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2017.05.27
08:55 震災が起きた後で死なないために


先月、アルピニストの野口健さんが
新書をPHP新書から出版されました。
そのタイトルは
『震災が起きた後で死なないために
 〜「避難所にテント村」という選択肢』


野口さんは昨年、熊本地震が発生した際、
ヒマラヤのベースキャンプをモデルに
益城町で被災者向けのテント村を
およそ1か月半運営しました。
ずらりとテントがならぶ様子を
報道で目にした見た方も多いかもしれません。
ただ、野口さんはその中で、
日本の避難所が抱える現実に直面したそうです。

実は世界には、災害や紛争など
人道支援が必要な現場でも、
個人の生活を尊重するための国際基準があるんだそうです。
避難所の一人あたりのスペースの広さなどについて
示されている『スフィア基準』と言うものなのですが、
これが日本では浸透していないため、
避難所の環境が先進国の中でも遅れていると言います。
だからこそ、野口さんは
『テント』の大切さを訴えています。


 避難所に求められているのは、
 雨風をしのぐというのは当然ですが、
 それだけではない。
 人間は精神的な生き物です。
 家を失ったり、仕事を失ったり、
 中には家族を失ったり、
 色んなものを抱えて、皆さん集まります。
 前を向いて生きていかなくてはならない中で、
 「どういう空間を演出していくか」というのが
 すごく大事。
 テント村がすごく喜ばれたのはまず、
 自分たちだけの空間になれる。
 そして、大型テントだったので
 10畳くらいのスペースを一家で使える。
 また、アウトドア用品なので、写真だけみると、
 テント村はキャンプ場のようなんです。
 雰囲気がもの凄く明るい。
 僕はスフィア基準を何も知らずに
 テント村を運営しましたが、
 色んな専門家の方がテント村に調査にきて、
 結果的には国際基準に相当該当していると
 言われました。
 テント村がすべてカバー出来るとは思いませんが、
 色々な選択肢があればいいなと思います。



確かに、避難所は震災後の生活を再建していくための
スタートの場所でもあるので、
前向きな気持ちになれる場所をつくる、という
視点が大切なんですね。

来週は、野口健さんに
私たちが震災のために備えるべきことを伺います。


音声ファイルはこちら


2017.05.20
08:55 2017年版の全国地震動予測地図、そのポイント


今年の「全国地震動予測地図」が
先日、公表されました。
今回はこちらをピックアップします。

そもそも「全国地震動予測地図」と言うのは、
今後30年間で震度6弱以上の地震が
どの場所でどれくらいの確率で
発生する可能性があるかなどを示した地図のことです。
政府の地震調査委員会によるもので
2005年以降ほぼ毎年更新されていて、
今年2017年版は先月27日に公表されました。

実は今回、全国的に去年から
それほど大きな変更と言うのはありません。
・・・と聞くと、「なんだ、大したことないんだ」と
思われるかもしれませんね。
違うんです、去年からあまり変わっていないことが
この首都圏では、むしろ問題なんです。
千葉市、横浜市などと言った
首都直下地震などが想定される太平洋岸のエリアでは、
今後30年に震度6弱以上の地震が発生する確率は
80%以上と、高い状態のままなんです。
つまり、大地震はいつ起きても
本当におかしくないということが
改めて示されているんです。

では、自分の住む場所や、生活する場所が
最新の予測ではどのくらいの地震の確率なのか。
それがピンポイントで分かるのが、
国立防災科学技術研究所=NIED(ニード)が
ネット上で行なっているサービス「地震ハザードカルテ」です。


http://www.j-shis.bosai.go.jp/labs/karte/


住所や施設名で検索すると、
2017年の地震動予測地図を反映した形で、
その場所が今後30年や50年で
どれくらいの大地震に襲われる可能性があるか、
それぞれの確率や揺れやすさなどが、細かく出てきます。
また、地震に対する総合的な評価を
レーダーチャートの形で見ることもできるんです。
まさに、自分だけのカルテを作れるんですね。
ちょっと難しい言葉や数字もありますが、
普段生活する場所、意外な結果が出ることもあるので
一度カルテを作ってみませんか?
正しく恐れて、正しく備えましょう!

音声ファイルはこちら


2017.05.13
08:55 女子大生が考える非常食の美味しいレシピ


食事やデザートを作るときに
『クックパッド』を参考にしている方も
多いのではないしょうか。
実はいま、このクックパッド上で、
女子大生が考えた非常時のレシピが公開されています。
去年の3月11日から始まった取組で、
題して「非常食のキッチン」。
これまでおよそ30のレシピがUPされているんですが、
食材、これとこれを組み合わせるの!?と
驚くようなものが並んでいます。
では、どんなレシピがあって、
災害の時でも本当に簡単に作れるのか?!
特にオススメだという、
ポリ袋を使ったレシピ2つを、
このプロジェクトの代表
昭和女子大学 現代ビジネス研究所 研究員の
段谷憲(だんたに けん)さんに伺いました。
「白菜と焼き鳥缶詰めの卵とじ」と
「甘酒蒸しパン」と言うことですが・・・
///////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

「白菜と焼き鳥缶詰の卵とじ」
https://cookpad.com/recipe/3819449
ポリ袋の中に白菜と焼き鳥缶詰をそのまま入れる
缶詰の缶に卵を入れて、そこで卵を溶く
溶いた卵もポリ袋に入れて揉む
ポリ袋の口を締めて、湯煎する
2〜3分で親子丼のような状態になるので、
  ご飯などと一緒に食べる

「甘酒蒸しパン」
https://cookpad.com/recipe/4310695
.侫蝓璽坤疋薀い隆甜鬚鮨紊僕呂して、
 小麦粉(ホットケーキミックス)と共にポリ袋の中で揉む
▲櫂蠡泙慮を締めて、湯煎する

/////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

どちらも、材料をポリ袋に入れて湯煎するだけなんですね。
そして、缶詰や甘酒の味がしっかりしているので、
調味料がいらないと言うのも、災害の時には助かります!

ちなみにこのポリ袋を使うとご飯も炊けるので、
湯煎するお鍋が大きければ、
ご飯、おかず、デザートを
まとめて作ることが出来ますね。
段谷さんは
「いざという時に失敗して食材を無駄にしないためにも
レシピを実際に試してみること」だとも仰っていました。
この週末、まずはランチであなたも作ってみませんか?
詳しくは、「非常食のキッチン」を検索してみて下さい。



音声ファイルはこちら


2017.05.06
08:55 5日で5000枚の約束プロジェクト


この4月、青梅市がある災害協定を結びました。
キーワードは、なんと「畳」!
今朝は、いま全国で広がる取り組みをご紹介します。

その名も「5日で5000枚の約束。」プロジェクト。
日本のどこかで災害が起きて避難所が仮設された時、
全国の畳屋さんのメンバーが、
5日以内に5000枚の真新しい畳を
避難所に届ける、というものなんです。
畳の費用は、送料も含めて全て畳屋さんが負担!
加盟する畳屋さんは全国で500店で、
いざと言うときスムーズに活動できるよう
事前に自治体と各地区の畳店の協定を結ぶ動きが広がっています。
熊本地震では実際に6200枚の畳を現地に届けました。

プロジェクトの立ち上げ人で、
ご自身も阪神淡路大震災で被災した経験を持つ
神戸市の前田畳製作所
前田敏康(まえだ・としやす)さんに伺いました。

 東日本大震災の時、テレビ映像で
 避難者の方が冷たい体育館の床の上に
 いらっしゃる姿を見て、
 畳店として何かできないかと思ったのがきっかけです。
 全国の畳店さん、ひとりに声をかけると、
 その畳店がまた次の畳店に声をかけてくれて・・・
 と言う感じで、どんどん広がって行きました。
 1枚の畳店もあれば、20枚、50枚という所もあって
 自分たちの出来る範囲で「約束」をしています。
 熊本地震の時、体育館の冷たい床にいた方も勿論、
 車中泊をしていた方が、届けさせて頂いた畳の上で
 「ああ、やはりこうやって体を伸ばせるのはいいな」とか、
 新しい畳なので「香りもいいな」とも言って頂きました。
 体育館などでは防音効果や
 畳そのものに抗菌効果などもあるので、
 そんな力が避難所の痛みを
 和らげてくれたらなと思っています。

まるで畳そのもののように温かいプロジェクトですね。
協定を結ぶ自治体を更に拡大していきたいとのことです、
詳しくは、こちらをご覧ください。

「5日で5000枚の約束。」プロジェクト
http://tataminoyakusoku.net/


音声ファイルはこちら


2017.04.29
08:55 GWは親子で防災イベントに参加しませんか?


ゴールデンウィークまっただ中ですが、
子供と一緒にどこに行こうかなとまだ悩んでいる方、
こちらのイベントはいかがでしょうか?
クッキングや、手品を交えた劇で
楽しみながら防災について学べる
『いのちを守る防災キャンプ in そなえりあ東京』を
ご紹介します!

「そなえりあ東京」には行ったことがあると言う方も
多いかもしれません。
有明にある体験型の防災学習施設です。
地震から3日間生きぬくために必要なことを体で覚える
アトラクション型「東京直下72時間ツアー」では、
駅ビルのエレベーターを下りている最中に
震度6強の地震が発生したという想定の元、
床が振動してエレベーターが緊急停止する様子を体験できたり、
被災した直後の街を再現した巨大ジオラマの中、
携帯型ゲーム機を使ってクイズを解きながら
避難場所へ移動したりします。
2階は映像ホールやギャラリーなどの学習ゾーンで、
世界の防災グッズの展示や防災ゲームの体験も出来ます。

この「そなエリア東京」で4月29日に行なわれるのが
特別イベント『いのちを守る防災キャンプ』。
全国で防災イベントを行なう団体IMPJの協力のもと、
11時からはまず「防災劇場」が始まります。
およそ1時間の劇なのですが、色々なシチュエーションの中、
災害時に取るべき対応をたくさんの手品を織り交ぜながら、
出演者と劇を観る子供たち、
双方向でやり取りしつつ展開します。

劇を見終わった後は、12時半からと1時半からの2回、
防災クッキング体験に参加!
ここで作るのは、火を使わないカレーライス。
加熱材を使って温めたカレーとご飯を試食します。
地震が起きた直後は
どこかでガス漏れしている可能性もあるので、
敢えてガスや火を使わず、
でも体が温まるものを食べる。
これが何より重要だそうです。
意外と加熱材を使ったことがない人も多いので、
一度体験してみるといいですね。
カレーが温まるまでの16分間は
防災グッズについて、どこに、どんなものを、
どう揃えるといいかの話なども聞くことが出来ます。

『いのちを守る防災キャンプ in そなえりあ東京』、
入場も体験も無料です。
一日、たっぷり親子で楽しみながら学ぶ防災。
詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.tokyorinkai-koen.jp/news/2281/


音声ファイルはこちら


2017.04.22
08:55 防災×レストランカフェ=Mr.Farmer!


新緑が綺麗なこの季節、
公園に出かける方も多いと思いますが、
先日、都立駒沢オリンピック公園=駒沢公園の中に
とてもユニークなレストランがオープンしました!

このお店「Mr.Farmer」は、
普段は野菜にこだわった食事が楽しめる
おしゃれなカフェレストランです。
でも、震度5強以上の地震など
大きな災害が起きたときには通常営業をやめて、
地域住民や帰宅困難者の一時的な避難スペースに!
レストランスタッフは
駒沢公園の中に常駐している東京都公園協会の職員と連携して
災害支援にあたるとのこと。
都立公園としては初の取り組みです。

レストランでは普段から、
懐中電灯、ラジオ、電池、自動発電機、
アルミブランケットなどの防災用品を備蓄しています。
そして、場所柄、子供連れの方が多いということで、
赤ちゃん用の紙オムツや粉ミルクも用意しているほか、
非常時にはパーテーションを立てるなどして
授乳やおむつ交換もできるようにもするそうです。

さらに、情報面でのバックアップも!
災害が起きた時にはWI-FIを無料で開放するほか、
近隣の被災情報や交通情報についても、
お店の中にホワイトボードを設置して
掲示していく予定です。

「Mr.Farmer」を運営する
株式会社イートウォーク 取締役
中澤祐介(なかざわ・ゆうすけ)さんに
お話を伺いました。


 地域の方々と深く繋がりをもった、
 駒沢公園のひとつのコミュニティの発信地として
 レストランをつくっていきたいなと思っています。
 その中の一つとして、
 災害時に支援しましょうというのがあるのですが、
 それ以外にも、我々は世田谷のお野菜を多く使っていますので、
 近隣の方々のお野菜に関するご興味であったりとか、
 あとは防災、発災時の知識であったりとか、
 そうしたものも一緒に
 近隣の方々とつくっていきたいなと思っています。



確かに、普段から地域の方々と
繋がりをつくっておくことは、
地域全体の防災力を上げることにも繋がりますね。
「Mr.Farmer」では年に2回ほど
定期的に店舗と近隣住民、公園職員が一緒になって
防災訓練も実施していく予定だそうです。

普段は美味しくて、いざと言う時には頼りになる取り組み。
全国的にも広がっていくといいですね!

Mr.Farmer
https://r.gnavi.co.jp/n2r09aj00000/

音声ファイルはこちら


2017.04.15
08:55 ドローンバードプロジェクトとは?


熊本地震の発生から1年が経ちますが、
いまも熊本県では4万4670人の方が
仮設住宅で暮らしています。

この熊本地震、そして東日本大震災の時に
現地で支援活動をする人たちの大きな力となったのが
先週もご紹介した「クライシスマッピング」です。
この道路や橋は通行できない、と言ったリアルタイムな状況を
誰でも更新できるネットの地図サイトに
ボランティアが書き起こしするもの。
この地図は、物資の輸送などで役立てられました。

ただ、これまで地図を更新するための情報源となってきた
人工衛星写真などのデータは、
災害が起きた後、ボランティアに公開されるまで
時間がかかることが課題になっていました。
そこでいま注目されているのが「ドローン」です!

ドローンであれば、発災後すぐに、
人が入れないような場所の画像や映像も
撮影することができます。
これを受けて、「クライシスマッピング」の取組を行う
NPO法人「クライシスマッパーズ・ジャパン」では
あるプロジェクトを立ち上げました。
理事長で、青山学院大学教授の
古橋大地(ふるはし・たいち)さんのお話です。


 一般の市民の人たちもいま
 ドローンを持ち始める時代になってきています。
 こう言った技術を自分たちで使うことによって、
 災害が起きたあと、自分たちの手で迅速に
 航空写真を取得することが出来るのであれば、
 恐らくそれは、より迅速な被災地の地図をつくる
 重要な情報になるだろうと。
 その航空写真を撮るための仲間づくりということで
 「ドローンバード」というプロジェクトを
 立ちあげました。
 皆の持っているドローンを使って、
 自分たちの街の写真を撮ろう。
 写真を撮ったら、皆で共有することによって
 地図に落とそう。そう言った活動をしています。

これまで地図を更新するボランティアは
まずは情報を待っていたところを、
その情報も自分たちで取りに行く。
また、地図をいち早く作ってもらうために、
被災地からも自分達で情報を発信する。
一歩先を進む取り組みですね。

この「ドローンバードプロジェクト」、
最新ドローンを操縦できるパイロットの育成なども
行なう予定です。
応募に年齢制限はなく、資格もいりません。
今年中に隊員の募集を始める予定とのこと。
詳しくはプロジェクトのホームページをご確認ください。

http://crisismappers.jp/

より多くの命を救うために。ドローンバードプロジェクト、
大きく羽ばたくといいですね!

音声ファイルはこちら


2017.04.08
08:55 「クライシスマッピング」で支援を


大きな災害が起きた時、
被災地のリアルタイムな状況を
ネット上の地図に起こしていく
画期的な支援活動があります。
あなたも出来る被災地外からの緊急支援、
「クライシスマッピング」についてご紹介します。

NPO法人クライシスマッパーズ・ジャパンによる
この取り組みでは例えば、
地震で道路や橋が通行できないと言った状況を、
ネット上で誰でも更新できる地図サイトに
ボランティアが書き起こしていきます。
このボランティアのことを「マッパー」と呼びます。

もう少し詳しく説明すると・・・
大きな災害が起きた時、
地図サイト「オープンストリートマップ」上に
そのエリアの被災前の地図が
いくつかに区割りされた形でUPされます。
マッパーはその中の1区画を選択すると、
被災後の人工衛星写真や、
現地で支援活動を行う職員のGPSデータなどが
一緒に公開される仕組みになっています。
マッパーはそれらを元に
「いま」の状況を地図に起こしていくというもの。
ちなみにこのマッパー、
世界でいま360万人以上いると言われています。

まもなく発災から1年となる熊本地震の時も
マッパーたちによって、阿蘇山周辺などの山岳部や
中山間地域を中心に、集中的に地図が更新されました。
そして、実際にこの地図、
現地の災害ボランティアセンターなどで
役立てられたんです。

クライシスマッパーズ・ジャパン理事長で、
青山学院大学 教授の
古橋大地(ふるはし・たいち)さんにお話を伺いました。


 災害が起きると道路が通行できなくなったり
 熊本の場合には橋も流されてしまったりしましたが、
 現場に向かわなければならない人たちはやはり
 『地図』を元にする訳です。
 その地図がいまの状況をうまく反映出来ていないという
 大きな課題を解決するために、
 インターネットという技術をうまく使って
 『いま』何が起きているのかを素早く反映させる。
 リアルタイムの地図が提供可能になったということが
 クライシスマッピングの大きなポイントになります。



まさに、この時代ならではの人海戦術ですね。
ただ、これまで情報源となってきた
人工衛星写真などのデータは、
災害が起きた後、
ボランティアの手に渡るのに時間がかかってしまうことが
大きな課題になっていました。
そこでいま注目されているのが「ドローン」です!
次回は、クライシスマッピングの中でも
更なる新しい取り組み「ドローンバードプロジェクト」と
隊員募集についてご紹介します。

クライシスマッピング、詳しくはこちら。
http://crisismappers.jp/

音声ファイルはこちら


2017.04.01
08:55 災害時にお寺を開放、日蓮宗の取り組み


防災フロントラインは
4月から半年ぶりに土曜日の朝に戻ってきました。
引き続き、防災や災害に関する
最新情報をお届けしてまいります。

さて、突然ですがクイズです。
コンビニエンスストアはいま
国内におよそ5万4500店舗あるとされていますが、
それよりも2万以上も多く存在する施設とは、
一体何でしょうか?

・・・正解は、お寺です!
その数、およそ7万7300。
本当に身近な存在なんですね。

そんな中、全国にある日蓮宗のお寺が
今後、災害が起きた時に
一般開放されることになりました。
日蓮宗による災害支援事業
「いのちの井戸」を、今朝はご紹介します。

「いのちの井戸」、主なポイントは3つです。

ゝ宅困難となった人に休憩場所、仮眠場所を提供する。

公共の避難場所に移れるまでの2〜3日程度、
 一時避難場所として境内や駐車場を提供する。

生活用水として井戸水を提供する。

日蓮宗のお寺は全国にいま、
およそ5000あるそうですが、
井戸がなかったり、
人手の足りないお寺もあるので、
まずはおよそ1000のお寺からスタートして、
今後増やしていく予定だそうです。

なぜ、このような取り組みを行なうことにしたのか。
日蓮宗 宗務院 さんに伺いました。

 お寺が地域の中で何が出来るのか、
 それを冷静に考えてみようと。
 普通に考えると、何でも提供しよう、
 何でも受け入れようと言う形になりますが、
 それをやるとお寺がかえって、もたなくなります。
 長続きして、なおかつ喜ばれる支援は
 何だろうと言う所からすると、
 行政の支援の足りない部分、
 あるいは支援にたどり着くまでの部分で
 こちら側が出来ることを考えて、
 足りない部分を提供するという風に考えました。
 地域の人と一緒に動けると言うのが
 お寺の理想だと思います。
 その垣根をできるだけ低くしていく一環が、
 この事業です。


災害の時、
身近にあるお寺で少し身を休めることが出来ると言うのは
心強いですよね。
「いのちの井戸」に登録している日蓮宗のお寺が
どこにあるかは、スマートフォン用のアプリ
「全国避難所ガイド」でチェックすることができます。
詳しくはこちらをご覧ください。

http://www.nichiren.or.jp/information/shuumuin/20170302-3257/

音声ファイルはこちら


2017.03.31
21:55 災害時の女性の下着と洗濯を考える


この春から新生活という方、
防災グッズを見直す
いいタイミングかもしれません。
そんな中で女性の方、
災害の時の下着やサニタリーグッズの準備は
どうしているでしょうか。
4月1日からオンラインショップで発売される
防災用の下着セットを通して、
避難所での女性の下着の問題を考えます。

この下着のセット「レスキューランジェリー」は
スポーツタイプのブラジャー、ショーツ、布ナプキン、
洗剤が、A4くらいの大きさのバッグに入っています。
下着と布ナプキンには抗菌防臭効果のある竹布と
オーガニックコットンが使われていて、
お年寄りの尿漏れライナーや
怪我をした時の当て布などにも使えるそうです。

そして、実はこのレスキューランジェリー、
ポイントはバッグです!
内側が防水加工されていて、
3.5リットルの水を入れられるんです。
下着と洗剤を一緒につけおきして、揉み洗いすることで
災害時でも自分で下着を綺麗に洗うことが出来ます。
そして、バッグの内側には
メッシュネットと下着を吊るすための紐がついています。
これによって、中で脱水して
人目に触れずに下着を干すこともできるんです。

開発した、株式会社ファンクション代表の
本間麻衣さんは、地元・茨城県常総市で
おととし発生した水害の被災者に
レスキューランジェリーを届けたときのこと、
こんな風に話しています。


 「洗濯ボランティア」というのが開設されて、
 被災した方の洋服を洗う
 ボランティア活動が行なわれていました。
 でも、その時に「やはり下着は自分で洗いたい」という
 要望があるとボランティアさんから連絡を頂いて、
 届けました。
 皆さんとお話した時、下着だけでも着替えられれば、
 洗濯が出来れば・・・という声を沢山聴きました。
 避難所生活で、上着は着替えられなくても、
 下着を変えるだけで、精神的にも身体的にも
 ストレスが軽減できます。
 災害時の下着の準備をしておいて頂ければと思います。



防災グッズに下着を十分入れているか。
一週間、一か月と避難が長引いた時にも対応できるか・・・
女性はこのセットをヒントに、
災害時の下着の洗濯をどうするかご自身で
考えてみて下さいね。

ちなみに、レスキューランジェリーは
バッグも含めたセットで9500円、単品でも購入できます。
4月1日からオンラインショップで販売を開始します。
http://rescuelingerie.com/

さて、4月からこの番組は毎週土曜日の朝8時55分にお引越しします。
と言うことで、明日の朝、またお耳にかかります!
古賀涼子でした。



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