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2017.07.22
08:55 水辺の安全講習とイベント


子供たちの夏休みがスタートしましたね。
水辺での子供の事故が多くなる季節でもあります。
昨年発生した水難事故は1505件で、
このうち死者行方不明者は816人にも上るそうです。
このように水辺の事故が年々増えている中、
都内31の小中学校と高校ではこの夏、
「水辺の安全教室」が開催されています。
教室を開催する公益財団法人
ブルーシー・アンド・グリーンランド財団の講師
桐ケ谷尚洋(きりがや・なおひろ)さんに
水辺で自分の命を守るために大切なことを伺いました。


 自分の命を守るための技能についてなんですが、
 大きく二つあるなと感じています。
 まずひとつめは、事前の準備が大事。
 例えば天候の確認、体調管理、
 一人で水辺に行かないという心構え。
 水辺に行く前の準備も、自分の命を守るための
 重要な技能になるのかなと思っています。
 二つ目としては、
 万が一事故にあってしまった時の対処法として
 「背浮き」や「ペットボトル浮き」などの実技です。
 背浮きについては、
  .丱鵐競い了兩で浮くこと
  息を大きく吸い込んでゆっくり呼吸をすること
  A歓箸領呂鯣瓦い銅まで水中に入れること
 といったポイントを子どもたちに伝えるようにしています。
 ペットボトル浮きについては、
 へその位置や、首元の位置でペットボトルを持ってもらい、
 いわゆる「ラッコ浮き」のような姿勢になってもらって、
 自分の命を自分で守るための技術を伝えるようにしています。


やはり、まずは「浮く」ことがポイントなんですね。
サッカーボールなども浮き具代わりになるそうですよ。
ただ、「背浮き」も、浮き具で上手に浮かぶことも、
実際に体験してみないと
もしもの時に対応することは難しいのが現実です。

こうした中、7月23日午後2時から、
『ペットボトル浮き』を体験しながら
ギネス世界記録に挑戦するというイベントが
全国90カ所で行われます!
1分間のペットボトル浮きに挑戦し、
250人以上が成功すると
ギネス記録に認定されるというもの。
東京では「葛西海浜公園 西なぎさ」などで実施されます。
子どもも大人も参加できて、当日参加も可能ですので、
くわしくはブルーシー・アンド・グリーンランド財団の
ホームページをご覧ください。
https://www.bgf.or.jp/bgchallenge/2017ukiuki.html

そして何より、水辺で遊ぶ時には
救命胴衣を身に着けておくことを
くれぐれもお忘れなく!

音声ファイルはこちら


2017.07.15
08:55 九州北部豪雨を受けて考えるアンダーパスへの注意


九州北部での豪雨から
一週間以上が経ちました。
今回の豪雨を受けて改めて、
色々な自然災害に対して防災への意識を
持っておかなくては・・・と
感じた方も多いのではないでしょうか。

さて、もし都心部が豪雨に襲われた時。
運転中、思わぬ場所で
車ごと水没してしまう可能性があります。
先週も少しご紹介した【アンダーパス】を
今週はさらに詳しくお伝えします。

アンダーパスはその名の通り、
幹線道路や鉄道などと立体交差し、
その下を通る道路のことです。
アンダーパスとなっている道路は周りより低いので、
急激に雨が降った時には排水が追いつかず、
冠水=水が深くたまる恐れがあります。
そして、激しい雨が降っているときは
視界が悪いので、冠水していることに気が付かず
車で突っ込んでしまうこともあるんです。
亡くなった方も沢山いらっしゃいます。

でも、どこがアンダーパスなのか、
運転していても意外と気が付かないものですよね。
実は、国土交通省のサイトで、
冠水する恐れがあるアンダーパスをピックアップした
注意箇所マップが都県ごとに公開されています。

東京都版
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000654777.pdf

それによると、都内で注意が必要なアンダーパスは
なんと133箇所!
そんなにあるんですね・・・
例えば、比較的分かりやすいところでは、
国道246号線の渋谷駅のガード下。
上を線路が走っているので、
少し掘り下げられた道路になっています。
新宿通りの新宿御苑トンネルや、
羽田空港トンネルも注意箇所です。

もうひとつヒントとして、
交差点などの名前に「アンダー」や
「立体」とついているところは
周囲の道路より低くなっていることも
知っておいてください。

なお、特に注意が必要なアンダーパスについては
平常時から道路の手前に電光掲示板が
設置されているほか、
大雨冠水注意!と書いた交通標識や看板が
設置されていることもあります。

この他、注意箇所になっていなくても、
思わぬ豪雨で冠水する道路は沢山あります。
普段から、道路の高低差を少し意識しておきましょう!

音声ファイルはこちら


2017.07.13
17:27 九州北部豪雨から考える都市型水害への対処法


九州北部を襲った記録的な豪雨で、
福岡県と大分県では犠牲となった方、
いまも安否不明の方がいらっしゃいます。
特別警報も出されて
命を守る行動を直ちにとるよう呼びかけられましたが、
避難指示や避難勧告の発表は適切だったかなど、
今後に課題も残しています。

これからの夏、台風やゲリラ雷雨など、
都市部でも豪雨災害に襲われる可能性はあります。
そこできょうは改めて、
雨の災害から身を守る方法をお伝えします。

まず、都市部の豪雨で一番
気をつけなくてはならないポイントは、
浸水や冠水です。
都市部は多くがアスファルトで舗装されているので
大量の雨が一気に降ったとき、
低い土地でなくても浸水・冠水してしまうんです。

この浸水や冠水は、
「アンダーパス」での死亡事故も
引き起こすことがあります。
アンダーパスと言うのは、
幹線道路や鉄道などと立体交差し、
その下を通る低い道路。
急激に雨が降った時、雨水が集まって
冠水する恐れがあります。
視界が悪いと、気が付かずにそのまま車で突っ込んで
命を落とすケースも増えています。

都市部で雨脚が強まってきたら、
まずは今後の雨の見通しに加えて、
自治体から避難勧告・避難指示が出ていないか、
自分でも確認しましょう。
避難に関する情報は、ラジオやテレビ、
各自治体のHP、街中にある防災行政無線などでも
伝えられます。

もし避難に関する情報が出た場合は、
次のことに注意して避難所へ移動しましょう。

・車は使わない

・水の入りやすい長靴ではなく、
 脱げにくく歩きやすいスニーカーなどをはく

・長い棒を杖代わりにして、足元の安全を確認しながら歩く

・1人より2人、3人と複数で1本のロープを持ちながら歩く

なお、運転中に車を降りて避難する目安は、
マフラーより上に水が来たときです。
エンストする恐れがあるほか、
ドアが開かず閉じ込められる恐れがあります。

また、地下にいる場合は
換気扇などから浸水してくることがあります。
扉が水圧で開かなくなり、
流れ込んできた水で命を落とすこともあるので
地下からも早めに避難しましょう。

都市部ならではの豪雨災害への対処法。
是非、覚えておいてください。

音声ファイルはこちら


2017.07.01
08:55 防災ゲームデー2017


今回は、7月2日(日)に開かれる
『防災ゲームDay in そなえリア東京』についてご紹介します。
文字通り、防災にまつわるゲームや教材を集めて
わいわい楽しみながら
「防災で遊んでしまおう」というユニークな取り組みです。

ゲームの数は展示もあわせて全部で35種類。
防災にまつわるゲーム、そんなにあるんですね・・・
避難所を運営するゲーム、3対3の対戦型ゲーム、
無線機を使うゲーム、カードを使うゲームなどが
用意されています。
そして、その中のひとつが「逃げ地図」という
地図を使ったワークショップ型のゲーム。
机の上には、一枚の地図が置かれます。
このエリアで津波が起きたと想定。
そして、あなたの手元には1本の短い革ひもが用意されます。
実はこの革ひも、地図上であなたが3分間に逃げられる距離!
さあ、津波到達までの3分間、
地図と革ひもをフル活用して、どこにどう逃げるか。
そんなことを考えるゲームです。

この他にも
「そなえリア東京」の会場をいくつかに分けて、
グループ体験型から、自分のペースで遊べるもの、
展示学習まで、自由に参加することが出来ます。
親子で楽しめるのは勿論ですが、
例えば自治体や自治会の防災担当の方、
そして学校で防災について
もっと楽しく取り組みたいと考えている先生などにも
ぴったりですね。

また、地震予知の権威である
東京大学 地震研究所 地震予知センター長の
平田直(ひらた・なおし)教授が
12時40分から首都直下地震をテーマにした
トークショーも行なう予定です。
最新の研究内容などについて
平田先生から直接お話が聞ける貴重な機会なので、
是非、参加してはいかがでしょうか。

『防災ゲームDay in そなえリア東京』は、
7月2日(日曜)10時から16時まで。
詳しくは こちら をご覧ください。




音声ファイルはこちら


2017.06.24
08:55 蝶野正洋さん×防災=地域防災と救急救命!


先日、有楽町の駅前に突然現れたプロレスのリング!
蝶野正洋さんが登場して、話題になりました。
戦った相手は・・・「災害」です!

実はこれ、蝶野さんが2014年に立ち上げた
『NWHスポーツ救命協会』による
地域防災と救急救命を呼びかけるための
5時間半にも及ぶイベントでした。
でも、なぜ蝶野さんが防災や救命の活動を行なっているのか。
ご本人に伺いました。

 元々は救急救命AEDの講習を受けたことがきっかけです。
 講習を受けた理由は、業界で同期の選手である
 橋本選手や三沢社長が40代で亡くなったこと。
 その講習を受けた時、東京消防庁から
 蝶野さん、興味があるのだったら
 協力してくれないかと言われて、分かりました、と。


そして蝶野正洋さん、
災害の時に最前線で地域を守る消防団のことを
もっと広く知ってもらいたいと活動する中、
今回の有楽町のイベントで
新たに気付くこともあったそうです。

 地域防災って、素人目から観たら、
 ちゃんとルールを決めて、
 全国で実施すればいいのじゃないかと思っていました。
 そうしたら『山間部、農村部、漁村部で違います』と。
 そして、ここ有楽町は昼間すごく人数が集まるけれど、
 住民がいない。
 つまり、地元の消防団がいない。
 その代わり、マルイさんの中の自衛消防の方たちが
 消防団と言う組織を組んで共助を担っていると聞き、
 ああ、なるほど、
 地域地域によって仕組みが違うんだなあと思いました。
 防災も救命も、基本はまず、自分の身を守る。
 住んでいる街で状況が違うので、
 自分の街で最初に自分をどう守ればいいのか。
 次に、その街にいる時にどうすればいいのかと言うことを
 最低、勉強しなくてはいけないことだと思います!


蝶野さんが力強く呼びかける、地域防災と救急救命の啓発。
まさに、ヒーローを育てる取り組みですね。
詳しくは、NWHスポーツ救命協会のHPもご覧ください。
https://ja-jp.facebook.com/nwhsla/

音声ファイルはこちら


2017.06.17
08:55 避難所での熱中症予防法


気温も湿度も高くなるこれから時期は、
熱中症に注意が必要ですね。
特に災害がおきた時はライフラインが止まって
クーラーや扇風機が使えなくなったり、
避難所に多くの人がすし詰め状態になったりすることで、
一層、熱中症に警戒しなくてはいけません。
そこで今回は、もし夏に避難生活を
送らなくてはいけなくなったとき、
熱中症を予防するにはどうすればいいのか。
ポイントをお伝えします!

日本気象協会の気象予報士で
熱中症予防指導員研修講師の
安野加寿子(やすの・かずこ)さんに伺いました。


 まず避難所がたくさんの人で溢れている場合は、
 避難所よりも屋外の日陰の方が涼しいといった
 可能性があります。
 避難所に限らず、周囲で風通しのよい場所を見つけて、
 日中や夜不安で眠れない時は
 そこで過ごすということも、
 身体への負担が減ると思います。
 また車がある場合は、車で冷房をつけて
 一時的な避難場所にするというやり方もあります。
 そして水だけでなく、
 スポーツドリンクの粉末状のものを
 普段からストックしておくとか、
 ごく少量の塩や砂糖で経口補水液を
 手作りするというやり方もあります。
 水1リットルのペットボトルに
 お塩を1グラムから2グラムほど入れて頂くと、
 少しだけしょっぱい塩分の塩水になります。
 それに、さらに砂糖を一つまみや、
 もう少し飲みやすくなるほど入れて頂くと、
 手作りの「経口補水液」の出来上がりになります。


これまでの災害では、避難所で
「トイレに行く回数を減らすために、
 なるべく水分を取らない」という方も
いましたが、これは脱水状態を引き起こすので危険です。
利尿作用がある緑茶やコーヒーなどは避けつつ、
経口補水液などで塩分や糖分を一緒に摂取すると
水分も効率的に吸収できると言われています。
飲む量を控えるというよりも、
飲む物を工夫してほしい、と安野さんはお話されていました。

このほか、夏場には防災リュックの中に、
保冷シートや冷却スカーフなどのグッズを
ストックしておくのもおすすめです。

日本気象協会が運営している
「熱中症ゼロへ」というインターネットサイトでは
熱中症対策や応急処置のポイントが詳しく説明されているので
こちらもチェックしてみてくださいね。
https://www.netsuzero.jp/

音声ファイルはこちら


2017.06.10
08:55 大学生・専門学校生 お泊り防災プログラム


今回は、都内在籍の大学生・専門学校生を対象に
警視庁が行なう、一泊二日の
『宿泊型防災プログラム』についてご紹介します!

警視庁が一泊二日で防災・・・
ちょっと不思議な感じもしますよね。
実は、警視庁としても初めての取り組みなんだそうです。
6月17日と18日の土日、
有明にある防災体験型施設「そなえリア東京」で
行なわれるもので、概要はこんな感じです。

 ある日、大震災が発生。
 帰宅困難者となった学生たちは
 一時滞在施設である大学の中で、
 協力し合って一晩を過ごす。
 震災発生後の混乱する状況の中、
 次々と現れるミッション・・・
 彼らは果たして、
 危機的状況をクリアできるのか!?

・・・と言うことで、出来る限り
リアルな想定のプログラムを組んでいるそうです。

最初のプログラムは、
『被害を受けた街から情報を集めつつ脱出、避難せよ』。
「そなえリア東京」の中にある
被災後の街を再現した施設の中で行なわれます。
無事にクリアできたら、
今度は大学をイメージした一時滞在施設に移動。
チームを作って、身近なもので
食事やトイレ、寝床を作りながら、一夜を過ごします。
活用するのは、段ボールやビニール袋、新聞紙など。
何をどう使うか、時間配分も含めて
全て参加者に委ねられていて、
うまく解決できなかったとしても、
スタッフや警視庁のメンバーは
危険でない限り、助言はしないそうです。

そして、警視庁ならではのプログラムも。
実は警視庁の中には、
災害現場で活動する「特殊救助隊」という
30人程のチームがあります。
この特殊救助隊員が、
実際の災害現場で経験したことや
そこから学ぶ災害現場での注意点などを
当日レクチャーしてくれるんです。
プロの生の声を聞けるって貴重ですね。

なお、参加者は
被災のリアルな状況を体験するためにも、
特別な持ち物や服装は必要ありません。
参加してみようかな、と
興味をもった都内在籍の大学生・専門学校生の方は
警視庁HPの こちら をご覧ください!

音声ファイルはこちら


2017.06.03
08:55 野口健さん一家に一張り、テントを!


今週も、アルピニストの野口健さんに伺います。

野口さんは4月、
PHP新書から震災にまつわる本を出版しました。
タイトルは
『震災が起きた後で死なないために
 〜「避難所にテント村」という選択肢』


熊本地震が発生した時に益城町で運営した
被災者向けのテント村の取り組みをまとめたものです。
ヒマラヤのベースキャンプをモデルにしたと言うことで
とても野口さんらしい取り組み!

およそ600人の被災者の方が入居していたのですが、
テントはプライバシーを保てる、
広いスペースを確保できる、
脚をのばしてゆっくり寝られるなど、
とても喜ばれたそうです。


















野口さんは改めて、
「生活再建に向けて、
 前向きな気持ちになれる避難所作り」が
大切だと実感されたと言います。
それらを踏まえて、
私たちが事前に備えるべきことを伺いました。


 「最初の3日は、まずは自分で生き延びる」
 ということを考えなくてはいけない。
 考えていくと、やっぱり一家に一張、
 テントはあった方がいいと思いますね。
 震災のときは正にアウトドアなんです。
 益城町のテント村には約600人いましたが、
 テント生活はほぼ全員が初めてでした。
 非常にテントが遠い存在なんです。
 ヨーロッパは震災の時にテント村が多いそうですが、
 それはどうしてかというと、
 ヨーロッパの人は週末、家族でキャンプに行くなど
 アウトドアが身近なんです。
 ですから、震災のためのテントというより、
 アウトドアが身近にあって、
 結果的に震災のときに生きてくるという方が
 流れとしては自然かなと思います。



確かに、震災に備えて・・・と思うと
腰も重くなりがちですが、
楽しんだ結果、経験が生きると言うのは
素晴らしいことですね。

また野口さんは、
子どもの頃からアウトドアを通して
ひやっとするような怖い思い
=「プチ・ピンチ」を経験することが、
災害があった時に
生き延びる力を培ってくれるとも
お話されていました。

防災用品をただ揃えるだけではなく、
日頃から実際に使ってみて、
「道具を自分のものにする」ということも
大切だとのこと。

この夏、キャンプに出掛けたり、
家にテントを張ってみたり、
『楽しみながら』家族みんなで
防災力を上げたいですね。

音声ファイルはこちら


2017.05.27
08:55 震災が起きた後で死なないために


先月、アルピニストの野口健さんが
新書をPHP新書から出版されました。
そのタイトルは
『震災が起きた後で死なないために
 〜「避難所にテント村」という選択肢』


野口さんは昨年、熊本地震が発生した際、
ヒマラヤのベースキャンプをモデルに
益城町で被災者向けのテント村を
およそ1か月半運営しました。





































ずらりとテントがならぶ様子を
報道で目にした見た方も多いかもしれません。
ただ、野口さんはその中で、
日本の避難所が抱える現実に直面したそうです。

実は世界には、災害や紛争など
人道支援が必要な現場でも、
個人の生活を尊重するための国際基準があるんだそうです。
避難所の一人あたりのスペースの広さなどについて
示されている『スフィア基準』と言うものなのですが、
これが日本では浸透していないため、
避難所の環境が先進国の中でも遅れていると言います。
だからこそ、野口さんは
『テント』の大切さを訴えています。


 避難所に求められているのは、
 雨風をしのぐというのは当然ですが、
 それだけではない。
 人間は精神的な生き物です。
 家を失ったり、仕事を失ったり、
 中には家族を失ったり、
 色んなものを抱えて、皆さん集まります。
 前を向いて生きていかなくてはならない中で、
 「どういう空間を演出していくか」というのが
 すごく大事。
 テント村がすごく喜ばれたのはまず、
 自分たちだけの空間になれる。
 そして、大型テントだったので
 10畳くらいのスペースを一家で使える。
 また、アウトドア用品なので、写真だけみると、
 テント村はキャンプ場のようなんです。
 雰囲気がもの凄く明るい。
 僕はスフィア基準を何も知らずに
 テント村を運営しましたが、
 色んな専門家の方がテント村に調査にきて、
 結果的には国際基準に相当該当していると
 言われました。
 テント村がすべてカバー出来るとは思いませんが、
 色々な選択肢があればいいなと思います。



確かに、避難所は震災後の生活を再建していくための
スタートの場所でもあるので、
前向きな気持ちになれる場所をつくる、という
視点が大切なんですね。

来週は、野口健さんに
私たちが震災のために備えるべきことを伺います。


音声ファイルはこちら


2017.05.20
08:55 2017年版の全国地震動予測地図、そのポイント


今年の「全国地震動予測地図」が
先日、公表されました。
今回はこちらをピックアップします。

そもそも「全国地震動予測地図」と言うのは、
今後30年間で震度6弱以上の地震が
どの場所でどれくらいの確率で
発生する可能性があるかなどを示した地図のことです。
政府の地震調査委員会によるもので
2005年以降ほぼ毎年更新されていて、
今年2017年版は先月27日に公表されました。

実は今回、全国的に去年から
それほど大きな変更と言うのはありません。
・・・と聞くと、「なんだ、大したことないんだ」と
思われるかもしれませんね。
違うんです、去年からあまり変わっていないことが
この首都圏では、むしろ問題なんです。
千葉市、横浜市などと言った
首都直下地震などが想定される太平洋岸のエリアでは、
今後30年に震度6弱以上の地震が発生する確率は
80%以上と、高い状態のままなんです。
つまり、大地震はいつ起きても
本当におかしくないということが
改めて示されているんです。

では、自分の住む場所や、生活する場所が
最新の予測ではどのくらいの地震の確率なのか。
それがピンポイントで分かるのが、
国立防災科学技術研究所=NIED(ニード)が
ネット上で行なっているサービス「地震ハザードカルテ」です。


http://www.j-shis.bosai.go.jp/labs/karte/


住所や施設名で検索すると、
2017年の地震動予測地図を反映した形で、
その場所が今後30年や50年で
どれくらいの大地震に襲われる可能性があるか、
それぞれの確率や揺れやすさなどが、細かく出てきます。
また、地震に対する総合的な評価を
レーダーチャートの形で見ることもできるんです。
まさに、自分だけのカルテを作れるんですね。
ちょっと難しい言葉や数字もありますが、
普段生活する場所、意外な結果が出ることもあるので
一度カルテを作ってみませんか?
正しく恐れて、正しく備えましょう!

音声ファイルはこちら


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