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いま子供に読み聴かせたい本のランキング(2011/4/7)

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月曜から金曜まで、今押さえておきたい最新の話題にフォーカス。
ランキングと人気の秘密に迫っていきます。
木曜日は、「カルチャー」


今日は、『いま子供に読み聴かせたい本のランキング』です。


子どもに本を読むというのは、本当にとても大切なことです。


銀座4丁目、中央通り沿いにある書店「教文館」。
その6階にある「子どもの本の店 ナルニア国」店長・川辺陽子さんに、今回は選んで頂きました。


第3位「あおい目のこねこ」

青い子猫が「ねずみの国」を探しに冒険の旅に出ます。最初に着いたのは「猫の国」。そこの子猫たちの目は、みんな黄色。青い目をした子猫は、みんなと違うということで仲間はずれにされます。でも、この青い子猫は決してめげたりしません。
前向きに行くという、グングンとしたパワーが、この本から伝わってくるので、今、新学期を迎えて、新しい一歩を踏み出した子たちに、ぜひ届けて読んで欲しい本です。


第2位「それ ほんとう?」

ちょっと変わった、ナンセンスな言葉遊びをしながら、3ページほどの短い話が続いていきます。
最後まで読むと「それ、本当?」と、つい言いたくなるようなストーリーが、50音順に82個載っています。
とにかく、この本1冊読むと、なんだか笑いたくなってしまい、もうそれだけで、肩の力がフッと抜けて、楽しい気持ちになれます。それが前に一歩踏み出す元気をもらえるのではないかと思う1冊です。


第1位「子どもに聞かせる 世界の民話」

世界中の昔話が集まっている本で、最初に出たのは、1964年という超ロングセラーな作品です。
昔話というのは、人間が文字を作る以前から語り継がれている物語で、どんな創作よりも根っこが深く、やはり生きるための知恵と力が溢れていると思います。
世界中の人たちの楽しい冒険や苦労話があるが、その先には必ず良い事がある、というのが昔話なので、これから大変なことが沢山あると思いますが、そういう人生を歩んでいく子どもたちに、ぜひ、その民話を沢山聴かせてあげたら、それが根っこの力となり、その子を支えてくれると思うので、昔話をオススメしています。


上手に読もうとはしなくていいと思うんです。でも、何回も突っかかると、子どもに本の世界観が伝わらないので、読み聞かせる前に、何度か声を出して練習するだけで十分だと思います。後は、その場に来て、その人の生の声が子どもに伝わるということが、一番の力になるので、難しいことは考えずに、やってみて欲しいです。


「よみきかせ」の番組をやっている古賀涼子さん、「絵本を読みきかせるということは、子どもと一緒に大人が旅をするのと似ているなと感じています。いろんな世界を一緒に訪れて、一緒にハラハラドキドキして、共通の話題を作って、だから、絆がギュッと深まって、つまっていくんですよね。」


中西哲生さんは、「本を読むことは、子どもたちにとっては、いろんな想像力が広がると思うんです。第1位「子どもに聞かせる 世界の民話」は、表紙の裏には、世界中の地図が書いてあって、どこの国のどの民族のお話か、分かるようになっているんです。本で旅をすることができますし、素敵な体験ができると思います。」