今朝は、今週17日(水)に
愛媛県と高知県で震度6弱を観測した地震について、
東京大学 地震研究所 特別研究員の
佐竹健治さんの解説を交えてお伝えしていきます。

四国や九州では、
海側のフィリピン海プレートが陸側のプレートに沈みこんでいます。
南海トラフ巨大地震は、プレートの境界部分で発生すると想定されて
いますが、今回の地震について、佐竹さんはこの様に解説します。

南海トラフ地震とは、場所もタイプも違うという事です。
佐竹さんは、関東の地震に例えてこう説明します。

今回の地震は、『沈み込んでいるフィリピン海プレートの中で起きた地震』です。
プレートの中で起きる地震について特徴はあるのでしょうか?
佐竹さんのお話です。 

一方、今回の地震では、けが人がでた他、
水道管の破裂や住宅の損壊、電線が切れるなどの被害も発生。
またコンクリートの塀が倒壊したところもありました。
佐竹さんは、能登の地震の様に新耐震基準前の建物やブロック塀が
くずれるなどの被害がでている。

改めて自分の住んでいる家や近所に
どんな危険があるか確認して欲しいと話します。

気象庁は、
揺れの強かった地域では、
今後1週間ほど最大震度6弱の地震に注意が必要としています。
日本に住んでいる以上、どこで地震が発生してもおかしくありません。
家具の固定やいざという時の避難先、連絡手段の確認、必要な備蓄について
見直しましょう。


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