台風の影響が各地で出ていますね。
そこで今朝は、改めて知っておきたい
避難情報に関する言葉と対応をお伝えします。

自治体から出される避難に関する情報は、
現在3種類あります。
では、質問です。
その3種類は『避難勧告』『避難指示』・・・
もうひとつは、なんでしょうか?

正解は『避難準備・高齢者等避難開始』です。

いま、「避難準備情報」じゃないの?
そんな長い名前だったかな?と思った方も
いるかもしれません。
確かに以前は、ただの「避難準備情報」でした。
そもそもこの避難準備情報と言うのは、
高齢者や体の不自由な方は避難を開始する、
それ以外の人は気象情報に注意しながら
危険を感じたら避難するよう促すものです。
ただ、去年8月、台風10号による大雨の際に
岩手県岩泉町がこの「避難準備情報」を
発表したにも関わらず、
情報の意味が正しく伝わっていなかったため、
高齢者施設で9人の方が亡くなりました。
これを受けて国が、より分かりやすく表現するために
「避難準備情報」を
「避難準備・高齢者等避難開始」に変更したんです。
だから、ご自宅に高齢者や体の不自由な方、
小さなお子さんなどがいる方は
お住まいの地域で「避難準備・高齢者等避難開始」が
自治体から出た場合、
すぐに避難のための行動を取ってください!

では、次の質問です。
「避難指示」と「避難勧告」・・・
どちらがより、避難の切迫性が高いものでしょうか?

・・・正解は「避難指示」です。
自分の住むエリアに出されたら『直ちに』
避難の行動を取ってください。
なお、テレビのテロップなどでは
「避難指示(緊急)」と表現されるようになっています。

「避難勧告」はこれまでと変わらないので、
発表されたら『速やかに』避難の行動を取りましょう。

例え無駄に終わっても、
自分のエリアに避難情報が出たら必ず、行動を取る。
これだけはしっかりと心がけておいてくださいね!

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