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番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2014/5/2)

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金曜日は、番組がその週で最も注目した人物にフォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。


今週、番組が注目したのは、この4組です。
■ヨーロッパ主要リーグの日本人シーズン得点記録を塗り替えた、マインツ・岡崎慎司
■バルセルナオープンでツアー5勝目!初めてクレーコートでの優勝を決めた、錦織圭
■故障を克服し、つるやオープンで2年ぶりの優勝を遂げた44歳ベテランゴルファー、藤田寛之
■投げ込まれたバナナをぱくりっ!差別行為をユーモアで一蹴した、バロセロナのダニエウ・アウベス



facebookページでの皆さんの投票では1位 錦織圭、2位 ダニエウ・アウベスとなっていますが、
今週、中西さんが注目したのはこちら!




バロセロナ ダニエウ・アウベス



アメリカのプロバスケ・オーナーの心ない発言もありましたが、スポーツにおける差別問題、なかなか
なくならないのが残念でなりません。僕はあえてダニエウ・アウベスの取った行動を、称賛したいと思います。

ダニエウ・アウベスは、ブラジル代表の主力で、世界を代表する右サイドバックです。スペイン名門チームの
バルセロナの看板選手でもあります。
27日のスペインリーグ第35節、ビジャレアル戦の後半30分、バルセロナは右のコーナーキックを獲得して、
ダニエウ・アウベスがコーナーへ行きました。すると観客席からバナナが投げ入れられました。
アフリカ系ブラジル人のダニエウ・アウベスには、これまでもサルの鳴きマネや、露骨な差別用語がスタンド
から浴びせられることがたびたびありました。これ自体が本当に残念でならないんですが…。
今回の「バナナ投げ入れ」も、そんな差別的な行動の一つと見られています。
そこでダニエウ・アウベスが何をしたかというと、試合中、コーナーキックを蹴る前に、バナナの皮をむいて
パクッと食べたんです。

先日、日本でもありましたが、こういった差別行動は絶対にあってはならないことだと、国際サッカー連盟でも
強く謳っているわけですから、残念でなりません。ひいきのチームを応援する気持ちが暴走して、こうした行動を起こすことは、結果的に応援しているチームを汚すことにもなると思うんですよね。今回、ビジャレアルのファンがしたことですが、ビジャレアルの選手たちもやりきれない気持ちがあったんじゃないかと思うんです。
僕はこういった行為に対して、同じ土俵に乗ってはいけないと思うんですよね。お互いがお互いを感情で制圧しようとしても、そこからなにも建設的なものは生まれないと思いますし。そういった意味でも、今回のダニエウ・アウベスのユーモアのある行動は、最大の返しだったと思います。今後、こういった問題を絶対許してはいけないと思いますし、これからは、こうした差別行為に対して同じ土俵に乗らずユーモアで返して、余裕を持って対応していければと思います。



今週の「ウィークリーパーソン」は、差別行為をユーモアで一蹴した、バロセロナのダニエウ・アウベスに注目しました。