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番組が選んだ今週の「ウィークリーパーソン」は…(2014/7/18)

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金曜日は、番組がその週で最も注目した人物に
フォーカスする「ウィークリーパーソン」!
ジャンルを問わず、"感動"や"驚き"を与えた人物に注目します。
今週は、この4組をピックアップしました。


■3度目のオールスターで初めて登板し好投を見せた、レンジャーズ ダルビッシュ有!

■「国際生物学オリンピック」と「国際数学オリンピック」でメダルを獲得した、日本代表高校生10人!

■ドイツ代表をW杯優勝に導いた、ヨアヒム・レーヴ監督!

■芥川賞を受賞した「春の庭」の柴崎友香、直木賞を受賞した「破門」の黒川博行!

番組ホームページではレーヴが関心を集めていますが、
今週、中西哲生が注目したのは…


ヨアヒム・レーヴ

サッカーW杯ブラジル大会で、ドイツを24年ぶりの優勝に導いたレーヴ監督です。
本当に今回はレーヴ監督がかなり注目されたわけですが、現役時代のポジションはFWです。
これちょっと僕、意外だったんですよね。
緻密なので後ろのポジションなのかなと思ったんですけどね。

主にドイツの国内リーグでプレーして、U-21代表の経験はありますが、A代表の経験は無し。
スイスのクラブ時代は、選手兼監督を務めたこともあって、35歳で引退。
引退後は指導者となり、2006年のW杯では、クリンスマンの下でヘッドコーチを務め、
2年間コーチをして、その後を引き継いで監督に就任。
ユーロ2008 2位、2010年W杯南アフリカは3位、ユーロ2012 3位と、
すべてベスト4以内という成績を収めていたんですが、優勝がなかったということで、
そろそろレーヴ監督、限界なんじゃないかという話が出ていたところでの今回の優勝ですね。

コーチで2年、監督で8年、計10年間、ドイツ代表に関わっているわけですが
彼がいろんなことをやってきた中で、当然ながら下の育成の部分をドイツは見直して、
充実してきたことも、優勝した理由にあげられると思うんですが、
それプラスα、ありとあらゆるデータ、1試合で4000万件のデータを集めていると言われていますが、
いわゆるビッグデータですね。
そういった中から、さらにサッカーだけでなく、違うスポーツからもヒントを取り入れながら、
ドイツのサッカーを進化させようとしていたところは、ものすごく参考になる部分だと思いますね。

これだけサッカーが進化して科学的になってくると、
サッカーだけ見ていてサッカーを進化させることは、もう難しいと思いますし、
そういった中で、彼が違うスポーツだったり、違う論理からサッカーを進めようと思ったところは、
今回、すごく大きかったのかなと思います。

そして、僕はこの言葉がすごく気に入っているんですが、
決勝戦の決勝点を挙げたゲッツェに、その投入前、

「いいか。お前はメッシよりも優れているということを世界に示して、W杯の勝者を決めるんだ。
お前にはそれができる力がある!」

そう言って送り出したわけですよ!
こういうのを聞くと、人をどうやって掌握するかって本当に大事だなと思います。

そんなレーヴ監督、ドイツの歴代監督の中でも勝率は1位。
現在54歳で、契約も2016年まで残っています。
どうですかね?これだけドイツが注目されて、ドイツが強くなってきていますが、
追われるドイツが今後どうなるか、僕はすごく注目だと思います。

やっぱり、チャレンジャーで、何かを成し遂げようとしている時は、
いろんなことがプラスに働く部分が当然あると思うんですけど、追われる立場は本当に難しいと思います。
今回のブラジルを見ていても、あのプレッシャーでああいったプレーになったのは当然あると思うので、
この後、ドイツが全世界から追われる存在になるわけで、
これからの4年間が楽しみですし、レーヴ監督の手腕がさらに問われると思います。