「日本カー・オブ・ザ・イヤー」は、
その年の10月31日までの1年間に日本国内で発表・発売された
市販乗用車の中から最も優秀だと評価された車種に与えられる賞。

選考は二段階。
第1次選考でノミネート車から10車種が選ばれ、
その中からカー・オブ・ザ・イヤーが決まります。
推薦・投票は60人が上限の選考委員。
ほぼ全員がモータージャーナリスト。

菰田さんによると、例年は自分の投票とは別に選ばるクルマがわかるとか。
しかし、今年はどの車が選ばれてもおかしくなく、結果が見えなかったそう。。
いろんな種類の車が出始めた、揃ってきた、その質も非常に高いのが今年の特徴だと思います。

2021-2022 日本カー・オブ・ザ・イヤー。
ベスト3は以下の通り。


③位 ホンダ ヴェゼル





②位 トヨタGR86 / スバルBRZ (トヨタとスバルの共同開発)




①位 日産 ノート 





菰田さんの解説によると日産ノートの特徴は走る原動力が電気モーターですが
充電したバッテリーで走るのが基本ではなく、通常のエンジンを発電機としていること。
しかし、バッテリーも積んでいるので、余裕がある時は充電されたバッテリーを使って走り、
エンジンを動かして発電してその力で走ることもできるというもの。
アクセルペダルをたくさん踏んだ時にはエンジンで発電した電気と
バッテリーに貯めた電気をともに使って力強く走ります。

EVは走る時にCO2を出さず走ります.
でも、充電する電気は火力発電所で作っているかもしれない。
トータルでCO2排出が少ないかどうかには疑問がつきまといます。
その疑問を解消する本当にクリーンなエネルギーで走るクルマと言えるでしょう。
その意味で非常に高い点を取り、新しいプラットフォームを使った非常に良い走り、
乗り心地、最新の安全性を全部取り込んだころが評価されたのではないかと
菰田さんはおっしゃっていました。

これら最新モデルの安全性はというと
カメラとレーダーを搭載した先進運転支援システム「ADAS(エイダス)」が普及。
前の車に近づいてブレーキを踏んでも間に合わなくなる前にブレーキを作動してくれる。
車線からはみ出さないようハンドル操作も補助してくれる。
新しい車の安全性はかなり進んでいるとのことでした。





ちなみに、日本カー・オブ・ザ・イヤー以外に5つの部門賞もあります。
輸入車部門「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」での受賞は
【フォルクスワーゲン ゴルフ / ゴルフヴァリアント】。



  
    
軽自動車部門…「K CAR・オブ・ザ・イヤー」は
【ホンダ N-ONE(エヌワン)】が受賞しました。





受賞したクルマ、受賞理由など
日本カー・オブ・ザ・イヤーの公式サイトに掲載されています。
いちどご覧になってみて下さい。URLは https://www.jcoty.org/ です。
そろそろ12月も半ばを迎えて本格的な冬。
夜間から明け方にかけては冷え込んで路面が凍結することがあります。
クルマを運転する時には、気をつけましょう。

今回はJAF 東京支部 事業課 交通環境係 栗原 悠羽さんにお話を伺い
『3つのアイスバーン』について伝えました。





街中を走っている分にはアイスバーンは無関係と思いがちですが、それは間違い。
冬の路面状況は時間や気温によって刻々と変わります。
特に気温が冷えこむと道路が凍結しますが、
それは寒い地域や高度が高いところばかりとも限りません。
街中や平野部でも起こります。
最近は以前なら多くの積雪がなかった地域に大雪が降ることもあります。
日本全国、どこにいても注意してハンドルを握るようにして下さい。





栗原さんによるとアイスバーンを分類分けすると大きく3タイプあります。


【ミラーバーン】

雪が踏み固められたりタイヤで磨かれてツルツルになった路面。
発進、停止を繰り返す場所、例えば多くの車が行き交う交差点付近などで多く発生。
車を発進する時はゆっくりアクセルを踏んでスタートすることが大切。
信号待ちで止まる時にはアクセルを早めに離して
早めにブレーキをかけ、ゆっくり止まることが対策として重要。


【凍結アイスバーン】    

雪や氷が溶けて、再び凍った路面。
アイスバーンの中でも特別滑りやすく慎重な運転が求められる。
日当たりがよく、夜になると寒くなるところに特に発生しやすい。
日中には氷の上に水の膜が張った状態になることもあり
その時は氷の路面よりもさらに滑りやすいのでより慎重な運転が必要。


【ブラックアイスバーン】 
   
一見すると路面が濡れているように黒く見える。
その実、凍っているのでスピードを出していると危険。
濡れている路面と凍っている路面ではブレーキをかけてから
止まるまでの制動距離が50m以上の差がある。
思わぬ事故につながる恐れもあるので非常に危険。





アイスバーンへの対処の1つがスタッドレスタイヤにすること。
また、チェーンを準備しておくこと。

その上で、滑ることを前提とした予測運転をしましょう。
乾いている路面であればブレーキやハンドルで回避できる危険も
アイスバーンの走行ではスリップして間に合わない、
コントロールが効かないという恐れがあります。
急ハンドルや急ブレーキを使用しない運転を心がけましょう。

特に気をつけたい時間帯は気温が下がって道路が凍結しやすい夜。
暗くて凍結に気づかない可能性もあります。
そして、グッと気温が下がる明け方も凍結しやすい時間。
日中は凍っていた路面が溶けているところがあります。

アイスバーンによるスリップで事故を避けるには、
スピードを出さず、道路状況に感覚を研ぎ澄まして運転することです。


クルマの運転時に起こる「蒸発現象」をご存知ですか?
これはヘッドライトの光線が目に入り
自分のクルマと相手のクルマの間の対象物が見えなくなってしまうこと。
英語ではグレアと言いますが、当然かなり危険な現象。
どんなものかを知り、覚えておいてください。
今回はこの蒸発現象についてモータージャーナリスト 菰田 潔さんにお話を聞きました。



  群馬県警察 WEBサイトより


今では「ナイトビジョン」という機能がついているクルマがあります。
これは遠赤外線画像で対象物を見るシステム。
歩行者や自転車に乗る人は体温が感知されディスプレイに白く写し出されます。

乗っているクルマにナイトビジョンがついている方は、
有効な利用方法を把握しておきましょう。
しかし、付いていない場合には、本当に自分に注意して走るしかない。
なかなか深刻です。

そこで覚えておきたいのが、蒸発現象は雨の日に多いこと。
対向車のヘッドライトや自分のクルマのヘッドライトが路面の水が乱反射。
自転車や歩行者がいても気づきにく状態になり非常に危険です。

ですから、信号機がない横断歩道に近づいた時は特に気をつけなければいけません。
歩行者がいないと思うのではなく、いるのに見えなくなっている可能も考えて、
スピードを落としてブレーキを踏んだらすぐ止まれる感覚でクルマを走らせましょう。

そして、日頃のクルマのケア。
フロントガラスが汚れていては、より前方が見えにくくなります。
油膜をとってワイパーブレードを綺麗にしておくことがドライバーにできる事前の対策。
その上で、夜間はスピードを落とし、周囲に注意力を働かせるようにしてください。


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