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「タウンノート東京」の評価が高い美術館ランキング ベスト5をご紹介!(2016/6/2)

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木曜日は、「カルチャー」。


今日は「タウンノート東京」の評価が高い
美術館ランキング ベスト5をご紹介!



第5位『 東京国立近代美術館(千代田区 北の丸公園) 』

第4位『 上野の森美術館(台東区 上野公園) 』

第3位『 国立新美術館(港区 六本木) 』

第2位『 原美術館(品川区 北品川) 』

第1位『 三鷹の森ジブリ美術館(三鷹市 下連雀) 』


こちらのランキングで4位にランクインしている「上野の森美術館」で現在開催されているのが『ブータン 〜しあわせに生きるためのヒント〜』です。
南アジアにあるブータン王国の面積は九州くらいで、人口は2008年のデータで68万7千人。日本の都道府県別では、全国46位の島根県が一番近い数です。人口の8割がチベット系、2割がネパール系で、敬虔な仏教国。8年前に民主化しました。
今日は『ブータン 〜しあわせに生きるためのヒント〜』のナビゲーターと音声ガイドを務めている、女優の鶴田真由さんにブータンについてお話を伺いました。


鶴田さん:最初の印象は凄く日本に近いというか、私は戦前の日本を知りませんが、戦前の日本ってこういう感じだったのではないかな?って思いました。それは、人々の佇まい…自国の文化に誇りを持っていて、つつましやかで美しく生きている姿が、昔の日本人もこうだったのではないかな?っていうような。
で、信号がないんですよ。街中にひとつだけ交差点に手旗信号があるだけで。山道なので割と一本道も多いですよね。山に囲まれているので、すごく気持ちの良いところだなぁっていう。

ブータンのGDP(国内総生産)は世界162位。しかしブータンの人たちは、資本主義社会の物差しではなく、国民の幸福度で国を見ようという、自分たちの尺度を作りました。それが日本でも有名になったGNH(国民総幸福量)です。


鶴田さん:「幸せですか?」と質問して「幸せです」と答えた人が結構多くて、「何が幸せなんですか?」と聞くと、やっぱり家族がいることだとか、本当に日常の何でもない一コマをすごく幸せに思っている…“足るを知る”というか、日々感謝して生きている人たちなんだなっていうのは、すごく思いましたね。だからやっぱり、幸せって心の中にあるもので、チルチルミチルの「青い鳥」じゃないですけれど、外に求めると見つからないものなんだということは、ブータンの人と接している中ですごく感じましたね。

そんなブータンの文化と接することができるのが、「上野の森美術館」で開催中の『ブータン 〜しあわせに生きるためのヒント〜』です。こちらではどんなものが展示されているのでしょうか?


鶴田さん:民具や仏画、民族衣装やロイヤルファミリーが持っているものなど…私も凄く好きだったのですが、ブータンの人たちの民族衣装が素晴らしいものがたくさん展示されていて、なかなか今では作れないような織りや刺繍など、本当に美しいんです。女性の方ならきっと、そういうのを楽しんでいただけるのではないでしょうか。あとは趣向を凝らしたところですと、ブータンの格言が所々に飾られていて、とても簡単な言葉なんですが、心に染みるような言葉が多くて、目に見えないブータン人の心みたいなものも上手く表現出来ているのではないかと思います。

今回の展覧会で展示されているのは、ブータンの民族衣装、タンカなど信仰の道具、装飾品など明るく華やかですが、豪華絢爛というわけではなく、慎ましさと外の世界に対する感謝の念を感じます。


ブータンにはこんな格言があるそうです。
「大勢でかつげば 天井の梁でさえ軽い 一人でかつげば 毛糸でさえ重い」
日本人の私たちがみると、今回のブータン展はどんな気持ちになるのでしょう。


鶴田さん:きっと、知っていたけれど忘れていた…ということを「そうだった、そうだったなぁ」って、だんだん心に染みてくるような、そんなことを感じるのではないでしょうか。新しいことの発見というよりは、大切なことをもう一度思い出せるのではないでしょうか。

『ブータン 〜しあわせに生きるためのヒント〜』は、上野の森美術館で7月18日(月)まで開催されています。
今日は「タウンノート東京の評価が高い美術館ランキング ベスト5」をご紹介しました。