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2017.02.24
21:55 「アレ」の備蓄、していますか?


昨年、災害が起きた時になくてはならない
『あるもの』の備蓄に関して、
全国1000人を対象にアンケート調査が行われました。
結果、その『あるもの』を
ちゃんと備蓄していると答えた人は、たったの17%ほど!
さて、その『あるもの』・・・なんだと思いますか?

答えは、『トイレ』です。

トイレを備蓄するってイメージが沸かない、
ピンと来ないと言う方も多いかもしれません。
調査を行なったのは、
トイレに関する社会的な課題の改善などに取り組む
一般社団法人 日本トイレ協会です。
協会が、政府の想定をもとに試算したところ、
首都直下地震が起きた際、
断水や建物の倒壊などによって
地震発生から1週間ではおよそ5512万回分、
トイレを使用できなくなることが明らかになりました
そこで重要になるのが、
携帯トイレや組み立て式の簡易トイレの備蓄です。
・・・ですが、現状の備蓄は17%ほど。
日本トイレ協会の新妻普宣(にいづま・ひろのぶ)さんは
今回の結果にこんな課題を感じています。

 食べ物と飲み物はいざとなれば
 何日かは我慢することが可能かもしれません。
 しかしトイレの場合は数時間でも
 我慢することは難しい生理現象なので、
 対策の重要な要素だと思われます。
 またトイレ環境が悪くなると、
 色々と健康被害が発生します。
 トイレを我慢するために水分摂取を控えると
 エコノミークラス症候群に、
 トイレの環境が悪くなると
 感染症のノロウイルスやインフルエンザ等の
 発生が高まります。
 トイレが出来ないだけではなく、
 二次災害発生の可能性が高まることが
 大きな課題です。


実際に過去の震災でも、
トイレに関連した二次災害が多く発生しました。
昨年の熊本地震では当初、
近くの花壇に穴をほってトイレにする
「穴掘りトイレ」で急場をしのいだ避難所もあったそうです。

では、私たちはどれくらい
「トイレの備蓄」をすればよいのでしょうか。
新妻さんによると、
一般家庭では「最低3日間、出来れば1週間分」だそうです。
例えば4人家族で、
ひとり1日5回トイレに行くと想定すると・・・
最低でも60回分にあたる携帯トイレや
簡易トイレの取り換えキットを
用意しておく必要があるということですね。

ちなみに、簡易トイレと言うのは
小さな箱型になっていて持ち運びができるもの。
段ボールで出来ているものもあって、
3000円くらいから手に入ります。
携帯トイレとは、袋の中に消臭剤や凝固剤が入ったもので、
普段のトイレに取り付けることもできます。
こちらはひとつ300円くらいから。

私たちの日常生活の中で欠かすことの出来ないトイレ。
生活用品や非常食、飲み水と同じような意識で
備蓄を進めていきませんか?

音声ファイルはこちら


2017.02.17
21:55 幼児さんに防災体操を


幼いお子さんがいるお父さん、お母さん。
大きな地震が起きた時はこうするんだよ!と言うお話を
お子さんと普段からしているでしょうか。
自分で咄嗟に身を守る行動が取れるかどうかは、
とても重要です。
江東区にある区立大島(おおじま)幼稚園では
およそ2年前から、
地震や火事の時に身を守るポーズを盛り込んだ体操を
教育に取り入れています。
もともと大島幼稚園には、
長い距離を歩くことが出来ない子や
階段の上り下りがスムーズに出来ない子も多かったそうです。
そこで、万が一の時に必要な
スムーズな動きを身につけさせたいと、
幼稚園の先生たちによって考えられました。
では、実際にどんな体操なのか、
大島幼稚園 村田有美子園長に伺いました。

 例えば地震が起きたときに、
 【ダンゴムシのポーズ】というものを取るのですが、
 これは、「しゃがんで、頭を丸めて、小さくなる」
 頭を落下物から守れるようなポーズです。
 そして、そのダンゴムシのポーズからすぐに飛び上がる。
 これは、すぐに違う動きが出来る、素早く動けるような
 力を養うために入れています。
 また、火事の時には、
 姿勢を低くして歩くことが避難に必要になりますが、
 しゃがんで歩くのは幼児にとってはとても難しいこと。
 幼児が分かりやすいようにアヒル歩きということで、
 アヒルさんのようになって
 しゃがんで歩くというような動きも入れています。
 あとカマキリのポーズというものがあります。
 カマキリがカマを振り上げて
 片足立ちをしているようなポーズなんですが、
 これは、不安定な場所でも立てるような
 バランス感覚を養うために入れています。


小さな子にあれこれ伝えるのは難しいですが
地震が起きた時には、「ダンゴムシ!」
火事が起きた時には「アヒル歩き!」
これなら、お子さんにも分かりやすいですね。
実際、この体操を取り入れてから子供たちの動きが
とてもスムーズになって、体力もついたそうです。
先生による動画はこちらをご参照ください。

もしもの時、お子さんのそばに
必ず大人がついてあげられるとは限りません。
小さなお子さんがいるお父さん、お母さん、
是非この防災体操、
日常の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。

音声ファイルはこちら


2017.02.10
21:55 日本に住む外国人向け防災コンテンツ


いま、日本で暮らす外国人の方がとても増えていますね。
法務省によると、最新の統計として
2016年6月時点でおよそ230万人!
これは過去最多で、
10年前に比べて30万人も増えています。

そんな日本に暮らす外国の方ですが、
日本で地震に遭遇して
パニックになったと言う話もよく聞きます。
そこで今夜は、
身近な外国人の方に是非教えてあげて欲しい、
外国人向け防災コンテンツが詰まったHPをご紹介します!

日本気象協会が複合的に行なっている防災啓発活動が
「トクする!防災プロジェクト」です。
このプロジェクトのHPでは
「避難の心得 地震編 for foreigners」として
地震が起きた時、
こんな場所にいたらこんな対応をとる!という内容が
可愛いイラストと分かりやすい日本語、
英語で書かれています。
https://tokusuru-bosai.jp/foreigners/foreigners.html

例えば、自宅で大きな地震が起きたら。
都市ガスは自動で止まるので、
ガスコンロは慌てて消しに行く必要はないなど、
日本ならではの行動も紹介されています。
一通り読み終わったら、ページの最後で
確認テストを受けることも出来ます。
日本語が堪能な方は、
水害や土砂災害、津波などに関する基礎知識や対処法、
備蓄品は何がどれくらい必要かなども学べます。

この外国人向け防災コンテンツについて
日本気象協会の齋藤佳奈子さんに伺いました。

 日本に来た方が
 どんなふうに何を気にして暮らしているか
 想像もつきませんでした。
 たまたま気象協会にヨーロッパ出身の方が来る機会があり、
 彼女に聞いたところ、
 生まれてから震度5の地震を1度しか
 経験したことがないと言うことで、
 実際、外国人の方がどんなことを知らなくて、
 どんな情報であれば分かりやすく読めるのかを
 相談しながら作ったコンテンツです。
 やはり日本に来ている人なのだから、
 英語や中国語など複数言語で作るよりも先に、
 簡単な日本語で作るのが良いのではないか、と言う
 意見をもらって、そのようにしました。

このHPで私、防災キャスター古賀涼子が
個人的に重要だなと思ったのが、
震度とはどういうものかが書かれている点です。
震度ナニでどのように揺れるのかのイメージが
イラストで説明されています。
そもそも地震が少ない国の方には、
震度と言われてもピンと来ないことが多いので、
実はとても大切な情報なんですね。

「トクする防災」のHP、
こどもの防災教育にも使えそうですよ。
外国人の方だけでなく、パパママにもお勧めです!

https://tokusuru-bosai.jp/index.html

音声ファイルはこちら


2017.02.03
21:55 防災×お得!? 日本気象協会によるユニークな防災アプリ


スマホの防災系のアプリ。
いま沢山あるので、
ダウンロードしていると言う方は多いと思います。
その中でもちょっとユニークなのが、
日本気象協会による防災アプリです!
その名は「わが家の防災ナビ」。
コンセプトが「ちょっと楽しく、ちょっとおトク」となっています。
実は、アプリを起動したり
アプリ上で避難計画を立てたりするとポイントが貯まって、
非常食や乾電池、コールマンのランタンや
ビクトリノックスの十徳ナイフなどが当たるんです!
でも、なぜ防災とお得を組み合わせたのか。
日本気象協会の齋藤佳奈子さんに伺いました。

 やはり防災って生活の中で後回しになってしまうので、
 「ポイント」とか「お得」とか、
 モノが当たるよというポジティブな要素を
 付け加えることによって少し考え方が変わって、
 より取り組みやすくなるのではないかと考えました。


肝心のアプリの防災にまつわる内容ですが、
とても網羅されたものになっています。

まず、ホーム画面が現在地周辺の地図になっていて、
最寄りの避難所が一目で分かるようになっています。
そして、家族みんなでアプリ上のグループを作っておけば、
地図上にそれぞれの現在地を表示することも出来ます。

また、自治体が発表しているハザードマップや
AEDの場所、給水拠点、医療機関などを表示することもできますし、
方向音痴で地図がうまく読めない人でも、
自宅や避難所の方向をARで表示してくれるので安心!
画面で見たままの方向に向かえばいいんです。

そして、日本気象協会のアプリである
最大のポイントは、
地震や気象警報、土砂災害、洪水、竜巻、火山の噴火、
避難指示や避難勧告に関する情報も
一括してこのアプリで知ることが出来る点です。
これは何よりも助かりますよね。

家族の人数や構成を入力すれば、
どんな備蓄品がどれくらい必要か、
目安となるリストも自動で作ってくれます。

「わが家の防災ナビ」。
是非、【情報の防災グッズ】として
ダウンロードしておくことをお勧めします!

https://tokusuru-bosai.jp/app.html


音声ファイルはこちら


2017.01.27
21:55 非常食にケーキの缶詰!?


災害に備えた「非常食」。
いま色々な種類のものが発売されていますが、
またひとつ、新しいものが登場して話題になっています。
それが、ケーキの缶詰!
今回は『どこでもスイーツ缶』をご紹介します。



この『どこでもスイーツ缶』、
実は東日本大震災の被災者の声をうけて開発されたものです。
チーズケーキ、抹茶のチーズケーキ、
ガトーショコラの3種類があって、ひとつ150g。
サバ缶やあずき缶くらいの一般的な缶詰サイズで、
各500円です。
一番重要な賞味期限は、製造日から丸2年!

チーズケーキの缶詰を頂いてみましたが、
ケーキ屋さんのレアチーズケーキそのものでした!
チーズの香りが本格的で、甘さも控えめ。
何よりなめらかなので、
心身ともに疲れている時にも喉を通りそうです。



下の写真は、ガトーショコラ。



では、どうしてケーキの缶詰を作ることになったのか。
製造・販売しているトーヨーフーズ株式会社の
瀬川義雄(せがわ よしお)さんに伺いました。


 東日本大震災の時の被災者から
 「食べるものはあるけど、甘いものはなかった。」
 「非常時なので、スイーツを食べたいとは言えなかった」
 というお声を聞いて、それならば備蓄食、災害食で
 スイーツを作ろうと思ったのがきっかけです。
 被災された時には気分も落ち込んでしまうんですけど、
 そういう時に日常に食べている味に近いものを食べて、
 かつ甘いものであれば、少しでもほっとして頂ける。
 そんなひと時を皆さんにご提供したいと思って
 開発しました。


確かに、災害の時に「ケーキが食べたい」とは
なかなか言えないですが、
美味しいものから元気をもらえるのも事実ですよね。
ちなみに、開発から完成までは試作300回以上、
一年半の期間をかけて開発されたそうです。
トーヨーフーズのホームページなどから購入できます。

なお、4月1日からは食べきりサイズも
300円で発売されるほか、
カップケーキも3種類加わります。



ドライフルーツがぎっしり入ったフルーツミックスと
チョコ、メープル。
試食させて頂きましたが、
どれもしっとりして、とても美味しかったです。
こちらはひとつ250円。

災害で不安な時だからこそ、
自分の好きな食べ物がそばにあると気持ちも少し和らぐはずです。
あなたにとっての備蓄も、改めて考えてみませんか?

音声ファイルはこちら


2017.01.20
21:55 神戸発の防災グッズ「ウデブエ」


先日、1月17日で
阪神淡路大震災の発生から丸22年となりました。
今回は、あの日被災された方の声を元に生まれた、
神戸発の防災グッズ「ウデブエ」をご紹介します。

阪神淡路大震災では6434人の方が犠牲となって、
このうちの7割以上が倒壊した建物の中で亡くなりました。
一方で、がれきに挟まれたり閉じこめられたりしても
ご近所の人に気が付いてもらえたことで
一命をとりとめた方も多くいました。
そこで去年生まれたのが、「ウデブエ」。
その名の通り、笛=ホイッスルなんですが、
一番のポイントは「腕につける」ということです。

バンドの部分が柔らかいラバーで作られていて、
そこに腕のカーブに合わせて薄く平たく作られたホイッスルが。
つまり、いつでも身につけていられるので、
暗闇で周りが見えなくても、体がほとんど動かせない状況でも、
ウデブエに唇を当てて鳴らすことで
すぐに助けを呼ぶことができるんです。

笛の音は、多くの人が最も聞き取りやすい高さで、
体が弱っている時や、お年寄り・子供の少ない息でも
しっかりと音が出る仕組みになっているとのこと。
開発のストーリーを、もりもと技術研究所
森本高広さんに伺いました。


 阪神淡路大震災の発生から20年の時に、
 神戸から改めて何かを伝えて行けないかと言う
 話が出たことがスタートです。
 被災された方に話を伺った所、
 震災が発生した時どんどん体力がなくなって
 最後に声が出なくなったと言うことがありました。
 何はともあれ、助かることが必要だろうと言うことで
 笛を作ろう、と。
 そして、皆さんの話を伺っている中で、
 もう20年経ったのだから「元気な神戸」を
 アピールしたいと言う声も出てきたので、
 神戸と言えばファッションの街ということで、
 ブレスレット型のホイッスルを
 作ろうと言うことになりました。



このウデブエ、ファッション性を重視しているので、
バンドは服や気分によって変えられるよう5色あります。
また、子どもでもつけられるよう、サイズも2種類あります。
お洒落として身に付けていることで、
気が付かないうちに防災になっていると素敵ですね。
ウデブエはひとつ700円、
もりもと技術研究所のHPから購入できます!

音声ファイルはこちら


2017.01.18
14:37 防災とボランティアの日 特別企画


2017年1月17日で、阪神淡路大震災の発生から丸22年。
TOKYO FMでは一日を通して防災について考える
「ESCAPE FROM LEVEL X〜巨大立体都市を生き延びる」を放送。
各番組でご紹介した内容は
下記の特別ページで振り返って頂けると共に、
放送後1週間(1月24日まで)は
シェアラジオでお聞き頂けます。


ESCAPE FROM LEVEL X 特設サイト


高低差の激しい東京では、どんな災害が発生するのか・・・
被害想定や、その時の対処法をしっかりじっくりお届け。
是非、ご覧ください。




2017.01.13
21:55 木密地域を共同で建て替え、マンションへ


今回は木造家屋密集地域=木密地域での
ある画期的な取り組みをご紹介します。

2017年1月17日で
発生から22年となる阪神淡路大震災では、
「木密地域」で火災が多発したことによって
被害が拡大しました。
去年起きた糸魚川の大火災でも改めて
木密地域の危険性に注目が集まりましたね。
こうした中、品川区で木密地域一帯を
住民たちが共同で建て替えして、
高層マンションに生まれ変わらせるという
プロジェクトが実現したんです!

お店や住宅24棟が軒を並べていた
荏原町駅前の仲見世通り。
ここは戦後からの歴史を持つ商店街ですが、
建物の老朽化が進んで、
地域で不安の声が高まっていました。
そこで商店主の方と品川区は
「共同建て替え」に向けた勉強会を重ねて、
去年3月、地上18階建てのマンションが完成しました。
1階には商店街に元々あったお店が入っている他、
品川区の防災備蓄倉庫や
帰宅困難者の一時受け入れスペースなども設けられています。
品川区の木密整備推進課長 寺嶋清さんに
お話を伺いました。


 20人を超える人たちが一人ずつ、
 「自分の家が危険だから、燃えやすいから、周囲が危ないから」
 という想いだけで建て替えをしようと思った場合、
 全員が完全に建て替え終えるまでに、何年かかるでしょうか。
 10年後に全部建て替わっているかと言われても
 余程のことが無い限り、あり得ないだろうと思います。
 特に木密地域で起きた火災で一番怖いのは延焼です。
 全てが安全な状態に様変わりしていかないと
 地域の安全は担保されません。
 そう考えると、これ以上のスピード感をもって出来る
 事業手法はなかなか見当たらないと思いますし、
 防災に力を入れている街のシンボルとして
 良い事業だったと思っています。



確かに、地域一帯で一気に変わることが
火災に対する最も有効な方法ですし、
災害時の結束もより強くなりそうです。

なお、木密地域の共同建て替えプロジェクトは
品川区の中延で、第二弾が予定されています。
燃えない街づくりに向けて、参考になる取組ですね!



音声ファイルはこちら


2017.01.06
21:55 糸魚川の火災から考える


昨年12月22日に発生した
新潟県糸魚川市での大規模な火災では
144棟が焼けて、このうち120棟が全焼しました。
そして糸魚川市は1月6日、焼け落ちた家屋など
私有地に残るがれきの撤去を始めました。
火災のがれき処理は個人で負担するのが原則ですが、
今回は迅速な復興を目指すための
異例の対応だと言うことです。

今回の大規模火災、
実は私たちも決して他人ごとではありません。
と言うのも、今回被害が拡大した大きな理由が
「木造密集地域」だったからです。
詳しいお話を、都市防災が専門の
東京大学大学院 廣井悠准教授に伺いました。

 糸魚川では今回、4ヘクタール燃えています。
 一方で、我が国には同じような木造密集市街地が
 東京や大阪をはじめとして沢山あります。
 こう言った所でも今後、
 地震では特に同時多発火災が起きたり
 強風で火災の延焼速度が速いと言う状況になると、
 同じようなことが起きる可能性があるというのが
 正直な感想です。
 では我々はどうすればいいのか。
 ひとつは、避難です。
 東京や大阪などの木造密集市街地で火災が
 強風の中、同時多発してしまうと
 消防力を超えてしまう可能性が十分にあります。
 そうなったら、【命だけは助ける】と切り替えて
 広域避難場所などに適切に逃げる必要があります。
 初期消火と避難のバランスをきちんと取る、
 判断基準をきちんと持つと言うことが非常に重要です。
 天井や自分の背の高さ以上に火災が発生したら
 消火器などでは消しにくいと言われています。
 初期消火は重要ですが、そうなってしまったら
 諦めて避難モードに変える判断が必要です。

ここまでは自分で初期消火する、
ここからは避難すると言う判断基準を自分の中に持つ。
これが、命を守るための最大のポイントとのことでした。
あなたも、まずは消火器の準備など、
初期消火できる体制にあるのか、という所から
是非見直してみて下さい。

音声ファイルはこちら


2016.12.30
21:55 変わりました、避難情報の名称!


ことし最後の放送となった今夜は、
12月26日に変更されたばかりの
避難に関する大切な情報をお伝えします。

今年8月、台風10号によって
岩手県岩泉町の高齢者施設で9人の方が犠牲になりました。
あの日、町では「避難準備情報」を発令していたんですが、
施設の運営者が意味を正しく理解していなかったこともあって、
避難が遅れてしまったのが問題になりました。

では、あなたにも伺います。
自治体からの避難に関する情報は現在3種類ありますが、
『避難準備情報』『避難勧告』『避難指示』
どれがより避難の切迫性が高いものか、分かりますか?
・・・正解は『避難指示』ですが、
いま自信がないと感じた方、多いと思います。
このような現状や台風10号での被害を受けて
内閣府は今回、避難情報の名前を変えることにしました。

まず「避難準備情報」ですが、
そもそもこれは何かと言うと。
高齢者や体の不自由な方は避難を開始、
それ以外の人は気象情報に注意しながら
危険を感じたら避難するよう促すものです。
この点を強調するため、今後は名前が
「避難準備・高齢者等避難開始」に変わります。
放送でお伝えする際、例えば

 「○○地区に、
  避難準備・高齢者等避難開始が発令されました。
  高齢者や体の不自由な方、小さな子供がいる方など、
  避難に時間のかかる方は避難を開始して下さい。」

と言うように呼びかけます。

一方「避難指示」ですが、
最も切迫した避難の呼びかけだということを強調するため
テレビのテロップなどでは「避難指示」の後に(緊急)と
付け加えられることになりました。
ただラジオや防災行政無線など
音声では(緊急)が表現しにくいので、例えば、

 「○○地区に、避難指示が発令されました。
  まだ避難していない方は、緊急に避難して下さい。」

という風に、緊急であることを呼びかけに盛り込みます。

内閣府では来年、
自治体などに向けたガイドラインも作成して、
迅速で確実な避難に結びつける考えです。

ただ、避難情報が出ても
「自分は大丈夫」と思う方が多いのも現実!
例え無駄に終わっても、
自分の生活する場所に避難情報が出たら
きちんと向き合うよう、
しっかりと心がけておきましょう。

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