10月から、金曜の21:55にお引越ししました。
これからも、防災や災害に関する最新の情報を
お伝えしてまいります!
曜日・時間変更して最初の今回は
自分でペットの救急法を学ぶことができる取り組み
「ペットセーバープログラム」をご紹介します。

これは「一般社団法人 日本防災教育訓練センター」が
行なっているもので、
12歳以上であれば誰でも受講OK。
受講料は7500円です。
2時間の講習を1回受けることで、
例えば心肺蘇生や止血、異物除去などの救急法や
災害時の心得などについて知識や技術を習得出来ます。

ペットセーバープログラムのインストラクター
サニー神谷さんに、
実際に犬や猫の心肺蘇生法について教えて頂きました!


 心肺蘇生法は動物の後ろからアプローチして、
 まず意識の確認。意識がなかったら脈のチェック。
 手をクロスさせて、片手で大腿の内側の動脈をみる。
 もう片手で喉の呼吸をしているかどうかをチェック。
 呼吸がなかったら、すぐに獣医さんに電話して、
 話しながら、自分は胸骨圧迫を行う。
 胸骨圧迫ですが、
 心臓の位置は前足の付け根のところにあるので、
 犬の身体、猫の身体の3分の1を押すぐらいを
 1分間に100回のペースで押す。
 30回終わったら、口を押さえて、鼻から2回人工呼吸。
 犬は口が広いので、口を押えてないと空気が漏れます。
 目で胸を見ながら、
 ちゃんと空気が入っているかどうかを確認する。
 それを繰り返し、30回行なう。

・・・うーん、これは事前に訓練を受けて、
体で覚えていないと、いざと言う時になかなかできないですね。
サニーさんは、日本は欧米に比べて、飼い主だけでなく
消防の現場でもペットの救急に対する意識が低いことを受けて、
飼い主1人ひとりがペットの命を守る方法を身に着ける必要性を
強調しています。


 私は元レスキュー隊で、救急隊員でもありましたが、
 現場で飼い主を助けたとしても、
 ペットが失われると、その後の人生はオーナーさんにとって
 大変つらい人生になってしまう。
 だから、まずはオーナーさんがそうならないように
 予防することが大切ですし、
 もし何かあったときには対応できる自信を
 家族全員が身に着けていれば、
 さらに救命率が高くなるのではと思います。


このペットセーバープログラム、
毎月第2土曜日の午前10時から自由が丘駅近くで
定期的に講習会が行われています。
興味のある方は、こちらをご覧ください。
http://petsaver.jp/


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