今朝は、先月1月1日に発生した
能登半島地震の被災地の声をお届けします。

私は、今月9日(金)から11日(土)まで、
石川県輪島市、珠洲市、能登町で取材を行いました。

今回は、石川県輪島市の輪島朝市で海産物を販売していた
遠島孝子さん62歳の声です。
能登半島地震の影響で、市街地で大規模は火災が発生し、
輪島朝市が開催される河井町の一帯、
およそ5万平方メートルが焼け、
およそ300胸の家屋が被害を受けました。
日本三大朝市の一つの輪島朝市で、
遠島さんは、38年間ほぼ休む事なくお店を出してきました。
遠島さんが毎日通った朝市通りでお話を伺いました。
毎日、おはようと挨拶をするのが日課だったそうです。
今は、輪島市内に住む娘さんの家に身を寄せています。
朝市のみなさんと連絡はとっているのでしょうか?

輪島朝市は、能登半島随一の観光スポットとして
年間80万人以上の観光客が訪れ、
最近では、外国人観光客も増えていました。
全長350メートルにおよそ100店舗が軒を連ねていました。
朝市に並んでいたのは、日本海で捕れる新鮮な魚介類や
一夜干しなどの加工品、能登の大地で育まれたお米やお野菜、
そして伝統工芸の輪島塗のお椀や工芸品などが並んでいました。
遠島さんは、朝市の光景を思い出しながらこう語ってくださいました。

遠島さんの元には、県内外、海外から励ましの言葉が届いているそうです。


遠島さんに朝市への思いと今後について伺いました

実は、金沢市で朝市を復活させようと準備が進められています。
計画では、「出張輪島朝市」として定期的な開催を目指し、
来月23日に第一回目の開催が予定されています。
場所を変えても輪島朝市を存続させる。
そんな強い思いも感じます。
今朝は、
輪島朝市の遠島孝子さんの声をお届けしました。


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