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2024.10.19
08:25 スポーツ×防災プログラム


株式会社HITOTOWAが
提供している防災ワークショップをご紹介します。
それも、スポーツと防災を掛け合わせたプログラム。
『ディフェンスアクション』です。

ディフェンスアクションとは、直訳すると守る行動です。
災害が発生したとき、自分自身の身を守るすべを、
サッカーやバスケットボールの技術を学びながら、
防災の知識も頭に入れていくという内容になっています。

HITOTOWA株式会社 執行役員で
防災士の津村翔士さん
にプログラムの内容について聞きました。

まず、最初に行うのは、
HITOTOWAのプログラムでいう「ファーストアクション」
これは、地震などが起きたと想定して、
災害時の行動を覚えるプログラムです。

スポーツでいうとウォーミングアップの部分。
このウオーミングと防災を結び付けた内容とは?

その他、パスの練習をしながら、
防災備蓄品を覚える『パスストック』
これは、備蓄品を1つ言わないと、
次の人にパスができないという内容で、
他のチームとパスの本数を競います。
その他にも、トラップを交えながら学ぶプログラムなど
身体を動かしながら楽しめる内容が沢山あります。
津村さんは、ディフェンスアクションは、
子供だけでなく、大人も参加して家族で学んで欲しいと話します。

さて、このプログラムは、
品川区や渋谷区、府中市など
都内の自治体と連携して行われています。
自治体のみなさんと話す中で、
防災訓練などにこんな課題があると感じているそうです。

HITOTOWAの防災プログラムについて、詳しく聞きたい方は、
「HITOTOWA株式会社」のHPからアクセスしてみてください。



音声ファイルはこちら


2024.10.12
08:25 HITOTOWAの防災プログラム


株式会社HITOTOWAが
提供している防災ワークショップをご紹介します。
HITOTOWAは、
『ともに助け合えるまちをつくる、人が幸せな社会』
をビジョンに掲げています。
ネイバーフットデザイン、初めて聞く言葉かもしれません。
近くに暮らす人々が助け合える関係性と仕組みを通じて、
都市におけるさまざまな課題を解決していける
様な取り組みをしていると言います。

例えば、防災・減災、子育て、お年寄りの生きがいの創出。
地域住民の方々が助け合って行動できるように促す事・・・。
HITOTOWAの取り組みの中の一つが
『防災・減災』についての取り組みです。

地域に関わる仕事を行っている中で、
若者の防災意識の低さについて認識する事が多くあり、
地域と防災を掛け合わせたプログラムを考える様になったといいます。

こんなデータがあります。
全国共済農業協同組合連合会が
1人暮らしをする全国の10代から30代前半の男女400人に、
アンケート調査を行った所学校の授業での防災教育について、72%が
『学校の防災教育の授業を受けた事がある』と答えましたが、
防災対策を十分に行っていると回答したのは、
およそ16%で6人に1人です。


HITOTOWAの防災プログラムは、
ワークショップをメインにプログラムが構成していて、
分かりやすく、楽しく、気づきを与えられる内容で
主に「共助」「共助」について伝えていると言います。

HITOTOWAのプログラムの1つ『マンション防災』

HITOTOWA株式会社 執行役員で
防災士の津村翔士さんはこの様に話します。

このプログラムで
具体的にどんな気づきをえられるのでしょうか?
津村さんはこう話しを続けます。

大勢の世帯が集まっているマンションは、
防災機能を高め、災害発生に備えた体制を作っておく事で
いざという時に助け合う事ができます。


大きな災害が起こると、マンション内の住居者で救助隊を組織して
安否確認や閉じ込められた人の救助を行います。
発災後、被害を受けたマンションでの生活は困難が伴います。
互いに助け合う体制を作ると共に、
居住者が守るべき生活上のルールを定めておく事が必要です。

いざという時の為に、マンションのルールや住人の方とコミュニケーション
を取っておく事や、一緒にプログラムを受けておく事は大切な事です。

詳しいプログラムについて気になった方は、
HITOTOWAのHPから問い合わせをしてみてはいかがでしょうか?


音声ファイルはこちら


2024.10.05
08:25 能登豪雨・被災地の状況 金沢大学青木賢人さんのお話し


能登半島地震の発生から、
今週水曜日で9か月となりましたが、
甚大な被害を受けた、石川県・輪島市と珠洲市、能登町は
先月、記録的な豪雨被害にも見舞われて、
道路や水道などのインフラが再び被災しました。

現在も復旧の見通しがたっていないエリアが多くあります。

能登半島地震の調査や支援活動に取り組んでいる、
金沢大学の青木賢人准教授に
被災地の状況について伺いました。

先日、被災地で被災状況を確認したという青木さん
能登半島地震の復旧が進んでいなかった為に
被害が拡大した点についてこう話します。

また、1月の地震と今回の豪雨災害での
被災状況の違いについてこう指摘します。
青木さんのお話しです。

今回の豪雨災害で、地域よって復興に向けて
グラデーションができてしまっているという話でした。

石川県は被災地では、
家財道具の運び出しや泥かきを行う人が足りないとして、
さらなるボランティアの参加を呼び掛けています。

青木さんもこう呼びかけます。


今朝は、能登豪雨の被災地の現状について
金沢大学青木賢人准教授のお話しをお伝えしました。


音声ファイルはこちら


2024.09.28
08:25 今週火曜日の津波注意報 専門家の解説


今週火曜日、鳥島近海を震源とする
マグニチュード5.8の地震で
伊豆諸島と小笠原諸島に津波注意報が出され、
八丈島・八重根で50センチの津波を観測するなど、
伊豆諸島の各地で津波が確認されました。

この、
鳥島近海を震源とする地震で
津波が観測された事について、
鳥島近海の地震や津波のメカニズムに詳しい、
東京大学地震研究所助教の
三反畑修さんはこう見解を話します。


スミスカルデラは、東京から見て、
南方に500キロほど
八丈島から見ると、
180キロほどの所の海域にあります。

カルデラというのは、
火山の構造で知られている窪地の地形ですが、
大体、8キロほどの直径で凹んでいる構造の海底火山です。

三反畑さんの解説によると、
この海底火山が、今回の津波を引き起こしたとみられるという事です。
そして、この海域では、
先ほどのお話しにもありましたが、
1984年、1996年、2006年、
2015年と10年前後の間隔で
マグニチュード6程度の地震が起きて津波が観測されています。

そして、海底火山が引き起こす津波は、
世界でも観測されています。
三反畑さんの解説です。

トンガの火山からの津波は
あなたの記憶にも残っているのではないでしょうか?

最後に、短期間の間に今回の様な事が起きるのか?
三反畑さんに伺いました。

いざという時の為に、海の近くにお住いの方は、
特に避難行動の確認をしておきましょう。

音声ファイルはこちら


2024.09.21
08:25 災害時の車の無償貸し出し支援


あなたの街で災害が起きた時、
車が被災したらという視点で考えた事はありますか?
日常的に車を使用してる地域の方は特に、
被災生活を行う上で足となる車がなくなると非常に不便です。
また、その他にも災害時車が必要なシーンは多くあります。

今朝は、
「災害時の車の無料貸し出し支援」についてお伝えします。

この取り組みを行っているのが、
一般社団法人「日本カーシェアリング協会」です。

東日本大震災でおよそ6万台の車が被災した石巻市で、
仮設住宅ができてもへんぴな所にあり、車がないと買い物にも
行く事ができない現状がありました。
この経験から、日本カーシェアリング協会では、
全国から寄付してもらった車を被災者や被災地に届けています。

貸し出している車は、乗用車からトラックまで様々。
東日本大震災以降、北は青森から南は九州各地、
25の災害で6千件以上の車の貸し出しを行ってきたそうです。
日本カーシェアリング協会の
星雅之(ほし・まさゆき)さんにお話しを伺いました。


日本カーシェアリング協会は、
本部がある宮城県石巻市を含め、5カ所の拠点があり
そこに、災害が起きた時に使える車を置いているという事です。

最近では、台風10号の影響を受けた県や
7月の秋田・山形の豪雨災害
1月の能登半島地震でも支援を行っていったと言います。

通常の支援は4〜5か月で終了するそうですが、
能登半島地震は車の購入まで手が回らない方が多い為
来年2月まで支援を決めているという事です。

星さんは、災害時の車の役割について、
災害の規模や豪雨災害と地震とでは
ニーズが違うと話しながらこう説明します。

災害が起きた時、
被災地者の生活や復興に向けて
「車」はなくてはならない存在です。

日本カーシェアリング協会では、
軽乗用車や普通車、8人乗りの車など、
全国から車の寄付を募集しています。
あなたの車が被災地で役立てられます。
そして、あなたの街で災害が起きた時、
寄付した車が助けてくれるかもしれません。

詳しくは、
日本カーシェアリング協会のHPを確認してみてください。


音声ファイルはこちら


2024.09.14
08:25 ゲリラ豪雨いつまで注意?


防災FRONTLINEでは、
災害が起きた時に役立つ情報をお伝えしています。

今朝は「ゲリラ豪雨にいつまで注意?」
という視点でお届けします。

今年の夏もよく耳にする事が多かった言葉
「ゲリラ豪雨」

ゲリラ豪雨とは、
ごく狭い範囲で降る短時間の大雨の事です。
例えば、晴れていたのに急に激しい雨が降るなど、
あっという間に雨雲が発達して、天気が急変します。
ゲリラ豪雨が起こる原因について、
日本気象協会の
青山亜紀子(あおやま・あきこ)さんに聞きました。


今の気象予測では、数日前からピンポイントで、
ゲリラ豪雨を予測する事が難しい状況です。
こまめに、雨雲レーダーなどを確認して、
今どこで雨雲がわいていて、
どの方向に雨のエリアが移っているかを確認する事も大切です。

では、このゲリラ豪雨、
秋になっても注意が必要なのでしょうか?

気象庁の予報では、9月、10月も平年に比べて
気温の高い日が続くと予想されています。
『秋になってもゲリラ豪雨には注意が必要』という事ですね。


さて、しばらくは注意が必要な豪雨災害、
都心で局地的な大雨が降った時、
どのような事に注意すれば良いのでしょうか?

都内では短時間に記録的な大雨が降り、
都営地下鉄の駅構内まで
雨水が入って浸水するという被害もありました。
秋になっても、ゲリラ豪雨に注意し、
降った時の行動を確認しておきましょう。


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2024.09.07
08:25 夏台風と秋台風の違い


先週は九州・西日本を中心に浸水被害や河の氾濫、
土砂災害など、台風10号の影響を受けました。

そこで、
今朝は『夏台風と秋台風の違いについて』お伝えします。
台風の季節というと、夏と秋、どちらをイメージしますか?

気象庁のデータによると、
台風は7月から10月にかけて日本付近に接近しています。
つまり、夏も秋も台風の備えが必要です。
ただし、同じ台風でも夏台風と秋台風では性質が違います。

ですから、
『台風災害に備えるポイント』も変わってきます。

まず、6月から8月に発生する夏の台風と
9月から11月に発生する秋台風の大きな違いは、
『台風の移動するスピード』です。

秋の台風は比較的速く移動するのに対して、
夏の台風はゆっくり移動する事が多く、
大雨や暴風の影響が長期化したり、
進路予想が難しくなる事もあります。

秋台風が自動車程のスピードで進むのに対して、
夏の台風は自転車ほどのスピードです。
秋台風は、早く接近して早く去っていくため、
台風本体の影響を受ける時間は少なくて済みます。
一方、夏台風はゆっくり接近してゆっくり去っていく為、
台風本体の影響を受けはじめてから、
受けなくなるまでの時間が長くなります。


そのため、夏の台風は、
雨や風の影響が長期化しやすい可能性があります。

また、秋の台風は偏西風の流れから
進路が予想しやすいのですが、
夏の台風は、進路予想が大きく外れる事もあります。

最近は、地球温暖化の為、
夏の高気圧の勢力が強まって、
9月になっても高気圧が日本に居座って、
台風を流す偏西風が日本に南下できず、
台風がのろのろとやってきて
大雨や暴風が長期化するケースも増えています。

先ほど、秋の台風は動きが速いとお伝えしましたが、
それに加えて、秋雨前線の影響で
「暴風雨」になりやすい特徴があります。

記憶に新しい台風としては、
2019年に発生した房総半島台風です。
関東に上陸したものとしては、観測史上最強クラスの勢力で
千葉県に上陸しました。
千葉市では、観測史上1位の最大風速35.9メートル
最大瞬間風速57.5メートルの暴風が吹きあれるなど、
関東cを中心に19地点で記録的な暴風となり、
千葉県を中心に4千棟を超える住宅が全半壊、
また、送電用の鉄塔が倒れて、
関東地方でおよそ90万戸以上が停電しました。

暴風になりやすい秋台風の対策として、
台風が本州に近づくいう予想が出たら、
〇外に物はおかない。
台風は暴風によって窓ガラスが割れる事もありますが、
強風だけで窓ガラスが割れるケースはほぼ発生していません。
窓ガラスが割れる原因の多くは、
外に置いてあるものが飛ばされて割れるケースがほとんどです。

秋の台風は、
・動きが速い、本州を直撃しやすい。
 秋雨前線の影響で暴風雨になりやすい。
・進路に東日本が含まれやすい
という特徴がある事を知っておきましょう。

9月に入ると、基本的には、
夏台風から秋台風へと変わっていきます。


秋の起きる台風の特徴を理解しておくと、
事前の準備や対策にも役に立ちますよ。



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2024.08.24
08:25 夏の雷


都心では、今週水曜日にお天気が急変し、
「記録的短時間大雨情報」が出されるほど猛烈な雨が降りました。

積乱雲が生まれやすい夏は、
天気の急変と共に、
落雷による被害が発生する事が多くあります。
そこで今朝は、『夏の雷』についてお伝えします。

気象庁の落雷害報告件数を月別で見てみると、
7〜8月が全体の53%を占めています。
気温が上昇する夏は上昇気流が発生しやすい為です。
前線の接近に伴って上昇気流が発生する場合もあって、
内陸部や太平洋側を中心に多くなる傾向にあります。

雷は高い場所に落ちやすくなります。
開けた場所は特に危険です。
例えば、山の頂上や海、ゴルフ場、キャンプ場などがあげられます。
また、身長が高い人の方が雷の被害を受けやすい可能性があります。

ゴルフクラブなどを高くあげたりすると危険性が高まりますので、
ゴルフ場にいる時に雷がなったらそのような事はしないようにしましょう。

また、雨宿りに使われる木のそばや家の軒下も危険です。
雷が木などに落ちた時、近くにいると、被害を受ける可能性があります。






避難場所として安全なのは、
車や鉄筋コンクリートの建物です。
金属で囲まれた空間が安全な理由は、電気が周囲を通って
地面に流れ込む為です。
ただ、雷がコンセントやテレビ線などを通る事もあるので
室内では壁や柱などから1メートル以上離れる方がより安全です。

近くに車や建物がない場合は、
木の幹や枝先から4メートル以上離れてしゃがみましょう。

最後の手段は『雷しゃがみ』です。
外にいる時に雷にあって、周りに逃げ込む場所がない場合は、
『雷しゃがみ』で身を守りましょう。
両足をそろえて、膝を折って姿勢を低くし、
つま先立ちをして地面との接地面を少なくします。
何故、両足を揃えるかというと、
足をひろげると、身体の中に電気が通りやすくなってしまうからです。

また、その場から動く場合は、
雷の音が聞こえなくなってから30分後と覚えておきましょう。
気象庁では、落雷などが予想される場合、『雷注意報』を発表して
いる他、雷の規模や発生の可能性を4段階で色分けしている、
『雷ナウキャスト』で1時間後までの予測を10分おきに更新しています。

この時期は特に、
外出の前の日には、天気予報を確認する。
予報の中で、『大気の状態が不安定』や『雷を伴う』という言葉が
使われていたら警戒するように心がけましょう。


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2024.08.17
08:25 台風が来る3日前にしてもらいたい事


台風の発生・接近・上陸は7月から10月にかけて多くなります。
その中で、8月は、
台風の発生数が1年で最も多いと言われています。

大切なのは、
台風が最接近する前に『準備を終えておく』事です。
今朝は、最も接近すると予想される
3日前からやるべき事について、お伝えしていきます。

まず、3日前にする事です。

台風がいつごろ接近するのか、
いつから雨や風が強まるか、
こまめに気象情報を確認しましょう。
予報は定期的に変わっていきます。
最接近する前だけでなく、
接近中も欠かさずチェックする様にしましょう。

次に、ハザードマップの確認です。
お住いの地域や仕事場、学校のある場所、
通勤・通学ルートの
周辺に『河川の洪水』や『土砂災害』のリスクはないか?
いざという時に避難する場所はどこにあるか?
イメージしてみてください。

そして、家庭にある備蓄の確認をしましょう。
災害時に、『避難所など避難先に持っていくもの』
『自宅で生活を続けるために接近直前になってあわてて買うのではなく』
必要なものは普段から揃えておく事が重要です。

また、近くに、風で飛んでしまいそうなものはないか。
台風が近づく前に、確認、掃除や片づけをしておきましょう。
いざという時、家族や大切な人がそばにいるとは限りません。

いざという時の為に、
家族で避難先やハザードマップで
危険な場所を共有しておくと安心です。
最接近の2日〜1日前にする事。

台風の接近が確実になった。雨が強くなってきた。
こうした場合は、状況が悪くなる前に避難先を決める事が重要です。
避難は、難を避けるという意味で、避難所に行く事だけが選択肢では
ありません。安全が高いと分かっている、
親戚や知人の家のほか、ホテルなどの選択肢もあります。
備蓄の用意は、最接近も2日〜1日前までに済ませておくと安心です。

そして、暴風対策もこのタイミングで行いましょう。
例えば、あなたの庭などに物干しざや
自転車、植木、などを置いていないでしょうか?

合わせて、窓ガラスが割れないように、
シャッターや雨戸を閉める、
段ボールを補強するなど台風対策をおこないましょう。

最後に、
台風の接近の1日前から接近中の行動についてです。

暴風や大雨など周辺の状況が悪くなってから外に出るのは危険です。
そうなる前に安全な場所に避難しましょう。
自治体から、『避難指示 警戒レベル4』が発表された場合、
危険な場所から避難です。川の近くや山のちかくなど
災害リスクが高い場所にいる人たちは、避難が必要です。

既に、周囲で災害が発生している場合、
いつも起きてもおかしくないなど。外に出る方が危険な場合は、
近くの頑丈な建物・など少しでも安全な場所へ移動しましょう。
また、暴風の時は、窓
がない・少ない部屋に避難する事もポイントです。

台風は、地震と違って事前に準備や確認、心構えをする事ができます。
今後も台風が近づくと予想された場合には、アンテナを高く持ちましょう。


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2024.08.10
08:25 南海トラフ地震臨時情報


気象庁は、8月8日の午後、4時43分頃に発生した
日向灘を震源とするマグニチュード7.1、
宮崎県日南市で震度6弱の地震を受けて、
「南海トラフ地震臨時情報」の「巨大地震注意」を発表しました。

この情報が発表されたのは、
運用が始まって以来、
初めての事ですから、
南海トラフ地震臨時情報という言葉を、
知らなかった方もいらっしゃったと思います。

「南海トラフ地震・臨時情報」は、
南海トラフ沿いで異常な現象を観測した場合や
地震発生の可能性が平時にくらべて、
高まっているとされた場合などに気象庁から発表される情報です。
地震の専門家等で構成されている、
「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」で会議され、
『巨大地震警戒』『巨大地震注意』『調査終了』の
3つの情報のどれかが発表されます。

今回の地震では、3段階の中で真ん中の
巨大地震注意という情報を発表しました。
この『巨大地震注意』について、
東京大学名誉教授で、
評価検討会会長の平田直さんの解説です。1分06秒

【素材 1分20秒】


もし今後、『巨大地震警戒』が発表される事があった場合
地震が起きてからでは、
避難が間に合わない地域の方は『事前に避難』です。
『調査終了』の場合は、
『地震の発生に注意しながら』通常の生活を行いましょう。

今回の『巨大地震注意』は事前の避難をする必要はありませんが、
日頃からの地震への備えの再確認する事に加えて、
地震が発生したらすぐに避難できる準備をしましょう。
また、
1都3府26県707市町村に出ています。
東京の島しょ部や神奈川、千葉の市町村も対象となっています。

この三連休旅行にでかける方もいらっしゃると思いますので、
改めて、どのエリアに南海トラフ臨時情報・巨大地震注意
が出ているか確認しましょう。


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