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2017.03.17
21:55 東京発、水のレスキュー隊!


3月10日、
「東京水道災害救援隊」というものが発足しました。
これは、国内で大きな災害が起きたときに
東京から被災地に駆けつける
いわば水のレスキュー部隊で、
実は東京都水道局によるものです。
今回は、全国の自治体で初となる取り組みをご紹介します。

水道事業者としては日本最大規模の東京都水道局では、
これまでも大きな災害がある度に
被災地に水の応援部隊を派遣していました。
ただ、人繰りに時間がかかっていたそうです。

そこで「東京水道災害救援隊」では
最初に被災地に出発する部隊を
持ち回りで決めておく『当番制』と、
スタッフが自ら手を挙げる『登録制』、
この2つの仕組みを取り入れました。

『当番制』の部隊は
断水した地域での応急給水活動や
水道管が破損して水漏れしている場合の応急復旧などを行ないます。
一方、『登録制』の部隊は
水質チェックや、ポンプなどの設備が壊れたと言う要請に
応えることになっています。
こうすることによって、スピーディーに応援部隊を
派遣できるようになりました。

そして「東京水道災害救援隊」の発足、
実は、東京が被災した時にも大きな意味を持つそうです。
東京都水道局 小澤 賢治(おざわ・けんじ)さんに伺いました。


 東京都で発災した時に、
 救援隊の効果は2つあると思っています。
 ひとつは、この救援隊の仕組みが
 全国の水道事業体にも広まっていけば、
 より迅速な応援を東京都としても期待できる。
 もうひとつは、この救援隊によって
 他の事業体に支援にいった方々が
 災害時のノウハウと経験を身に着けてくる。
 それが、実際に東京で発災した時に役に立つ
 2つの効果があるかなと思っています。


ライフラインの中で、水は特に命に直結するものですが、
首都直下地震の被害想定では
東京23区のおよそ半分で断水が発生するとされています。
そして渋滞や人材・資材の不足などにより、
復旧には数週間かかる地区もあると想定されています。
こうした中で東京発の取組「水道災害救援隊」、
全国に広がっていくといいですね。
そして、もちろん私たち自身でも飲み水だけでなく、
普段からお風呂の水を溜めておくなど、
心がけておきましょう!

音声ファイルはこちら


2017.03.10
21:55 動画でふりかえる東日本大震災


東日本大震災の発生から丸6年が経ちます。
今回は、東北大学が公開をはじめたばかりの
『津波の動画』にまつわるウェブサイトをご紹介します。

このサイトの名前は
「動画でふりかえる3.11 東日本大震災 公開動画ファインダー」。
http://311movie.irides.tohoku.ac.jp/

いまもyoutube上に、
東日本大震災の津波の映像が沢山UPされています。
ただ、その映像の多くはどこで撮影されたものか
明らかになっていませんでした。
そこで、東北大学 災害科学国際研究所の
佐藤翔輔先生たちのグループは、
それらの津波の動画をひとつずつ目で確認。
グーグルマップなどと照らし合わせながら、
どこで撮影されたものかを特定して、
地図上に配置するサイトを作りました。

サイトにはおよそ1369の動画や画像が登録されていて、
このうち、場所に自信を持っているのが973点。
おととしから、スタッフ数人という
とても小さな規模で作成をはじめ、
2年半かけて特定していったそうです。

でも、なぜ気の遠くなるような作業をして、
このようなサイトを作ったのか。
佐藤先生に伺いました。


 今回、沢山の映像が撮影されましたが、
 大事なのは場所という情報なんです。
 地形によって、津波の振る舞いは変わってきますので、
 自分の住んでいる場所の近くや、
 行ったことがある場所の津波の動きを知ってもらうのは、
 避難行動を考える上でとても重要です。
 これから南海トラフ地域を中心に、
 津波が来る危険性が高まっています。
 そういった意味で、
 実際どんなことが起きるかと言うことを知る
 大切なものの1つが、この「生の映像」です。
 それらを探しやすくするためにこのサイトを作ったので、
 是非、防災教育や地域でのワークショップなどで
 使って頂ければと思います。


このサイトでは、
あの日の千葉、東京、神奈川の津波の動画も
場所が特定された上で確認することできます。
津波の映像を見るのが苦しい方はどうか無理をせず、
でも、何が起きて、
「次」が起きた時にどうしたらいいのか、
みんなで少しずつ知る所から始めませんか?

音声ファイルはこちら


2017.03.03
21:55 震災とLGBT、自分らしく過ごす


間もなく東日本大震災から6年ですね。
その後も色々な災害が発生して、
多くの方が避難生活を強いられました。
そんな、避難生活。
誰にとっても辛いものですが、
LGBT=性的マイノリティーの方にとっては、
また異なる課題もあります。
そこで今夜は、
一般社団法人 日本LGBT協会 理事の
清水展人(しみず・ひろと)さんにお話を伺います。

清水さんは1女性として生まれ、18歳の時に性同一性障害と診断。
21歳の時に手術を行なって、戸籍上も男性に変わりました。
その清水さんご自身、
小学4年生の時に阪神淡路大震災に被災して
体育館で避難生活を送る中、
自分らしく過ごせず、苦しい思いをされたそうです。
では、集団での避難生活、
どうしたらLGBTの方も一緒に過ごしやすいのでしょうか?


 服や下着を配って頂くこともりますが、
 まず知って頂きたいのが、見た目は男性的でも
 生理用品のナプキンが必要なケースもあります。
 2つめに、女性はこの服を取りに来てください、
 男性はこの服を取に来てくださいというケースもありますが、
 仙台での聞き取り調査の中では
 Sサイズの方、Mサイズの方、Lサイズの方と言う風に
 サイズ別に呼んでもらった時には
 非常に気持ちが楽だったとお聞きしました。
 サイズで配れるものは配る。
 公的身分証と欲しいものが違うんだと言うケースが
 あると言うことを、
 知っておいて頂きたいなと思います。


外見の性別だけで、配布するものを決めつけてしまわない。
これがとても大切なことなんですね。
また、男女別で分かれがちなトイレや更衣室は
ひとつでも「どなたでもご利用ください」と表示・声掛けしたり、
お風呂であれば男女別の時間以外に
個別対応の時間を作る。
そんな配慮があると嬉しいとも仰っていました。
皆で災害を乗り越えるための大きなカギですね。
今まで意識したことがなかったと言う方、
是非知っておいてください。

なお、清水さんはいま、
地方の小さな学校などでもLGBTの講演ができるよう
クラウドファンディングも行なっています。
詳しく知りたい方は、下記をご覧ください。
https://readyfor.jp/projects/lgbt-hiroto-simizu-kouen


音声ファイルはこちら


2017.02.24
21:55 「アレ」の備蓄、していますか?


昨年、災害が起きた時になくてはならない
『あるもの』の備蓄に関して、
全国1000人を対象にアンケート調査が行われました。
結果、その『あるもの』を
ちゃんと備蓄していると答えた人は、たったの17%ほど!
さて、その『あるもの』・・・なんだと思いますか?

答えは、『トイレ』です。

トイレを備蓄するってイメージが沸かない、
ピンと来ないと言う方も多いかもしれません。
調査を行なったのは、
トイレに関する社会的な課題の改善などに取り組む
一般社団法人 日本トイレ協会です。
協会が、政府の想定をもとに試算したところ、
首都直下地震が起きた際、
断水や建物の倒壊などによって
地震発生から1週間ではおよそ5512万回分、
トイレを使用できなくなることが明らかになりました
そこで重要になるのが、
携帯トイレや組み立て式の簡易トイレの備蓄です。
・・・ですが、現状の備蓄は17%ほど。
日本トイレ協会の新妻普宣(にいづま・ひろのぶ)さんは
今回の結果にこんな課題を感じています。

 食べ物と飲み物はいざとなれば
 何日かは我慢することが可能かもしれません。
 しかしトイレの場合は数時間でも
 我慢することは難しい生理現象なので、
 対策の重要な要素だと思われます。
 またトイレ環境が悪くなると、
 色々と健康被害が発生します。
 トイレを我慢するために水分摂取を控えると
 エコノミークラス症候群に、
 トイレの環境が悪くなると
 感染症のノロウイルスやインフルエンザ等の
 発生が高まります。
 トイレが出来ないだけではなく、
 二次災害発生の可能性が高まることが
 大きな課題です。


実際に過去の震災でも、
トイレに関連した二次災害が多く発生しました。
昨年の熊本地震では当初、
近くの花壇に穴をほってトイレにする
「穴掘りトイレ」で急場をしのいだ避難所もあったそうです。

では、私たちはどれくらい
「トイレの備蓄」をすればよいのでしょうか。
新妻さんによると、
一般家庭では「最低3日間、出来れば1週間分」だそうです。
例えば4人家族で、
ひとり1日5回トイレに行くと想定すると・・・
最低でも60回分にあたる携帯トイレや
簡易トイレの取り換えキットを
用意しておく必要があるということですね。

ちなみに、簡易トイレと言うのは
小さな箱型になっていて持ち運びができるもの。
段ボールで出来ているものもあって、
3000円くらいから手に入ります。
携帯トイレとは、袋の中に消臭剤や凝固剤が入ったもので、
普段のトイレに取り付けることもできます。
こちらはひとつ300円くらいから。

私たちの日常生活の中で欠かすことの出来ないトイレ。
生活用品や非常食、飲み水と同じような意識で
備蓄を進めていきませんか?

音声ファイルはこちら


2017.02.17
21:55 幼児さんに防災体操を


幼いお子さんがいるお父さん、お母さん。
大きな地震が起きた時はこうするんだよ!と言うお話を
お子さんと普段からしているでしょうか。
自分で咄嗟に身を守る行動が取れるかどうかは、
とても重要です。
江東区にある区立大島(おおじま)幼稚園では
およそ2年前から、
地震や火事の時に身を守るポーズを盛り込んだ体操を
教育に取り入れています。
もともと大島幼稚園には、
長い距離を歩くことが出来ない子や
階段の上り下りがスムーズに出来ない子も多かったそうです。
そこで、万が一の時に必要な
スムーズな動きを身につけさせたいと、
幼稚園の先生たちによって考えられました。
では、実際にどんな体操なのか、
大島幼稚園 村田有美子園長に伺いました。

 例えば地震が起きたときに、
 【ダンゴムシのポーズ】というものを取るのですが、
 これは、「しゃがんで、頭を丸めて、小さくなる」
 頭を落下物から守れるようなポーズです。
 そして、そのダンゴムシのポーズからすぐに飛び上がる。
 これは、すぐに違う動きが出来る、素早く動けるような
 力を養うために入れています。
 また、火事の時には、
 姿勢を低くして歩くことが避難に必要になりますが、
 しゃがんで歩くのは幼児にとってはとても難しいこと。
 幼児が分かりやすいようにアヒル歩きということで、
 アヒルさんのようになって
 しゃがんで歩くというような動きも入れています。
 あとカマキリのポーズというものがあります。
 カマキリがカマを振り上げて
 片足立ちをしているようなポーズなんですが、
 これは、不安定な場所でも立てるような
 バランス感覚を養うために入れています。


小さな子にあれこれ伝えるのは難しいですが
地震が起きた時には、「ダンゴムシ!」
火事が起きた時には「アヒル歩き!」
これなら、お子さんにも分かりやすいですね。
実際、この体操を取り入れてから子供たちの動きが
とてもスムーズになって、体力もついたそうです。
先生による動画はこちらをご参照ください。

もしもの時、お子さんのそばに
必ず大人がついてあげられるとは限りません。
小さなお子さんがいるお父さん、お母さん、
是非この防災体操、
日常の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。

音声ファイルはこちら


2017.02.10
21:55 日本に住む外国人向け防災コンテンツ


いま、日本で暮らす外国人の方がとても増えていますね。
法務省によると、最新の統計として
2016年6月時点でおよそ230万人!
これは過去最多で、
10年前に比べて30万人も増えています。

そんな日本に暮らす外国の方ですが、
日本で地震に遭遇して
パニックになったと言う話もよく聞きます。
そこで今夜は、
身近な外国人の方に是非教えてあげて欲しい、
外国人向け防災コンテンツが詰まったHPをご紹介します!

日本気象協会が複合的に行なっている防災啓発活動が
「トクする!防災プロジェクト」です。
このプロジェクトのHPでは
「避難の心得 地震編 for foreigners」として
地震が起きた時、
こんな場所にいたらこんな対応をとる!という内容が
可愛いイラストと分かりやすい日本語、
英語で書かれています。
https://tokusuru-bosai.jp/foreigners/foreigners.html

例えば、自宅で大きな地震が起きたら。
都市ガスは自動で止まるので、
ガスコンロは慌てて消しに行く必要はないなど、
日本ならではの行動も紹介されています。
一通り読み終わったら、ページの最後で
確認テストを受けることも出来ます。
日本語が堪能な方は、
水害や土砂災害、津波などに関する基礎知識や対処法、
備蓄品は何がどれくらい必要かなども学べます。

この外国人向け防災コンテンツについて
日本気象協会の齋藤佳奈子さんに伺いました。

 日本に来た方が
 どんなふうに何を気にして暮らしているか
 想像もつきませんでした。
 たまたま気象協会にヨーロッパ出身の方が来る機会があり、
 彼女に聞いたところ、
 生まれてから震度5の地震を1度しか
 経験したことがないと言うことで、
 実際、外国人の方がどんなことを知らなくて、
 どんな情報であれば分かりやすく読めるのかを
 相談しながら作ったコンテンツです。
 やはり日本に来ている人なのだから、
 英語や中国語など複数言語で作るよりも先に、
 簡単な日本語で作るのが良いのではないか、と言う
 意見をもらって、そのようにしました。

このHPで私、防災キャスター古賀涼子が
個人的に重要だなと思ったのが、
震度とはどういうものかが書かれている点です。
震度ナニでどのように揺れるのかのイメージが
イラストで説明されています。
そもそも地震が少ない国の方には、
震度と言われてもピンと来ないことが多いので、
実はとても大切な情報なんですね。

「トクする防災」のHP、
こどもの防災教育にも使えそうですよ。
外国人の方だけでなく、パパママにもお勧めです!

https://tokusuru-bosai.jp/index.html

音声ファイルはこちら


2017.02.03
21:55 防災×お得!? 日本気象協会によるユニークな防災アプリ


スマホの防災系のアプリ。
いま沢山あるので、
ダウンロードしていると言う方は多いと思います。
その中でもちょっとユニークなのが、
日本気象協会による防災アプリです!
その名は「わが家の防災ナビ」。
コンセプトが「ちょっと楽しく、ちょっとおトク」となっています。
実は、アプリを起動したり
アプリ上で避難計画を立てたりするとポイントが貯まって、
非常食や乾電池、コールマンのランタンや
ビクトリノックスの十徳ナイフなどが当たるんです!
でも、なぜ防災とお得を組み合わせたのか。
日本気象協会の齋藤佳奈子さんに伺いました。

 やはり防災って生活の中で後回しになってしまうので、
 「ポイント」とか「お得」とか、
 モノが当たるよというポジティブな要素を
 付け加えることによって少し考え方が変わって、
 より取り組みやすくなるのではないかと考えました。


肝心のアプリの防災にまつわる内容ですが、
とても網羅されたものになっています。

まず、ホーム画面が現在地周辺の地図になっていて、
最寄りの避難所が一目で分かるようになっています。
そして、家族みんなでアプリ上のグループを作っておけば、
地図上にそれぞれの現在地を表示することも出来ます。

また、自治体が発表しているハザードマップや
AEDの場所、給水拠点、医療機関などを表示することもできますし、
方向音痴で地図がうまく読めない人でも、
自宅や避難所の方向をARで表示してくれるので安心!
画面で見たままの方向に向かえばいいんです。

そして、日本気象協会のアプリである
最大のポイントは、
地震や気象警報、土砂災害、洪水、竜巻、火山の噴火、
避難指示や避難勧告に関する情報も
一括してこのアプリで知ることが出来る点です。
これは何よりも助かりますよね。

家族の人数や構成を入力すれば、
どんな備蓄品がどれくらい必要か、
目安となるリストも自動で作ってくれます。

「わが家の防災ナビ」。
是非、【情報の防災グッズ】として
ダウンロードしておくことをお勧めします!

https://tokusuru-bosai.jp/app.html


音声ファイルはこちら


2017.01.27
21:55 非常食にケーキの缶詰!?


災害に備えた「非常食」。
いま色々な種類のものが発売されていますが、
またひとつ、新しいものが登場して話題になっています。
それが、ケーキの缶詰!
今回は『どこでもスイーツ缶』をご紹介します。



この『どこでもスイーツ缶』、
実は東日本大震災の被災者の声をうけて開発されたものです。
チーズケーキ、抹茶のチーズケーキ、
ガトーショコラの3種類があって、ひとつ150g。
サバ缶やあずき缶くらいの一般的な缶詰サイズで、
各500円です。
一番重要な賞味期限は、製造日から丸2年!

チーズケーキの缶詰を頂いてみましたが、
ケーキ屋さんのレアチーズケーキそのものでした!
チーズの香りが本格的で、甘さも控えめ。
何よりなめらかなので、
心身ともに疲れている時にも喉を通りそうです。



下の写真は、ガトーショコラ。



では、どうしてケーキの缶詰を作ることになったのか。
製造・販売しているトーヨーフーズ株式会社の
瀬川義雄(せがわ よしお)さんに伺いました。


 東日本大震災の時の被災者から
 「食べるものはあるけど、甘いものはなかった。」
 「非常時なので、スイーツを食べたいとは言えなかった」
 というお声を聞いて、それならば備蓄食、災害食で
 スイーツを作ろうと思ったのがきっかけです。
 被災された時には気分も落ち込んでしまうんですけど、
 そういう時に日常に食べている味に近いものを食べて、
 かつ甘いものであれば、少しでもほっとして頂ける。
 そんなひと時を皆さんにご提供したいと思って
 開発しました。


確かに、災害の時に「ケーキが食べたい」とは
なかなか言えないですが、
美味しいものから元気をもらえるのも事実ですよね。
ちなみに、開発から完成までは試作300回以上、
一年半の期間をかけて開発されたそうです。
トーヨーフーズのホームページなどから購入できます。

なお、4月1日からは食べきりサイズも
300円で発売されるほか、
カップケーキも3種類加わります。



ドライフルーツがぎっしり入ったフルーツミックスと
チョコ、メープル。
試食させて頂きましたが、
どれもしっとりして、とても美味しかったです。
こちらはひとつ250円。

災害で不安な時だからこそ、
自分の好きな食べ物がそばにあると気持ちも少し和らぐはずです。
あなたにとっての備蓄も、改めて考えてみませんか?

音声ファイルはこちら


2017.01.20
21:55 神戸発の防災グッズ「ウデブエ」


先日、1月17日で
阪神淡路大震災の発生から丸22年となりました。
今回は、あの日被災された方の声を元に生まれた、
神戸発の防災グッズ「ウデブエ」をご紹介します。

阪神淡路大震災では6434人の方が犠牲となって、
このうちの7割以上が倒壊した建物の中で亡くなりました。
一方で、がれきに挟まれたり閉じこめられたりしても
ご近所の人に気が付いてもらえたことで
一命をとりとめた方も多くいました。
そこで去年生まれたのが、「ウデブエ」。
その名の通り、笛=ホイッスルなんですが、
一番のポイントは「腕につける」ということです。

バンドの部分が柔らかいラバーで作られていて、
そこに腕のカーブに合わせて薄く平たく作られたホイッスルが。
つまり、いつでも身につけていられるので、
暗闇で周りが見えなくても、体がほとんど動かせない状況でも、
ウデブエに唇を当てて鳴らすことで
すぐに助けを呼ぶことができるんです。

笛の音は、多くの人が最も聞き取りやすい高さで、
体が弱っている時や、お年寄り・子供の少ない息でも
しっかりと音が出る仕組みになっているとのこと。
開発のストーリーを、もりもと技術研究所
森本高広さんに伺いました。


 阪神淡路大震災の発生から20年の時に、
 神戸から改めて何かを伝えて行けないかと言う
 話が出たことがスタートです。
 被災された方に話を伺った所、
 震災が発生した時どんどん体力がなくなって
 最後に声が出なくなったと言うことがありました。
 何はともあれ、助かることが必要だろうと言うことで
 笛を作ろう、と。
 そして、皆さんの話を伺っている中で、
 もう20年経ったのだから「元気な神戸」を
 アピールしたいと言う声も出てきたので、
 神戸と言えばファッションの街ということで、
 ブレスレット型のホイッスルを
 作ろうと言うことになりました。



このウデブエ、ファッション性を重視しているので、
バンドは服や気分によって変えられるよう5色あります。
また、子どもでもつけられるよう、サイズも2種類あります。
お洒落として身に付けていることで、
気が付かないうちに防災になっていると素敵ですね。
ウデブエはひとつ700円、
もりもと技術研究所のHPから購入できます!

音声ファイルはこちら


2017.01.18
14:37 防災とボランティアの日 特別企画


2017年1月17日で、阪神淡路大震災の発生から丸22年。
TOKYO FMでは一日を通して防災について考える
「ESCAPE FROM LEVEL X〜巨大立体都市を生き延びる」を放送。
各番組でご紹介した内容は
下記の特別ページで振り返って頂けると共に、
放送後1週間(1月24日まで)は
シェアラジオでお聞き頂けます。


ESCAPE FROM LEVEL X 特設サイト


高低差の激しい東京では、どんな災害が発生するのか・・・
被害想定や、その時の対処法をしっかりじっくりお届け。
是非、ご覧ください。




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