
2023年11月18日
08:25 アドバルーンを使った津波避難研究
今、津波警報が出たらどこに逃げたらいのだろう?
土地勘のない沿岸部を訪れた
東北大学 大学院2年生
成田峻之輔(なりた・しゅんのすけ)さんの
素朴な疑問からある研究がスタートしました。
今朝は、
「 あなたに知らせる 津波避難のプロジェクト」についてお伝えします。
津波から避難する時に、
どこに逃げれば良いのか?一目でわかるようにしよう!という研究で、
どうやら、あるものを打ち上げるそうなのですが・・。
この研究に携わっている
東北大学災害科学国際研究所の今村文彦教授に伺いました。
沿岸の地域では、津波避難ビルや津波避難タワーの設置が
自治体で進んでいますが、目印が小さな看板だけだったり
観光客など土地勘のない人には
どの建物が津波避難ビルかわからないなどの課題があります。
こうした課題を解決するために、アドバルーンを打ち上げて、
避難場所を知らせてはどうか?という考えを思い付いたと言います。
成田さんのアイデアでは、津波警報が発表されると、
避難ビルなどの屋上に設置された装置が警報を受信し、
自動でアドバルーンが打ちあがり、
どの建物に避難すれば安全なのかが一目でわかるというものです。
アドバルーンを活用した避難場所の周知が有効なのか。
1週間にわたって仙台市の沿岸部で実証実験を行ったそうです。
今村教授は、実証実験を振り返ってこう話します。
その他、打ち上げたアドバルーンは1キロ離れた場所からでも
確認する事ができましたが垂れ幕の文字を読みとれなかったなど
問題点も見えてきたそうです。
今後、神奈川県鎌倉市でも実証実験を行う予定で、
実用化を目指して実験を続けていくという事です。
若い世代の新しい発想がいざという時、
私たちの命を救ってくれるかもしれません。
音声ファイルはこちら
土地勘のない沿岸部を訪れた
東北大学 大学院2年生
成田峻之輔(なりた・しゅんのすけ)さんの
素朴な疑問からある研究がスタートしました。
今朝は、
「 あなたに知らせる 津波避難のプロジェクト」についてお伝えします。
津波から避難する時に、
どこに逃げれば良いのか?一目でわかるようにしよう!という研究で、
どうやら、あるものを打ち上げるそうなのですが・・。
この研究に携わっている
東北大学災害科学国際研究所の今村文彦教授に伺いました。
沿岸の地域では、津波避難ビルや津波避難タワーの設置が
自治体で進んでいますが、目印が小さな看板だけだったり
観光客など土地勘のない人には
どの建物が津波避難ビルかわからないなどの課題があります。
こうした課題を解決するために、アドバルーンを打ち上げて、
避難場所を知らせてはどうか?という考えを思い付いたと言います。
成田さんのアイデアでは、津波警報が発表されると、
避難ビルなどの屋上に設置された装置が警報を受信し、
自動でアドバルーンが打ちあがり、
どの建物に避難すれば安全なのかが一目でわかるというものです。
アドバルーンを活用した避難場所の周知が有効なのか。
1週間にわたって仙台市の沿岸部で実証実験を行ったそうです。
今村教授は、実証実験を振り返ってこう話します。
その他、打ち上げたアドバルーンは1キロ離れた場所からでも
確認する事ができましたが垂れ幕の文字を読みとれなかったなど
問題点も見えてきたそうです。
今後、神奈川県鎌倉市でも実証実験を行う予定で、
実用化を目指して実験を続けていくという事です。
若い世代の新しい発想がいざという時、
私たちの命を救ってくれるかもしれません。
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