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2018年のビジネスキーワード トップ3(2018/12/11)

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火曜日は「ビジネストレンド」。


今年も残すところあと20日。
今日は2018年のビジネスシーンを振り返りましょう。
日経BP総研 品田英雄さんに聞いた
『 2018年のビジネスキーワード トップ3 』
2018年の流行・トレンドのランキングはおよそ出揃いましたが
今日は少しビジネス寄りに振り返ります。
今年のビジネスシーンのキーワード・トップ3を
日経BP総研上席研究員の品田英雄さんに伺いました。



第3位【 サブスクリプション 】

品田さんによれば「サブスク(月額定額制)が日本にも広がり始めた」のが今年。AmazonプライムやNetflix、Spotifyなど動画や音楽が先行しましたが、シェアリングエコノミーと結びついて、ファッション(毎月着るものが届く)、車(リースとレンタルの中間のサービスや、高級外車のサブスク)など、ジャンルが広がっているそうです。お金の払い方だけでなく、使い方まで変えるシステムとなってきた、ということです。


第2位【 人生100年時代 】

今年6月に安倍政権が「人づくり革命 基本構想」を発表。結果、サラリーマンは70歳まで仕事することを迫られ、人生設計の見直しに入りました。企業はそれを先取りして、100年人生対応の商品を次々と売り出しています。マンション経営、資産運用投資、高齢でもできる技能や資格の取得などなど新商品が登場。同時に、悠々自適を諦めた人たちのお金の使い方の変化が注目されている、とのことです。


第1位【 パーソナライズ 】

消費の成熟とともに「あなたのための」「あなただけの」ものがヒットする年になりました。ZOZOスーツやタカシマヤのオーダースーツなどが人気となり、個人別に対応する化粧品やシャンプーも登場しています。利益率が高いのは大量生産ですが、技術の進化で個別対応する仕組みが出来上がりつつあり、お客さんの潜在的な欲求までとらえることが可能になりつつある、ということです。



以上、日経BP総研 品田英雄さんに聞いた『 2018年のビジネスキーワード トップ3 』でした。
品田さんに2018年の印象について伺うと、2018年は「誰でも発信できる時代の終焉」
ネット時代の特徴である「誰でも発信者になれる」という特徴が、現実には無意味になりつつあるといいます。ネット上のコンテンツが途方もなく増えたことなどで、普通の人の発信が普通の人の目に留まる機会を失わせた。資本と技術がなければ優位には立てない。ネット社会にヒエラルキーが生まれ、平成は「ネットの夢」とともに始まり「夢から醒める」で終わることになりそう、とのことです。


また、ランキング以外で今年盛り上がりを見せた裏トレンドは「SDGs」
こちらは、国連が掲げた「持続可能な開発目標」の略称で、貧困をなくす、すべての人への健康と福祉、など17の目標。これに企業もビジネスチャンスを見出している、とのことで、企業が社会貢献でなく、ビジネスとして社会問題に取り組む姿が目立っている、ということです。
ちなみに、こうした取り組みをする企業に投資するファンドも多いそうで、投資家も注目しているそうです。


逆に、今年の予想が外れたのは「仮想通貨」
今年1月に起こったコインチェックの巨額盗難事件をきっかけに、様々な事実が発覚。仮想通貨の不人気を呼び、価格を下落させてしまった、ということで、仮想通貨に“陰り”が見えたのも今年の特徴かもしれません。


今日は、日経BP総研 品田英雄さんに聞いた『 2018年のビジネスキーワード トップ3 』をご紹介しました。