寒波に襲われている日本列島ですが、
この冬から、大雪の特別警報や緊急発表などが出された時、
全国の高速や国道あわせて13区間で
タイヤチェーンの装着が義務となりました。
今年2月に北陸で起きたような、雪による大規模な立ち往生が
近年とても増えていることを受けたものです。
そこで今回は、
この新ルールとチェーン選びについてご紹介します。

チェーンの装着が義務となるような大雪になった時、
対象区間では、手前で全ての車に道路管理者からチェック入ります。
東京に近いところでは、中央道が2か所、
チェーン義務区間に指定されています。

まずは、都心から諏訪湖方面へ向かう
須玉インターと長坂インターの間。
下りの場合は須玉手前のチェーン着脱場で、
上りは八ヶ岳PAでチェーンを着けることになります。

もう一か所は、
都心から長野県の温泉地・昼神へ向かう
飯田山本インターと園原(そのはら)インターの間。
それぞれ、インター近くのチェーン着脱場で取り付けます。

なお、来年度以降、
チェーン義務化の区間は増えていく予定です。

タイヤチェーンは主に、鎖などの金属タイプと
ポリウレタンやゴムなどの非金属タイプがあります。

<金属タイプ>
★メリット★
 凍結した道に強い
 収納がコンパクトにできる
 価格が安くて3000円くらいから手に入る

☆デメリット☆
 走行時の振動や騒音が大きい
 乾燥した道で使用すると切れやすい
 チェーン自体が重い

<非金属タイプ>
★メリット★
 雪道・乾燥した道ともに静かで振動も少ない
 乾燥した道でも切れにくい

☆デメリット☆
 折りたたみが十分にできず、かさばる
 値段が高い

などが挙げられます。

最近はスタッドレスタイヤがメインとなっていますが、
カチカチに凍った道や、アップダウンが多い雪道では
チェーンの方がしっかり食い込んで、力を発揮します。
予算や、どれくらい雪道を走る可能性があるかなど
自分の事情に合わせつつ、
チェーンの購入をあなたも検討してみてはいかがでしょうか?



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